スズメバチ駆除は粘着シートが効果的!多くの蜂を捕獲するコツとは
スズメバチ駆除に粘着シートを使うのは、とても有効な手段です。ただ、より効果的に使うなら『時期』や『設置場所』に注意してみる必要があります。
なぜなら、スズメバチを駆除したい目的や状況に応じて、最適な設置方法がかわってくるからです。当記事では、確実に効果を出すための粘着シートの使い方や注意点について解説しています。目的別の設置時期や場所を確認して、もっとも効果の高い方法で蜂駆除をおこないましょう。
設置前に知っておきたい注意点についても、しっかり把握しておくことをおすすめします。処分方法を間違ってしまうと蜂に刺されてしまうことも……。この記事を読んで、安全に粘着シートでの駆除に挑戦してみましょう。
目次
粘着シートを使う前に!注意点を確認しよう
粘着シートでスズメバチを捕まえれば接近することなく捕獲ができるため、とても安全です。ですが、仕掛ける際や捕獲したスズメバチを処分する際には危険がありますので注意しましょう。
蜂に刺されると腫れ上がり、とても痛い思いをします。それだけではなく、過去に同じ種類の蜂に刺されていた経験があると、アナフィラキシーショックという過剰なアレルギー反応によって、死に至ってしまうことも……。以下の注意点を確認して、安全に十分配慮して使用しましょう。
・蜂に触らない
粘着シートに付いている生きた蜂はもちろんですが、死んだ蜂も触らないようにしましょう。蜂は死後1日たっても触れると針が飛び出てきます。不用意に触って刺されないようにしましょう。
・殺虫剤を使用する
生きている蜂は、なにかの拍子で粘着シートから離れ飛んでしまうことがあります。粘着シートに付いているから大丈夫と思わず、殺虫剤などで確実に駆除してから処分するようにしましょう。
・身を守る格好をする
粘着シートはスズメバチが飛んでいる場所に設置するため、スズメバチが飛び回っていることが考えられます。粘着シートを設置するだけだから、大丈夫と過信せずに、駆除の際には素肌は露出させず、帽子や雨合羽を着用するなど、身を守る格好をしてから駆除してください。
捕まえたスズメバチを処分する際にも同じように万全の対策を取ってからおこないましょう。
粘着シートの仕組みと効果的に使うポイント
スズメバチ用の粘着シートは蜂が粘着部分に触れることで捕まえます。この方法のメリットのひとつに安全性が高いことが挙げられます。粘着シートを置いておくだけで多くのスズメバチを捕らえることができるため、刺される心配がとても少なくなるのです。
安全性の高い粘着シートですが、効果的に使うためには目的によって使い方を工夫する必要があります。以下で効果的に使うための方法を解説していきますので確認していてください。
ポイント【1】目的によって使う時期を選ぶ【巣作りの予防・ミツバチの保護】
粘着シートを使う時期は目的によってかわってきます。ご自身の目的にあった時期に粘着シートを設置するようにしましょう。
・巣作りの予防
スズメバチが巣を作るのを予防したい時は4月~5月に設置するのがおすすめです。
スズメバチの女王蜂は4月頃になると活動を開始し、巣作りを始めます。この時期にスズメバチが巣を作りやすい庭先や軒下などに、粘着シートを設置しておけば、家の周りに巣ができるのを予防することができます。
他の蜂の場合はアシナガバチなら3~5月頃、ミツバチなら巣別れをする6月頃がおすすめです。
・ミツバチの保護
個人でミツバチを飼っている方にとって、スズメバチは厄介な天敵となります。なぜなら、スズメバチは餌とするためにミツバチを襲うからです。ミツバチの保護のために粘着シートを設置するなら、5月頃からミツバチの巣箱の上に粘着シートを設置しておきましょう。
5月以降はスズメバチの働き蜂が育ち、活動を始める時期になります。そのため、エサを求めてミツバチの巣箱に近づいてくるのです。飼っているミツバチを保護するなら、スズメバチの活動時期である5月~11月の間は粘着シートを設置しておくようにしましょう。
ポイント【2】使い方にはコツがある【仕掛ける高さ・おとりの蜂を使う】
地面に粘着シートを設置しても大きな効果はえられません。最大限に効果を発揮するためにも、以下の点に注意して粘着シートを設置してみましょう。
・仕掛ける高さ
粘着シートは地上から1.5~3mほどの位置に設置するようにしましょう。スズメバチはこの高さで飛ぶ習性があるため、1.5mよりも低い位置だと効果が少なくなってしまいます。自分の身長よりも高い位置を目安にすれば確実でしょう。
ミツバチの保護を目的とする場合は巣箱の上に設置すれば、ミツバチを守りながらスズメバチだけ捕らえられるので効果的です。
・おとり蜂について
おとり蜂とは他の蜂をおびき寄せるために使用する蜂のことです。粘着シートにおとり蜂をつけておけば、警戒フェロモンと呼ばれる匂いを出し他のスズメバチも呼び寄せてくれます。
このフェロモンによって呼び寄せられたスズメバチは警戒することなく粘着シートに攻撃を仕掛けてくるため、簡単に捕まえることができるのです。
しかし、おとり蜂は生きた蜂でなくては意味がありません。おとり蜂を捕まえるために刺されては意味がありませんので、捕まえられなければ粘着シートの設置だけにとどめておきましょう。
スズメバチの被害は抑えられても根本的な解決はむずかしい
安全にスズメバチを駆除できる粘着シートですが、残念ながら根本的な解決をする方法ではありません。
粘着シートを使い大量に捕獲すれば数は激減しますが、かといってすべてのスズメバチを捕獲できるわけではありません。また、スズメバチの働き蜂が大量に付近に発生している状況では、設置しても効果はあまりないかもしれません。
そのため、粘着シートの効果はあくまで、スズメバチに巣を作られないための予防や、ミツバチの保護をおこなうことになります。
粘着シートを使ってみてもスズメバチが減らない場合は、付近に巣を作られているおそれもあります。そんなときは一度、プロに相談してみてはいかがでしょうか。
プロであれば、根本的な解決をおこなうことが可能です。蜂駆除のプロならば、飛んでいるスズメバチの対応だけでなく、巣を探し、撤去してくれたりします。
害虫駆除業者の依頼先
蜂の巣を駆除を業者に頼んだ場合、費用は1万円~5万円程度が相場です。スズメバチはとくに攻撃性が高く駆除がむずかしいため、他の蜂に比べ費用が高くなってしまうことも……。
費用面が心配ならば自治体に相談してみましょう。自治体によっては条件がそろえば費用の一部を補助金として出してくれるようです。また防護服などの道具の貸し出しや駆除業者の紹介などもおこなってくれますので、相談して損はないでしょう。
「市役所まで出向く時間がない」
「手続きをしたけどすぐに対応してもらえなかった」
そんな際は弊社までお気軽にご連絡ください。弊社にお電話を1本いただけば、蜂の巣の駆除をおこなっている業者をお探しして、お近くに対応可能な業者があれば即日にも作業員が駆け付けることが可能です。
24時間365日いつでもお電話をお受けしておりますので、お客様のご都合の良い時間帯にお電話ください。危険がともなうスズメバチの駆除はプロに任せて、安全な生活をすぐに手にいれましょう。
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