スズメバチ被害の症状とは?再び刺されないための対処法についても
スズメバチに刺されてしまったら、早急に医療機関を受診して適切な処置をおこなってもらいましょう。スズメバチに刺されると、刺された部分に症状が現れるだけではなく、アナフィラキシーショックに陥るおそれがあるのです。また、医療機関を受診した後は、再び刺されないための対策をおこなうことが大切です。
この記事では、スズメバチ被害の症状や、スズメバチに刺されないための対策についてご紹介します。この記事を参考に、スズメバチと遭遇しないため、再び刺されないために対策をしてみてください。
目次
スズメバチ被害の症状
スズメバチに刺されると、刺された場所に赤み・腫れ・痛みなどの症状が現れます。基本的に、こうした局所症状は、数日程度で消えていきます。
ただし、人によってはスズメバチで全身症状が起こることもあります。その全身症状は、おもに”アナフィラキシーショック”によって起こるのです。アナフィラキシーショックについて、詳しくは以下から見ていきましょう。
アナフィラキシーショックに注意!
アナフィラキシーショックとは、蜂毒などのアレルギー物質によって引き起こされる重篤なアレルギー反応のことで、刺された量や体質によって現れることがあります。アナフィラキシーショックが起こると、意識障害や血圧の低下などの全身症状を引き起こします。最悪の場合、命を落としてしまうこともあるのです。
こうした被害を受けないよう、もしスズメバチに刺されてしまったときには、早急に医療機関を受診しましょう。なかには、「自分で対処できそう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、もし誤った方法で対処したり放置したりすると、命に関わる危険性もあります。そうならないためにも、医療機関で適切な処置をしてもらいましょう。
スズメバチに遭遇した!ケース別の対処法
スズメバチに遭遇しても、冷静に対処すれば刺されない可能性もあります。ここでは、スズメバチに遭遇してしまったときの対処法をケース別にご紹介します。再びスズメバチに刺されないためにも、ここでご紹介する内容をしっかりと把握しておきましょう。
【ケース1】屋外で遭遇した
屋外でスズメバチに出くわしてしまったら、ゆっくりと離れましょう。このとき、姿勢を低くして後ずさりをしながら離れるのがポイントです。スズメバチは、真下は視界に入っていないといわれているので、姿勢を低くすれば、スズメバチに襲われるリスクを低下させることができるのです。
また、離れるときには大声を出したり、大きな動作をしたりしないようにしましょう。このような行動は、スズメバチを刺激する原因となり、刺されるリスクが高まるのです。
【ケース2】部屋の中で遭遇した
スズメバチは、明るいところに向かう習性があります。そのため、照明を点けているとスズメバチが部屋の中に入ってくることもあるかもしれません。もし部屋に入ってきたら、照明を消してスズメバチが出ていくのを待ちましょう。
このとき、部屋から追い出そうとスズメバチを刺激すると、刺されてしまうおそれがあります。「早く部屋から出ていってほしい!」と思うかもしれませんが、スズメバチに刺されないためにも、刺激を与えることはやめましょう。
【ケース3】車の中で遭遇した
車の中にスズメバチが入ってきてしまったら、安全な場所に車を停め、窓やドアを開けてスズメバチが出ていくのを待ちましょう。運転中にスズメバチが入ってくると焦ってしまうかもしれませんが、スズメバチが1匹で入ってきた場合、基本的には刺激しなければ襲ってくることはありません。車を停車するまでは、安全運転を心がけましょう。
スズメバチと遭遇しないための3つの対策
スズメバチは、あらかじめ対策をおこなっておけば、遭遇を防げられるかもしれません。ここでは、その具体的な方法を3つご紹介するので、スズメバチ対策にお役立てください。
【対策1】スズメバチの巣に近づかない
スズメバチの巣に近づくと、敵とみなされて攻撃対象になってしまうおそれがあります。そのため、スズメバチの巣を見つけても、むやみに近づかないことが大切です。ちなみに、スズメバチは屋外では木の根元や空洞部分、土の中などに巣をつくりやすいといわれているので、自然の多い場所にいくときには十分に注意しましょう。
また、万が一巣に近づいてしまった場合、スズメバチはすぐに攻撃してくるわけではありません。スズメバチは攻撃する前に、周囲を飛び回ったり顎をカチカチと鳴らしたりして威嚇してくるのです。
威嚇されているときに巣から離れれば、スズメバチに刺されなくて済む可能性が高いので、もしスズメバチから威嚇されてしまったら、静かにその場を離れましょう。
【対策2】スズメバチを寄せつけるものを身に着けない
スズメバチはにおいの強いものにつられてやってくることがあります。たとえば、香水や整髪料、制汗剤、ジュース、お菓子などです。自然の多い場所にいくときには、できるだけ香水や整髪料、制汗剤を使用するのは避け、ジュースやお菓子などはかばんに入れておきましょう。
【対策3】スズメバチに巣をつくらせない
スズメバチの種類によっては、軒下や庭木、戸袋、天井裏、床下など、人の生活圏内に巣をつくることもあります。そのため、こうした場所にスズメバチの巣ができないように対策しておくことも大切です。巣をつくらせないための方法を、2つまとめました。
【蜂駆除スプレーをする】
蜂駆除スプレーには、スズメバチが嫌いな成分が含まれているため、スズメバチを近寄らせない効果を期待できます。蜂駆除スプレーの使い方は、巣ができやすい場所に散布するだけと簡単です。蜂駆除スプレーは、ホームセンターやネットショップなどで販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
【木酢液を使う】
木酢液(もくさくえき)とは、木材などの原料を加熱したときに発生する煙を冷却して得られる液体のことです。木酢液はスズメバチが嫌う焦げ臭いにおいがするため、木酢液を塗っておくだけでスズメバチの巣をつくらせない効果が期待できるのです。木酢液もホームセンターやネットショップで売られています。
家にスズメバチの巣がある……!そんなときの対処法
もし「すでにスズメバチの巣ができている」「対策をしてもスズメバチの巣ができてしまった」というときには、すぐに業者に連絡して巣を駆除してもらいましょう。
業者に駆除をしてもらうまでは、巣に近づかないことが大切です。なかには、自分で駆除しようと巣に近づいてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、自分での駆除は避けたほうがよいでしょう。
攻撃性の高いスズメバチを駆除しようとすると、刺されてしまうおそれがあります。さらに、スズメバチは、針から毒液を噴射することがあります。その毒液が目に入ってしまうと、失明してしまうおそれもあるのです。
安全のためにも、スズメバチ駆除に慣れている業者に依頼することをおすすめします。弊社では、スズメバチの駆除をおこなう業者をご紹介しているので、蜂の巣駆除にお悩みの方は、ぜひ弊社までご相談ください。
まとめ
スズメバチ被害の症状は、局所だけではなく、全身にも現れることがあります。その場合、意識障害や血圧の低下などが起こり、最悪の場合は命を落としてしまうこともあるのです。もしスズメバチに刺されたら、医療機関を受診して適切な処置を受けましょう。
また、スズメバチに再び刺されないために、スズメバチを寄せつけないための対策や、家の敷地内に巣をつくらせないような対策をおこなうことも大切です。
万が一すでに家に巣がつくられてしまっているときには、蜂の巣駆除業者に巣の撤去を依頼しましょう。弊社では、蜂の巣駆除業者をご紹介します。お電話相談は24時間365日受け付けておりますので、緊急の場合でもぜひご相談ください。
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