オオスズメバチはとても危険!その特徴や被害にあわないための対策
自然の多い場所にいくときには、オオスズメバチに刺されないように対策をしていかなければなりません。オオスズメバチは、自然の多い場所に巣をつくり、危険性がとても高いといわれているのです。
この記事では、オオスズメバチの生態や巣の特徴、刺されないための対策についてご説明します。この記事を参考に、しっかりと対策をおこなってオオスズメバチから身を守りましょう。また、弊社では蜂の巣駆除業者をご紹介します。「今すぐ蜂の巣を駆除してほしい」という方は、ぜひ弊社までご相談ください。
目次
オオスズメバチの生態
オオスズメバチは、インド・東南アジア・東アジアに分布する種類の蜂で、日本では北海道から九州まで生息しています。ここでは、そんなオオスズメバチの特徴について、詳しく見ていきましょう。
オオスズメバチの見た目
オオスズメバチは、世界最大の蜂だといわれていて、その大きさは女王蜂で4~4.5cm程度、働き蜂で3~4cm程度です。また、オオスズメバチは頭と腹部はオレンジっぽい色をしていて、胸は黒っぽいのが特徴です。さらに、背中にオレンジ色と黒色の縞模様があります。
オオスズメバチのライフサイクル
オオスズメバチの活動は、春に女王蜂が冬眠から目覚めるところから始まります。目覚めた女王蜂は、巣づくりをおこない、そこに卵を産みつけるのです。夏にかけて卵がどんどん孵化し、働き蜂が誕生していきます。
そして、晩夏から秋にかけて、働き蜂の増加にともない、巣の規模が最も大きくなっていくのです。このとき、ひとつのオオスズメバチの巣にいる個体数は、800匹程度にのぼることもあるようです。スズメバチの個体数が増えるこの時期は、とくに危険だといわれています。
また、基本的に、スズメバチは昆虫をエサとしていますが、秋になると昆虫が減っていきます。すると、ほかのスズメバチやミツバチなどを捕食してしまうこともあるようです。
そして、11月くらいになると新女王蜂と雄蜂が孵化し、11~12月に活動が終了します。活動が終了した後、冬を越すことができるのは11月に生まれた新女王蜂のみです。
オオスズメバチに天敵はいる?
オオスズメバチは、ほかの蜂を襲うほどの強さをもちますが、オオスズメバチにも天敵となる生き物は存在します。スズメバチの天敵となる生物の例を、以下にまとめました。
【クマ】
クマは、スズメバチの巣を破壊して、幼虫や蛹を食べてしまいます。クマの毛や皮膚はスズメバチの針を通さないため、スズメバチが攻撃しようとしても、ほとんど効かないのです。
【ハチクマ】
ハチクマとは、名前に「ハチ」や「クマ」とありますが、鳥の一種です。「蜂をエサとするクマタカ」ということから、ハチクマと名付けられたようです。ハチクマは、クマと同様、蜂の巣を破壊して幼虫や蛹を食いつくしてしまうことがあります。また、ハチクマも硬い毛をもっているため、スズメバチの攻撃が効かないのです。
【ムシヒキアブ】
アブの一種であるムシヒキアブは、スズメバチを食べてしまうことがあります。ムシヒキアブは動体視力や飛行能力に優れているため、スズメバチに気づかれない間に近づき、後ろから襲うのです。
なかには、「天敵を利用して、家にやってくるスズメバチを退治できないだろうか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、人間がこれらの生き物を飼育することは難しいため、天敵でオオスズメバチを退治することは難しいでしょう。
オオスズメバチは危険!
オオスズメバチは、とても攻撃性が高いことで知られています。万が一刺されてしまうと、激しい痛みに苦しむおそれがあります。また、オオスズメバチは毒性が強いため、刺されると重症化しやすいのです。
さらに、蜂全般にいえることですが、刺されると”アナフィラキシーショック”と呼ばれるアレルギー症状が発生するおそれがあります。すると、呼吸困難やけいれんなどの症状に陥り、最悪の場合命を落としてしまうのです。
そのため、自然の多い場所に出かけるときには、オオスズメバチに刺されないように注意しなければなりません。また、「家周辺でオオスズメバチをよく見かける」といった方は要注意です。オオスズメバチを見かける頻度が高い場合は、家の周辺に巣をつくられている可能性があります。そうなると、オオスズメバチに刺されるリスクが高まってしまうのです。
オオスズメバチの巣については、以下からご説明していくので、「巣があるかも」という方は、そちらを参考にしてみてください。また、弊社ではオオスズメバチの駆除をおこなう業者をご紹介することが可能です。受付対応は24時間年中無休でおこなっておりますので、緊急の場合でもぜひご相談ください。
オオスズメバチの巣の特徴
スズメバチの巣は、六角形の巣が何層も重なっていて、外皮に覆われています。オオスズメバチの場合、ボール状の巣の底が抜けていて、外皮が薄いのが特徴です。また、巣は薄い茶色と白色のマーブル模様になっています。
ここでは、そんなオオスズメバチの巣ができる場所や、巣ができてしまったときの対処法について見ていきましょう。
オオスズメバチの営巣場所
オオスズメバチは、土の中や、樹木や切り株の空洞部分といったような、自然が多い場所の閉鎖空間に巣をつくります。そのため、都心部で見つけられることはほとんどありません。
ただし、自然が近くにあると、家の中にも巣をつくることがあるようです。住宅だと、天井裏や床下などに巣をつくることが多いといわれています。さらに、庭木を剪定した枝などが放置されていると、その中にも巣をつくることがあります。
もしも巣ができてしまったら……?
オオスズメバチは、都心部の目のつきやすい場所に巣をつくることは少ないといわれています。そのため、都心部で巣ができた場合には、ほかの蜂の巣かもしれません。ここでは、スズメバチの中で住宅に巣をつくる種類と、営巣場所について簡単にまとめました。
キイロスズメバチ:初期には屋根裏や壁の中などに巣をつくるが、巣の規模が大きくなると軒下や庭木の枝などの開放空間に引っ越す
コガタスズメバチ:庭木や軒下などに巣をつくる
ヒメスズメバチ:床下などに巣をつくる
モンスズメバチ:天井裏や壁の間などに巣をつくる
いずれにせよ、スズメバチの巣ができたら、一刻も早く駆除しなければなりません。もし刺されると、激しい痛みをともなうおそれがありますし、最悪の場合命に関わることもあるのです。
ただし、スズメバチの駆除を自力でおこなうのは避け、業者に依頼したほうがよいでしょう。蜂の中でもスズメバチは攻撃性が高く、自力で駆除しようとすると刺されてしまうおそれがあります。その点、知識や経験が豊富な業者に依頼すれば、安全かつ確実に駆除してもらうことができるのです。
弊社では、スズメバチの巣の駆除をおこなう業者をご紹介します。「蜂の種類がわからない」という場合でも対応するので、蜂の巣にお困りの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
オオスズメバチに刺されないための対策3選
オオスズメバチは、おもに自然の多い場所に巣をつくります。そのため、アウトドアなどで自然の多い場所に出かけるときには、十分に対策をおこなわなければなりません。
そこで、ここでは、オオスズメバチに刺されないための対策についてご紹介します。ここでご紹介する方法は、オオスズメバチだけではなく、ほかの蜂にも有効な方法です。蜂から身を守るためにも、以下の方法をぜひ試してみてください。
1.巣に近づかない
攻撃性の高いスズメバチであっても、基本的にはこちらから危害を加えなければ攻撃してくることはないでしょう。しかし、巣に近づいてしまうと、蜂が敵だとみなして、巣を守るために攻撃してくるおそれがあります。そのため、巣を見つけたとしても、むやみに巣に近づかないようにしましょう。
2.攻撃されやすいものを身に着けない
スズメバチは、黒色のものを狙う性質があるといわれています。そのため、なるべく黒いものを身に着けないようにしましょう。もし髪色が黒の場合は、帽子をかぶって髪を隠しておきましょう。
また、スズメバチは強い匂いや甘い匂いのあるものにつられて寄ってくる性質もあります。知らず知らずの間に蜂を引き寄せてしまわないよう、なるべく香水や制汗剤を使うのはやめ、お菓子やジュースはかばんの中に閉まっておきましょう。
3.攻撃サインに注意する
蜂の巣に近づかないように注意していても、気づかない間に近づいてしまうこともあるかもしれません。その場合、蜂が以下のような攻撃のサインを出してきます。
- 人間の周りを飛び回る
- 羽音をさせる
- 顎をカチカチと鳴らす
蜂が上記のような攻撃サインを出している間に立ち去れば、刺されなくて済む可能性が高いでしょう。ただし、立ち去るときに大きな動きをしてしまうと、蜂を刺激して攻撃されてしまうおそれがあります。立ち去るときには、姿勢を低くしてゆっくりと動くよう心掛けてください。
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