【スズメバチの駆除】『屋根裏』にいる?蜂の巣の駆除方法と料金相場
スズメバチは閉鎖的な場所に営巣することも多く、とくに屋根裏は格好の営巣場所。もし屋根裏にスズメバチやその巣があるかも、と思うのであれば、基本的には業者に相談することをオススメします。
なぜなら、屋根裏でのハチ駆除作業は難易度はもちろん、危険性も非常に高いから。無理な作業は命にもかかわる危険につながってきます。しかしどうしても自分で、という方は、注意点や正しい手順を踏まえつつ、慎重におこないましょう。
この記事では、そんなスズメバチ駆除を屋根裏でおこなうリスクや駆除方法、業者に依頼した際の料金相場に関して、詳しく解説していきます。
目次
屋根裏のスズメバチの巣は自分で駆除できる?その判断基準とリスク
屋根裏にスズメバチがいるかもしれない……そうなると、一刻も早く不安を解消したいですよね。この際、自分での調査や駆除は絶対にできないわけではないですが、あまりオススメはできません。なぜなら、当然のことですがあまりに危険性が大きいからです。
まずは第一に、『自分でどうにかできるか』の基準を、以下を見て判断してみましょう。
- 時期が7月より前
- 巣の大きさがまだ小さい(15cm未満)
- 屋根裏へ入り、作業することにまったく不安がない
- スズメバチ用のしっかりとした防護服や殺虫剤を用意できる
最も大切なポイントは『時期』と『巣の大きさ』です。スズメバチの巣は基本的に4~6月ごろは女王蜂1匹しかいません。また巣が小さければ働き蜂がいても、数匹しかいないことが多いでしょう。
とはいえ、屋根裏の作業はその暗さから難易度が高く、入って巣の大きさをチェックするだけでも一苦労。また蜂が密集しやすいため攻撃も受けやすく、最悪全身を刺されてしまうおそれもあります。さらには、巣から出た汚れの清掃など、心身ともに大変な作業も多いです。
そもそも、防護服や殺虫剤などを購入すると、総額1万円を超えてしまうこともあるでしょう。DIYでもそれほど安くはならないですし、解決までのスピードも遅くなります。
とくにスズメバチは危険な種。これらの理由から、無理に立ち向かうよりも、基本的にはプロに依頼する方法がベターです。プロに依頼する場合の費用や依頼のポイントは、次章で解説します。
また、上記の条件に当てはまっており、どうしても自分でやりたいという方は、後述『屋根裏のスズメバチの巣を駆除する方法』をご確認ください。
スズメバチ駆除(屋根裏)を業者依頼した際の料金相場
スズメバチの駆除ともなると、業者に相談しようかと考える方は多いかと思います。しかし、そこで気になるのはやはり費用ですよね。そんな費用の相場は、以下のとおりです。
屋根裏のスズメバチ駆除費用:約2万円~約5万円
屋根裏の蜂の巣駆除を依頼した際の料金は、通常の開けた場所にある巣に比べてプラス5,000円~1万円ほど値上がりする傾向にあります。これはやはり、屋根裏作業のほうが手間や難易度が高いからです。
とはいえ、この費用は条件次第で大きく変動します。4月や5月のまだまだ巣が小さい時期であればもっと安くなる可能性はありますし、スズメバチの種類や巣の撤去のしにくさによっても変動することも。
その点は一度、見積りをとって確認してみましょう。以下では、依頼の際に知っておきたいコツを解説していきます。
場合によっては役所が対応してくれることも?
蜂の巣駆除を安く済ませたい、という場合、『住んでいる市区町村の役所に相談』するという選択肢もあります。なぜなら、場合によっては補助金が下りることがあるからです。自治体次第では、全額保証してくれるところもあるのです。
しかしこの方法には注意点もあります。1点目は、どの条件で補助金が下りるか、という点が自治体によって大きく異なることです。ただ業者を紹介するだけのところもあれば、相談に乗るだけでサポートはないところまで……。
また補助金が下りる場合でも、屋根裏はNGという自治体もあります。そもそも近年では、そこまで手厚いサポートはない場合も多いでしょう。
2点目は、対応が若干遅い場合が多いこと。これはタイミング次第ですが、役所の窓口は多くの場合平日の日中しか開いていないため、すぐには対応できないこともあります。事実、依頼してから調査までに2~3日かかるということも。この点、すぐに対応してくれる業者に比べると、若干気になる部分かもしれません。
そもそも自治体のサポートがなかった方、もしくはできるだけ早く対応してもらいたいという方は、一度自分で業者を探してみましょう!
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屋根裏のスズメバチの巣を駆除する方法
ここでは、自分で駆除したい場合はもちろん、業者が実際どのような作業をしているのか知るという意味でも、駆除方法を詳しく解説しています。個人での駆除は決してオススメできませんが、知見として知っておくことも大切です。
まずは必要なモノから、しっかり確認していきましょう。
屋根裏のスズメバチ駆除に必要なモノ
屋根裏に営巣するハチは、主にキイロスズメバチやモンスズメバチ、場合によってはオオスズメバチなど凶暴なスズメバチばかりです。駆除するなら、以下のような万全の装備で臨むことをオススメします。
- スズメバチ用の防護服
- 懐中電灯(光に寄ってこないように、赤いセロファンを点灯部分にまく)
- 燻煙タイプの殺虫剤
- スプレーの殺虫剤(2本以上)
- 大き目かつ上部なビニール袋(巣用)
- のこぎり
など
防護服は合羽や厚手の長袖、軍手、長靴、マスクなどを重ねて着用することでも代用できますが、どうしてもわずかにすき間が生まれることも。また厚みが十分ではなくなるケースもあるので、できれば専用の防護服を用意することが望ましいです。
防護服自体は自治体でレンタルしている可能性もあるので、一度確認してみましょう。
屋根裏のスズメバチ駆除手順
屋根裏のスズメバチ駆除は、主に以下のような手順です。なおこの作業は基本的に、巣にハチが多く、かつ動きの鈍い夜間におこないます。
1.慎重に屋根裏に入る
2.巣を確認したら、そっと3~4mほどまで近寄る
3.懐中電灯を消し、巣に向かってスプレーを噴射する(羽音がやむまで)
4.羽音がしなくなるまで駆除したら、懐中電灯で照らしつつ、巣の外に残ったハチを駆除する
5.燻煙の殺虫剤をたいたり、巣の内部にスプレーしたりして、生きているハチを徹底的に駆除する
6.空の巣をのこぎりなどで引きはがし、ビニールで縛る
7.侵入口と思われる部分をふさぐ
8.ハチの死骸や汚物の清掃をする
屋根裏のスズメバチ駆除の注意点
屋根裏は基本的に密閉空間です。そのため、屋外に比べて殺虫剤の成分を吸い込んでしまう危険性も高くなります。マスクなどを徹底しつつ、できるだけ吸い込まないようにしましょう。
かといって、殺虫剤の買う量を減らすのは危険です。なによりよくないのは、作業中に駆除しきれないこと。刺激されて凶暴になったスズメバチに対して、殺虫剤なしで立ち向かうのは大変危険です。そのため、殺虫剤は余裕をもって準備しておく必要があります。
このように、スズメバチ駆除を屋根裏でおこなうのは困難を極めます。少しでも不安がある状態で作業するのは大変危険ですので、心配な方はプロにお願いするようにしてください。
弊社の無料相談窓口からは、すぐに対応できる提携業者を電話1本で選定。最短即日対応で現地へ急行します。調査・見積りだけの依頼ももちろんOK。見積り後でもキャンセル可能ですので、費用面もご安心ください。
危険なスズメバチの駆除は、初期の巣であればそれほど費用はかさまないことも多いでしょう。まずは一度、見積りだけでも確認してみてはいかがでしょうか?
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