【スズメバチ駆除と予防方法】自分で?プロ?判断基準を知っておこう
家やその周辺で蜂の巣を見つけたとき、どうしたらよいのか不安になってしまうことがあるでしょう。とくにスズメバチは、夏から秋にかけては気性が荒くなり、危険性が高いので、無理に駆除するのは避けて業者に任せましょう。
どうしても自力で駆除をする場合は、スズメバチの巣が小さく危険性の少ない時期におこなうことが大切です。また、スズメバチに刺されないために、しっかりと準備をしてから駆除に取り掛かる必要があります。
そこで、今回はスズメバチの生態と駆除方法についてご紹介します。スズメバチの生態を知ることで、駆除に役立てることができるでしょう。
目次
もしかしてスズメバチ?蜂の巣を見つけたときの行動
蜂の巣を見つけたときは、形や色を確認してみましょう。蜂は種類ごとに巣の形が違うため、”巣で見分けることができる”のです。ただし、近づきすぎると働き蜂に刺されるおそれもあるので、なるべく遠巻きに観察しましょう。以下では、蜂の巣を見つけたときの対処法についてご紹介します。
スズメバチかの確認方法【1】:巣の形
蜂の巣は種類によって、形状に大きな違いがあります。そのため、巣の形を見ることで蜂の種類を判別することができるのです。以下では、蜂の中でも代表的な3種類の、巣の特徴についてご紹介します。
スズメバチは屋根や屋根裏、土の中などに、ボール型の巣を作ります。その直径は50~90センチメートル前後になり、表面は灰色や茶色などのマーブル模様です。
しかし、春先に少数の蜂が営巣している場合、スズメバチの巣はカサのような形をしています。また、同じく作りかけの場合は巣がツボ型をしていることもあるため、カサやツボ型の巣を見つけたら、作りかけのスズメバチの巣を考えていいでしょう。
アシナガバチは屋根や庭木のなどに、灰色がかったラッパ型の巣を作ります。スズメバチのように巣を包む外壁を作らないため、下から見ると巣穴が丸見えになっているのが特徴です。働き蜂の数が少ないため、巣も15センチメートル前後と小さめなものが多いでしょう。
ミツバチの巣は1メートルを超えることがある大型で、平らな板が何枚もぶら下がったような形をしています。作られたばかりのときは白いですが、花の蜜がたまるにつれて黄色やオレンジ色に変色するのです。巣を作る場所は多く、屋根裏や庭木の中、床下や墓石といった場所にも巣を作ります。
スズメバチかの確認方法【2】:蜂の見た目
スズメバチを見分ける方法のひとつには、”個体の姿を見て判別する”というものもあります。スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチにはそれぞれ大きな特徴があるため、姿を見て判別することができるのです。そこで、以下では代表的な3種類の蜂の特徴についてご紹介します。
スズメバチは体格が大きく、体長が3~4センチ前後になります。オレンジと黒の体色をしており、足が長いのも特徴のひとつです。また、飛ぶときには大きな羽音を立てることもあります。
アシナガバチの体長は2.5センチ~3.5センチ前後と、スズメバチよりやや小柄です。全体的に細身で、胴体やお尻もスズメバチと比べるとスリムになっています。また、名前の通り足が長く、体色は全体的に明るい黄色です。上下にゆっくりと飛ぶ特徴があるため、ふらふらと飛行している蜂がいたらアシナガバチとみてよいでしょう。
ミツバチは体が小さく、大きくても2.5センチ前後にしかなりません。また、体色は黄色く、胴体やお尻に細かい毛が生えています。体が小さく、足も短いので、丸々とした身体つきが特徴的です。
自分で駆除できるかの判断ポイント
スズメバチの巣を駆除するのは困難ですが、条件によっては自力で駆除できる場合もあります。そこで、自力で駆除できる場合とはどんなときなのか紹介します。スズメバチの退治に無理は禁物ですが、どうしても自力でおこないたい場合は参考にしてみてはいかがでしょうか。
【1】巣の大きさ
スズメバチの巣の大きさが”15センチメートル未満”の場合は、自力での駆除が可能だといわれています。なぜなら、巣が15センチメートル未満であるうちは、営巣している働き蜂が少ない可能性が高いからです。そのため、攻撃しても大量の働き蜂に襲われる危険が少ないでしょう。
ただし、巣が大きくなった場合は駆除に危険がともないます。大きな巣ほど働き蜂の数も多いので、刺激すると攻撃される危険があるのです。そのため、駆除をするなら無理をせず、業者に依頼することをおすすめします。
【2】巣の場所
木の枝やベランダなど、”開放的な位置”に巣がある場合は、自力で駆除することも難しくないでしょう。開放的な空間だと、万が一に危険な状態になっても、すぐに避難することができるのです。一方、閉鎖的な場所にある場合は、すぐに脱出するのが難しいため、蜂に刺されても逃げ遅れてしまうおそれがあります。
スズメバチに刺されないための注意点
スズメバチに刺されないためには、刺激しないことが大切です。とくに、スズメバチが興奮する要因は3つあるので、駆除をする際には以下で説明するポイントに気をつけてみましょう。
【1】香水や制汗剤、整髪料はつけない
スズメバチは、甘く強い匂いに興奮しやすい傾向が強いです。香水や制汗剤の甘い香りが、刺激になることがあります。
【2】黒髪や黒い服に要注意
蜂は、黒いものを敵と認識することが多いです。蜂は黒いものを見ると、天敵であるクマと間違えるため、黒髪や黒い服に刺激されやすいのだとされています。黒髪や黒い服で近づくと刺されるおそれもあるので、駆除の際はなるべく白い帽子で頭を隠し、白い服を着用しましょう。
【3】接近されても振り払わない
駆除をするときや巣の近くを通りかかったときなどに、スズメバチが接近してくるかもしれません。しかし接近されても、勢いよく腕を振り払うのは避けましょう。蜂は、腕を振ったのを「攻撃された」と認識することがあるため刺されるおそれがあるのです。接近されたら、できるだけゆっくりとその場を立ち去りましょう。
自分で駆除できないと判断したら
自力で駆除をするのが難しいと判断した場合は、業者に相談するのがおすすめです。放っておくと、スズメバチはどんどん数を増やしていくのです。とくに、夏から秋にかけては最も数が多くなるため危険度も高くなります。
「自力で駆除しようと思ったけど、危険そうだから業者に任せたい」「今日のうちに駆除したい」という方も、ぜひ業者へ依頼してみてはいかがでしょうか。弊社のサービスでは、即日駆除に対応している業者もご紹介いたします。弊社は24時間お電話を受け付けていますので、深夜や早朝でもまずはご相談ください。
また、業者に依頼をする際の費用が気になる場合は、【業者に依頼する際の費用相場】を参考にしてみてはいかがでしょうか。業者の費用相場や業者選びのポイントについて記載しているので、蜂駆除を依頼する際にぜひ参考にしてみてください。
スズメバチの特性について理解しよう!
スズメバチの駆除はリスクが大きいですが、それでも自力で駆除したい方は、まずスズメバチの特性について知っておくことが大切です。特性を理解することで、駆除に役立てることができるでしょう。
スズメバチの攻撃性
スズメバチは蜂の中でもとくに攻撃的だといわれています。巣の周りに近づくものを敵と認識するため、知らずに近づいただけでも刺されることがあるのです。そのため、不用意に巣へ近づくのは避けたほうがよいでしょう。
スズメバチに刺されると……
スズメバチの針には強い毒性があります。そのため、刺されると強い腫れや痛み、かゆみなどの症状が出ることがあるのです。
また、スズメバチに刺されると、蜂毒によるアナフィラキシーショックを引き起こす危険もあります。アナフィラキシーショックとは、蜂毒に対して体がアレルギー反応を起こすことです。アナフィラキシーショックは最悪の場合、命にかかわることもあるので、駆除は刺されないことを第一におこないましょう。
スズメバチの活動サイクル
ここでは、スズメバチの1年の活動サイクルをお伝えします。危険な目にあうことなく駆除を成功させるためには、活動サイクルを知っておくことも大切です。
スズメバチの活動サイクル | |||
10月~3月 | 4月~5月 | 6月~7月 | 8月~9月 |
越冬 | ・巣作り開始 ・産卵~子育て | ・働き蜂の成長 ・活動開始 | 働き蜂の活動ピーク |
スズメバチは春になると、女王蜂によって巣穴へと生みつけられ初夏ごろに成虫になります。成虫になったスズメバチは働き蜂になり、女王蜂に代わって巣作りや子育てをおこなうのです。夏ごろから女王が産卵に専念するため、働き蜂の数も一気に増えて危険度が高くなります。
さらに、秋になるとスズメバチはエサとなる昆虫たちが少なくなるため、エサ不足によって攻撃性が高くなります。そのため、秋が最も危険といっていいでしょう。冬になると働き蜂は死滅しますが、女王蜂は木や土の中などに身を潜めて越冬します。そして春になったら、再び巣を作るために活動を開始するのです。
スズメバチの巣はこんなところにも!
スズメバチは屋根裏や土の中以外にも、さまざまな場所に巣を作ります。とくに建物の場合だと、換気口や通気口、雨戸や床下といった場所に巣を作る場合があります。スズメバチは雨のかからない場所に営巣する傾向が強いので、屋根で守られた民家に巣を作りやすいのです。
またスズメバチは庭木や鉢植え、生垣にも営巣することがあります。木の花や樹液を求めて昆虫がやってくるため、虫を捕食する目的で木に営巣するのです。庭木の剪定をしていたら、うっかり近づいて刺されるケースもあります。そのため、庭に出る際にスズメバチを見かけたら、周りに巣がないか、複数匹のスズメバチが飛んでいないかに注意しましょう。
スズメバチにもさまざまな種類が
スズメバチにはさまざまな種類があります。それぞれ性格や特徴が違うため、危険度にも差があるのです。そこで、スズメバチの中でも、とくに代表的な3種類の特徴についてご紹介します。
スズメバチの中でも最大になるオオスズメバチは、体長が4センチ以上に達します。攻撃性が高いうえに毒性も強いため、危険度もトップクラスです。濃いオレンジ色の体色をしており、先述でご説明したスズメバチの姿に最も近いでしょう。
・キイロスズメバチ
キイロスズメバチも、オオスズメバチに次いで危険性が高いです。とくにキイロスズメバチの場合は警戒心がとても強いため、人に対する刺傷被害が最も多いとされています。明るい黄色の体色をしているため、スズメバチの中でも目立ちやすいかもしれません。
・ヒメスズメバチ
ヒメスズメバチは形や大きさがオオスズメバチにとてもよく似ています。スズメバチよりもお尻が黒いのが特徴ですが、よく観察しなければ見分けるのが難しい部分です。気性はスズメバチの中でもおとなしく、刺激しなければ攻撃されることは少ないといわれています。
以上でご紹介した3種類のほかにも、スズメバチには多くの種類がいます。【スズメバチは10種類以上!ひと目で見分けるコツ&生態データまとめ】では、スズメバチの種類と生態について詳しくご紹介しているので、よろしければ参考の情報として読んでみてください。
スズメバチの駆除は危険がともなう
スズメバチの駆除は、自力でおこなうには大変な危険がともないます。攻撃的なうえ毒性も強いので、刺された場合は大事故につながることもあるのです。
そのため、自力で駆除をするなら、しっかりと手順を守っておこないましょう。次の【防護服で身を守ろう!安全にスズメバチの巣を駆除する方法】では駆除の方法についてご紹介しているので、よく読んで参考にしてみてください。
もし、駆除に不安がある場合は、業者に依頼をしましょう。経験が豊富な業者なら、自力でおこなうよりも安全に駆除を進めることができるのです。業者への依頼をお考えになったら【スズメバチの駆除を業者に依頼するには】にて、業者選びの方法についてもまとめているので、依頼の際にお役立てください。
弊社の加盟店には、実績ある業者も多く在籍しています。そのため、お近くの加盟店から、信頼できる業者を手配させていただくことができるでしょう。業者への依頼をお考えでしたら、ぜひ弊社までご連絡ください。
防護服で身を守ろう!安全にスズメバチの巣を駆除する方法
以下では、スズメバチの駆除をおこなう方法についてご紹介します。ただし、しっかり準備をしていても刺されるケースはあるので、危険だと感じたらすぐに避難してください。
準備するもの
スズメバチ駆除をするなら、まずは刺されないための準備が必要です。そこで、以下では駆除の前に用意しておくべき服装やアイテムについてまとめてみました。
- 防護服
- 生地の厚い服(作業着など)
- 革の手袋
- 長靴
- ネット付き帽子
- 長い棒
- ゴミ袋2枚
- ピレスロイド系の殺虫スプレー
スズメバチの針は、薄手のシャツやニットだと貫通する危険が強いので、駆除をする際は蜂駆除用の防護服を用意しましょう。自治体によっては、防護服を無料で貸し出していることがあります。防護服の下に皮手袋をつけ長靴をはいておくことで、蜂の針が通りにくくなるでしょう。
しかし、防護服が用意できなかった場合には、工務用の作業服やジャンパーなどの防寒着でも代用できます。また、頭や顔を刺されるおそれもあるので、帽子と防虫ネットも着用しておきましょう。
蜂の巣の駆除に使うスプレーは、”ピレスロイド”という成分を含んだ殺虫剤を用意します。蜂はピレスロイドの成分に弱いのです。普通のスプレーでは威力が弱いこともあるので、ノズル付きなど噴射力の強いものを用意しておくといいでしょう。
さらに、巣をつつき落とすための長い棒と回収用のゴミ袋も必要です。ゴミ袋1枚では針で破られてしまうおそれがあるので、最低でも2枚は用意しておくといいでしょう。
スズメバチの巣の駆除に適した時期・時間帯
スズメバチの巣の駆除には、3~5月前後が適しています。なぜなら、春から初夏にかけては営巣が始まったばかりで巣にいるスズメバチの数も少ないのです。
また、駆除をするなら日没から2時間ほど経過した夜間におこなうのがよいでしょう。スズメバチの多くは夜になると動きが鈍るため、昼ほど激しい攻撃を受けないのです。また、蜂は夜になると巣に集まるため、一気に駆除することができます。
確実に・手早く!駆除の手順
蜂の巣を駆除するときは、手早く確実におこなうことが大切です。時間がかかるほど、巣穴にいる働き蜂が出てきてしまうおそれがあります。そのため、駆除の工程をよく理解し、準備をしてから作業に取りかかりましょう。
- 1.巣から2~3メートルほどの距離を取る
- 2.巣穴に向かって殺虫剤を噴射する
- 3.働き蜂が出てきたら、出てきた個体にも殺虫剤をかける
- 4.巣穴に向かって3分ほど噴射し続ける
- 5.蜂が出てこなくなったら、巣穴の下にゴミ袋を広げてセットする
- 6.高い位置に巣がある場合は、長い棒で巣をつつき落とす
- 7.ゴミ袋の中にもういちど殺虫剤をかけ、密封する
回収した蜂の巣は、可燃ごみとしてゴミの日に出しましょう。ただし、ゴミ捨て場で子供が袋を開けるおそれもあるため、「ハチの巣」など簡単な注意書きを記したガムテープを袋に貼っておくのがおすすめです。
駆除後にも油断できない「戻り蜂」の予防法
蜂の巣を駆除した後は、”戻り蜂”に気をつけましょう。戻り蜂とは、巣を駆除しても、外に逃げて生き残った蜂や巣にいなかった蜂が戻ってくることをいいます。戻り蜂がまた巣を作り直すことがあり、非常に危険です。そのため、巣があった場所に戻り蜂が寄ってこないよう、1週間ほどは継続して殺虫剤をかけて予防しましょう。
駆除の際に危険を感じたら
駆除をする際、身の危険を感じたとしても、急に大声を出したり走って逃げたりするのは避けましょう。大きな音や勢いの早い動きは、スズメバチを興奮させるおそれがあるのです。危険を感じたらゆっくりと現場を離れ、業者に依頼をすることをおすすめします。
業者への依頼をお考えなら、ぜひ弊社を利用してみませんか。弊社では専用の機材や、駆除のための知識をもっている業者をご紹介しているのです。
お客様の安全のためにも、実績豊富な業者を紹介できるようご対応いたします。そのため、駆除が困難に感じたら、無理せず弊社へご連絡ください。
スプレーや殺虫剤でスズメバチの巣を予防しよう!
スズメバチの巣は、大きくなると90センチにも達することがあります。そのため、できるだけ巣を作られないようにしたい、という人も多いでしょう。巣を作られないためには、スズメバチが目を付けそうな場所を予防しておくことが大切です。
スズメバチの巣の予防に適した時期
【スズメバチの活動サイクル】でもご説明した通り、スズメバチの予防には3月が適しています。3月は女王蜂が営巣に適した場所を探し始めるシーズンなので、予防することで巣を作られにくくなるのです。
予防策をする際の服装
スズメバチを予防する際は、駆除するときと同じように防護服や生地の厚い作業着などを着用しておこなうのがいいでしょう。駆除のときほど危険度はありませんが、巣作りのためにやってきた女王蜂に万が一にも刺されるおそれがあるのです。
そのため、予防するときには肌の露出を避けたほうがいいでしょう。詳しくは、駆除方法についてご紹介した【準備するもの】に記載してあるので、よろしければ参考にしてみてください。
予防策をしておきたい場所とは
スズメバチは家や木の中など、おもに雨をしのげそうな場所に巣を作ります。そのため、家の周辺や庭などはとくに予防をしておくことが大切です。スズメバチの営巣については【スズメバチの巣はこんなところにも!】に詳しく記載してあるので、参考にしてみましょう。
スズメバチの巣の予防方法
スズメバチの巣作りを予防するには、いくつかの方法があります。どんな方法があるか、順番に見ていきましょう。
・燻煙剤を使用する
燻煙剤はミスト状になって広がるため、細部まで殺虫成分を行き渡らせることができます。また、軒下や屋根裏といった、人が入りにくい場所で使用するのにもおすすめです。
・スプレーを噴射する
蜂予防では、スプレー式の殺虫剤も有効です。とくに噴射力のあるスプレーなら、ベランダや屋根など手の届かない高所にも、殺虫成分をかけることができるでしょう。
・木酢液を散布する
殺虫剤の使用を避けたい場合は、木酢液を散布するのもおすすめです。木酢液とは、木炭を作る過程でできた酸性の液体のことをさします。蜂は木酢液のすっぱい臭いを嫌うため、散布しておくと寄り付きにくくなるのです。
ただし、人によってはあまり好ましい匂いと感じないこともあるため、住宅地の中で使うと近所迷惑になるかもしれないためご注意ください。
・巣を作りにくい環境にする
蜂は通気口などの小さなすき間や、庭木の中にも巣を作ってしまいます。そのため、通気口などは蜂が入らないよう、防虫ネットでふさいでおくといいでしょう。庭木の場合は、枝が多いと隠れ家として目をつけられやすいため、剪定しておくのがおすすめです。
・トラップをしかける
3月の時点では、スズメバチのほとんどは女王蜂だけで活動しています。そのため、女王蜂をトラップで捕まえ駆除することで予防ができるでしょう。
ペットボトルの中に酢や砂糖などを入れることで、女王蜂を誘引できるといわれています。女王蜂だけを駆除するなら、トラップのほうが危険度も低いのです。トラップの作りかたや設置方法については、【スズメバチトラップは設置のタイミングが重要!効果的な設置方法も】の記事を参考にしてみてください。
予防していたけど巣が見つかった…!
以上で説明した方法を取っていても、巣を作られてしまい、大きくなってから発見するケースはあります。そのため、駆除に困ったら業者に依頼をしましょう。
弊社ではお客様に満足していただけるよう、駆除後の戻り蜂予防に対応した業者の紹介にも注力しています。そのため、駆除から予防までセットで任せていただくことができるでしょう。弊社では戻り蜂予防のみをご希望のお客様にも、真摯にご対応させていただきますので、まずはお気軽にご連絡ください。
スズメバチの駆除を業者に依頼する費用やポイント
スズメバチの駆除を依頼するなら、できるだけ安心して任せられる業者に頼みたい、という人も多いでしょう。そこで、以下では業者に依頼をしたときの費用相場や、業者選びのポイントについてご紹介します。業者の選び方を理解することで、安心して駆除を依頼できるでしょう。
業者に依頼する際の費用相場
業者に依頼をする際は、費用相場を知っておくといいでしょう。相場を知ることで、適正価格で依頼できる業者を見つけやすくなるのです。業者の費用相場下記の通りです。
- スズメバチの場合:15,000円~35,000円前後
- アシナガバチの場合:10,000円~25,000円前後
- ミツバチの場合:10,000円~30,000円前後
蜂の巣駆除の料金の内訳には、おもに蜂の種類・巣の規模・巣の位置・巣の回収費用が含まれます。また、業者によっては出張費用が含まれる場合もあるでしょう。
蜂の巣の駆除は、退治する蜂の種類によっても変動します。とくに、スズメバチのように危険度が高い蜂は、駆除をするだけでもリスクが高いので費用も高くなるのです。
また、駆除料金は巣の規模によっても変動します。スズメバチやミツバチは巣が大きいので、巣の駆除や回収にも費用がかかる傾向があります。さらに、巣のできた位置が高所だったり、人が入り込めない閉所だったりした場合も、料金が加算されます。そのため、巣の規模や位置によっては、考えていたよりも高額になるケースがあるのです。
自治体によっては蜂の駆除を受け付けていることも
スズメバチの駆除は、お住まいの自治体でおこなってもらえる場合があります。また、業者依頼などで駆除にかかった料金を、自治体から補助してもらえる場合もあるのです。ただし、地域によっては、蜂駆除に対する援助をおこなっていない場合もあるので、まずはお住まいの自治体窓口へ問い合わせてみましょう。
蜂の巣駆除の業者を選ぶ際のポイント
蜂の巣駆除業者とひとくちにいっても、どの業者に依頼すれば迷ってしまうことでしょう。ここでは判断材料となる3つのポイントについて抑えていきます。
【1】実績があるか
業者のホームページなどを見ると、実績や顧客満足度を確認することもできます。実績のある業者のほうが、知識や経験が豊富なことが多いので、安全に駆除をおこなってもらえるでしょう。
【2】依頼内容に対応できるか
業者に依頼をする前に、巣のある位置や鉢の種類を把握してから駆除できるか相談してみましょう。業者によっては、床下や高所での駆除に対応していなかったりスズメバチの駆除をおこなっていなかったりする場合もあるのです。そのため、電話で内容を伝えて確認することが重要になります。
【3】対応が早いか
駆除を依頼するなら、できるだけ早く対応してくれる業者がおすすめです。蜂被害が出やすい夏場だと、駆除依頼が混んでくるので対応に時間がかかりやすいのです。スズメバチの場合、長く放っておくと巣が大きくなってしまうので、早く駆除できる業者を選ぶことが大切になります。
"蜂の巣駆除お助け隊”のサービスの特徴
当サイトでは、24時間いつでもご相談を受け付けています。ご相談いただけますと、土日や祝日の作業に対応している業者もご紹介させていただくことができるのです。
また、当サービスからは、現地調査やお見積りを無料でおこなう業者も紹介させていただいています。そのため、相見積りをお考えの方や費用をおさえたい方にもおすすめです。
さらに、当サービスではお近くの加盟店から業者を手配しますので、最短で当日に駆除できる場合があります。スズメバチでお困りの方は、ぜひ当サービスへご相談ください。
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