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アシナガバチ?スズメバチ?簡単に見分けるポイントと危険シーズン

アシナガバチ?スズメバチ?簡単に見分けるポイントと危険シーズン

アシナガバチとスズメバチは大きさが似ていることから、見分けがつきにくい人もいるかもしれません。そこで、今回はアシナガバチとスズメバチの見分け方についてご紹介します。

アシナガバチとスズメバチは、足の色や飛び方などの違いが大きいです。また、巣は形にも差があるので、すぐに判別することができます。しかし、どちらもお尻に毒針をもっているので、巣に近づくのは避けましょう。発見した場合の対処法についても説明しますので、近くに巣を作られた際にお役立てください。

アシナガバチとスズメバチの見分け方

アシナガバチとスズメバチは、どちらも毒針があり、大きさも似ているため判別がつきにくいかもしれません。しかし、アシナガバチとスズメバチには、足の色や飛び方に大きな違いがあるのです。そこで、以下ではアシナガバチとスズメバチの姿の違いについてご説明します。

アシナガバチは足が黄色…見た目の違い

アシナガバチとスズメバチの見分け方

アシナガバチは全体的に細身で、黄色く長い足が特徴的です。長い足は垂れ下がっており、飛行中も足は下向きになっています。

一方で、スズメバチは足が茶色をしており、横に向かって真っすぐに伸びているのが特徴です。アシナガバチと比べると、足がやや短めになっています。

また、同じ蜂の仲間にはミツバチやクマバチなどもおり、それぞれ体の特徴で見分けがつきます。ミツバチは体が全体的に黄色く、小柄です。逆にクマバチは背中の黒色が目立ち、大きな体は丸に近い形をしています。

さらに、アシナガバチはミツバチやクマバチよりも細く、腰のくびれも目立ちます。スズメバチはミツバチやクマバチの黄色い体色と比べると、オレンジ色に近い体色のため見分けやすいです。

アシナガバチはフラフラ…飛び方の違い

アシナガバチは上下にふらふらと飛ぶのが特徴です。漂うように飛ぶためスピードも遅い傾向にあります。しかし、スズメバチは真っすぐに飛ぶため、飛行するスピードも速いです。そのため、飛び方を見て区別することができるでしょう。

また、スズメバチはエサ場や巣の近くに入った生き物を襲うほど、攻撃的な性格なので危険度は高いといえます。一方で、アシナガバチはおとなしい性格をしており、積極的に人を襲うことは少ないです。ただし、防衛本能は強いので、巣に近づいたものには容赦なく攻撃するでしょう。

巣で見分けるのは簡単!

アシナガバチとスズメバチは大きさが似ているため、飛行中の姿を見ただけでは判別しにくいかもしれません。もし、個体での判別が難しい場合は、巣で見分けることが可能です。

アシナガバチは庭木の中や屋根の下など、見えにくい場所に巣を作ります。巣のサイズは小さく、手のひらほどの大きさである場合が多いです。また、ラッパのような形をしており、下に向かって巣穴が丸見えになっています。

一方で、スズメバチは屋根や床下、屋根裏、土の中にまで巣を作ります。巣は大きいもので50センチを超えることもあり、大きな楕円形の形が特徴的です。ただし、春から夏にかけては、巣が未完成のためラバーカップのような形をしています。

【危険!】こんな人は蜂に襲われる

蜂は甘い匂いを嗅ぎつけると、興奮して人を刺すことがあります。とくに、化粧や香水、整髪料などの匂いには敏感になるので、甘い匂いが出るタイプをつけていると近づいてきやすいのです。

また、蜂は黒い服を見ると興奮しやすいといわれています。理由は諸説ありますが、黒色は蜂の天敵であるクマの体色に似ているため、警戒するとされているのです。そのため、蜂が近くにいるようなら、できるだけ色の白い服を着用しましょう。

さらに、蜂が近くに飛んできたときに慌てて逃げようとすると、かえって蜂を刺激することがあります。勢いよく動くと、蜂が「攻撃された」と判断して襲いかかることが多いのです。そのため、蜂が近くに来たら、慌てずゆっくりと距離を取りましょう。

蜂の巣を見つけたら

アシナガバチの巣の場合、放っておいてもそれほど大きくなるケースは少ないです。アシナガバチの巣は、大きくても15~20センチ前後のサイズだとされています。

しかし、スズメバチの巣は放っておくと、50センチ以上にまで肥大化するおそれがあります。なぜなら、スズメバチは500~1,000匹ほどのコロニーを作る大所帯なのです。そのため、スズメバチを見つけた場合は、肥大化する前に巣の撤去をおこないましょう。

また、自宅近隣にスズメバチの巣があった場合は、土地の所有者に連絡を取ってください。自宅の敷地外にある土地は他人の所有物なので、近くの土地にできた蜂の巣の撤去には、持ち主の承諾が必要になるのです。

蜂の巣を撤去する場合は、自治体へ相談するか、駆除業者へ連絡するのがいいでしょう。自治体に相談した場合、地域によっては駆除費用を一部、もしくは全額負担してもらえるのです。

自治体の援助を受けられなかった場合は、駆除を業者に依頼するという手もあります。業者に依頼をすることで、巣の回収や、再発防止などのサービスをおこなってもらえるのです。そのため、より確実な駆除ができるでしょう。

アシナガバチとスズメバチの危険なシーズン

アシナガバチとスズメバチは、夏から秋にかけて攻撃的になることがあります。また、蜂の種類によって攻撃的になる時期も変わってくるので、危険シーズンを把握しておくと役立つでしょう。そこで、以下ではアシナガバチとスズメバチの危険シーズンについてご紹介します。

アシナガバチの危険シーズン

アシナガバチとスズメバチの危険なシーズン

アシナガバチは7~8月前後が最も危険だといわれています。なぜなら、アシナガバチは夏ごろにたくさん子供が生まれるので、働き蜂の縄張り意識が敏感になりやすいのです。また、数が増えると人に遭遇することも多くなり、刺されてしまうケースも多くなります。そのため、夏にアシナガバチやその巣を見つけたら、近づかないのがいいでしょう。

スズメバチの危険シーズン

スズメバチには、おもに「オオスズメバチ」「キイロスズメバチ」「ヒメスズメバチ」の3種類がいます。種類ごとに攻撃的になる時期は違うため、理由とあわせてみていきましょう。

オオスズメバチは、おもに8~10月にかけて攻撃的になります。なぜなら、エサになる昆虫たちが少なくなるため、秋が深まるにつれて気性が荒くなりやすいのです。そのため、昆虫が多い畑や山の中などに近づいただけで、人が襲われることもあります。

キイロスズメバチは7~10月前後にかけて攻撃的になりやすいです。夏ごろに数が増えるキイロスズメバチは、群れが巣に収まらなくなると引っ越すことがあります。

引越しの際には、民家や庭木などに仮の住まいを作ることが多いです。そのため、仮の巣を作られたことを知らないまま、縄張りに近づいた人が刺されることがあります。

また、ヒメスズメバチは8~9月前後にかけての短期間、気性が荒ぶりやすいといわれています。なぜなら、ヒメスズメバチのエサであるアシナガバチが、秋以降に減少するため、エサ不足から攻撃的になるのです。そのため、アシナガバチが巣を作りやすい庭木や、ベランダに出るときは、ヒメスズメバチがうろついていないか注意しておきましょう。

攻撃的な時期はとくに近づかないよう注意しよう!

危険シーズンのアシナガバチやスズメバチは、縄張りだけでなく個体に近づいただけでも攻撃することがあります。そのため、蜂による刺傷被害は、夏から秋にかけて最も多くなるのです。そのため、夏に蜂の巣を見つけたら、すぐにその場を離れて業者を呼びましょう。

業者への依頼をお考えでしたら、ぜひ弊社へご相談ください。弊社では年中無休でご相談を受け付けていますので、休日でも対応できる業者をご紹介させていただくことが可能です。蜂の巣でお困りなら、いつでも弊社をご利用ください。

自分で駆除できる?大きな巣はプロの業者に!

スズメバチの駆除作業には大変な危険がともなうため、よほどの事情がない限りは、業者に駆除を任せることをおすすめします。しかし、アシナガバチの場合は条件によっては、自力で駆除をおこなうことも難しくはありません。どんな条件が当てはまるのかご紹介します。

自力駆除にチャレンジするならいつまで?

自分で駆除できる?大きな巣はプロの業者に!

蜂の巣を自力で駆除するなら、4~6月にかけておこなうのがいいでしょう。春は巣が小さく、女王蜂のみで営巣している場合も多いです。また、働き蜂がいたとしても数が少ないため、大勢で襲われるリスクが少ないといえます。

安全に駆除するための服装

蜂の巣を駆除するには、刺されないための準備を万全にしておくことが大切です。そこで、以下では蜂駆除に必要な服装についてまとめてみました。

  • 厚手の長袖、長ズボン(作業服などが望ましい)
  • マフラーやタオル
  • 厚手の手袋
  • ネット付き帽子
  • 長靴

以上に挙げたように、蜂の駆除をする場合は厚手の服装をしておくことが大切になります。なぜなら、生地の薄い服だと、蜂の針が貫くため刺されてしまうのです。また、服にすき間があると、蜂に侵入されるため、手袋や長靴の中に袖を入れ、ヒモで固定するなどしてふさぎましょう。

また、自治体によっては、無料で防護服を貸し出している場合もあります。防護服ひとつで全身をガードするため、先述の服装をすべて用意する手間が省けるのです。そのため、服装の準備が難しいと思ったら、自治体に防護服の貸し出しをしているか確認してみましょう。

蜂の巣駆除の手順

蜂の巣を駆除するなら、日暮れから2時間ほど経過した夜間がいいでしょう。夜は蜂の活動が鈍るため、昼ほど攻撃が激しくないのです。また、夜間は蜂が巣に戻っているため、一気に多数の蜂を仕留めることができるでしょう。

ただし、夜とはいえ、蜂は巣を襲われると大勢で抵抗してくるでしょう。そのため、巣の駆除は慎重におこなうことが大切です。そこで、以下では駆除の手順についてご説明します。

  1. 蜂の巣から3メートル前後の距離を取る
  2. 巣の穴に向かって殺虫剤を噴射する
  3. 働き蜂が出てきても2分前後は噴射を続ける
  4. ほとんどの蜂が落ちたら、棒などで巣を落としてゴミ袋に入れる
  5. 最後にもういちど、巣に殺虫剤をかけて密封する
  6. 巣は可燃ごみとして捨てる

蜂の駆除が終わったら、周りに生き残った蜂がいないかを確認して、死骸を回収しましょう。死骸になっても、蜂の毒針だけが動くことがあるので、回収するときはホウキとチリトリを使って集めてください。

駆除するときの注意点

蜂の巣を駆除するときには、ピレスロイドという成分をふくむ殺虫剤を使用しましょう。ピレスロイドは蜂に対して有効とされる殺虫成分のため、蜂の駆除にオススメなのです。ピレスロイド入りの殺虫剤はホームセンターなどで購入できるため、手軽に入手ができます。

また、巣があった場所には、駆除後にもういちど殺虫剤を散布しておきましょう。巣を壊されても、生き残った働き蜂が作り直すことがあるのです。そのため、駆除から1週間前後は、巣の周辺に殺虫剤をまいて予防するのが効果的とされています。

手に負えない!…そう感じたら無理せずプロに任せよう

万全に準備をしていても、蜂に刺されてしまう事例はあります。また、準備を整えるためにお金がかかったり、駆除しても作り直されたりすることがあるため、自力での駆除はデメリットが多いのです。

そのため、蜂の駆除を安全に進めるなら、経験のある業者に任せるのがいいでしょう。業者なら知識や技術があるので、自力より確実に駆除ができるのです。また、業者なら専用の駆除アイテムを所有していることも多いため、自費で駆除の準備をする必要もないといえます。

蜂の駆除にかかる費用は、出張料金や巣の回収費も含めて約2万円~3万6,000円前後が相場です。ただし、業者によっては金額が変動する場合もあります。そのため、最終的な金額が知りたい場合は、業者から見積りを取りましょう。

蜂の駆除でお困りなら、ぜひ弊社へご相談ください。弊社では見積りを無料で出している業者をご紹介させていただく場合もあるのです。弊社では24時間無料でお電話を受け付けていますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

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