キイロスズメバチやオオスズメバチには要注意!近くに巣があることも
キイロスズメバチやオオスズメバチを見かけた場合、放置するのは大変危険です。オオスズメバチはキイロスズメバチの巣を襲い、さなぎや幼虫をエサにする習性があります。
なので、オオスズメバチとキイロスズメバチが一緒に飛び回っているという場合、キイロスズメバチの巣が家の付近にあり、それを捕食するためにオオスズメバチがきているという可能性が高いです
当記事では、キイロスズメバチやオオスズメバチの習性や、刺されないための対処法を解説しています。また、スズメバチの巣があった際の対処法についてもあわせて解説しています。
目次
キイロスズメバチとオオスズメバチ【危険性と刺されないための対処法】
スズメバチは、とても危険な生物です。刺されると刺された場所が赤く腫れて激しい痛みがおき、かゆみなどが数日残ることがあります。重症の場合はアナフィラキシーショックといって血圧の急な低下や呼吸困難、意識障害などをおこし、最悪は死亡するおそれもあるのです。
スズメバチのなかでもとくに攻撃的なのが「キイロスズメバチ」と「オオスズメバチ」です。キイロスズメバチの体長は働き蜂の場合1.7~2.4cmほどで、スズメバチのなかでは小さい蜂です。体の色はオレンジよりの黄色をしています。そして全体的に黄色い毛で覆われているのが特徴です。
一方、オオスズメバチは体長が大きいのが特徴で、働き蜂では最大で約4cmのものもいます。腹部が黄色と黒色のしま模様をしており、頭部はオレンジ色をしています。この章では、この2種類の蜂の危険性や蜂に刺されないための対処法を解説していきます。
なぜ危険なのか【付近に巣がある可能性も】
この2種類の蜂が飛んでいた場合、放置することは危険だといえます。オオスズメバチは、主に昆虫類を捕まえて食べることが多いですが、秋になり昆虫類が少なくなってくるとミツバチやキイロスズメバチなどほかのスズメバチの巣を襲い、幼虫やさなぎをエサにしてしまいます。
そして多くの場合、体が大きく攻撃性も高いオオスズメバチがキイロスズメバチなどの蜂を全滅または退散させ、巣のなかが空になるまで居座り続けます。このように、オオスズメバチはエサとしてほかのスズメバチの巣を攻撃します。
なので、オオスズメバチとキイロスズメバチが同じ場所にいるという場合は、キイロスズメバチの巣が近くにある可能性が高いのです。また、そこまで来ているということは、逆にオオスズメバチの巣も遠からずある可能性もあるといえます。
キイロスズメバチは軒下に巣を作ることが多く、オオスズメバチは土のなかに巣を作ることが多いです。どちらの種類にしても、もしも家の周辺にスズメバチの巣がある場合、刺されるおそれがあり非常に危険です。蜂に刺されないように細心の注意を払いましょう。また、早急に巣を駆除する必要があります。
刺されないために気をつけたいこと
スズメバチに刺されないようにするためには、いくつか気をつけなければいけないことがあります。スズメバチに刺されると大変危険ですので、事前に確認しておきましょう。
・スズメバチの巣に近づかない
蜂が攻撃をしてくるのは自分や巣を守るためなので、巣に近づかないことがもっとも安全な対策です。ただ、家の周囲に巣がある場合などはどうしても近くを通ることもあるでしょう。そういったときには、できるだけ刺激をしないようにしましょう。
飛んできた蜂を手で追い払ったり、大声を出したりといった行為は蜂を興奮させるおそれがあるので危険です。まずは落ち着いて、蜂を刺激しないようゆっくりと逃げることが大切です。
・飛び回っている蜂は警戒中なので注意する
蜂は警戒していると、相手のまわりを飛び回ります。また“カチカチ”とあごをかみ合わせて威嚇音を出しているときは非常に危険なので、静かにその場から離れるようにしましょう。
・蜂に攻撃されやすい色を身につけない
蜂は黒い色のものに対して攻撃をするといわれています。なぜ黒いものを攻撃しやすいのか、はっきりした理由はわかっていません。逆に、白色や黄色に対してはあまり反応しないといわれています。
・集団行動(ハイキング)するときは注意が必要
スズメバチは動いているものを攻撃しやすいともいわれています。なので、ハイキングのような集団行動をするときには注意が必要です。
皮膚の露出を少なくするために、長袖や長ズボンで出かけましょう。また、先ほどもご紹介したようにスズメバチは黒色を攻撃しやすいので、白っぽい服を身につけるようにしましょう。そして、髪の毛が見えないように帽子をかぶるとよいです。
また、登山するときに気をつけなければいけないのがオオスズメバチの巣です。オオスズメバチは土のなかや木の根元に作るので、登山するときにうっかり巣に近づいて攻撃されるといったケースが発生しています。蜂の巣を見つけたときは、姿勢を低くしてゆっくり逃げましょう。
・草刈りをするときときの注意点
草刈り中に蜂に刺されるということもよくあります。草刈りをおこなうときは、あらかじめ草刈りをおこなう場所の下見をおこない、巣がないかを確認しましょう。また蜂は、香水や整髪料のにおいなどにも引き寄せられるので、作業するときには十分気をつけましょう。
万が一、スズメバチの巣を発見した場合は、その場から静かに離れるようにしてください。スズメバチの巣の駆除は素人がおこなうと危険なので、業者に駆除してもらうことをおすすめします。
弊社では、スズメバチの駆除に関するご相談を受け付けております。ご相談いただきましたら、お客様のご要望にあった業者の選定や手配をしてまいりますので、お気軽にご相談ください。
スズメバチの駆除はプロに相談が吉【依頼先や費用相場を紹介】
スズメバチは攻撃性が高く、強い毒をもっているので刺されると危険です。なので、スズメバチの駆除は、プロに相談しましょう。
この章では、プロに依頼をした場合の費用相場やスズメバチ駆除の依頼先についてご紹介しています。また、自治体に相談をすると駆除費用の一部を負担してくれるところもありますので、お住まいの自治体が補助金制度を実施しているか確認してみるのもよいでしょう。
駆除にかかる費用相場
スズメバチの駆除にかかる費用は、1万3千円~3万円ほどが相場です。スズメバチの種類によっても費用が若干変わり、オオスズメバチのような凶暴な蜂の駆除は費用が高くなることがあります。また、巣のある場所が地上3m以上の高所の場合や、天井裏などの閉鎖的な空間で駆除作業をおこなう場合は、費用が追加されることもあります。
費用の一部を自治体が負担してくれることも
スズメバチの駆除費用って意外と高いですよね。しかしお住まいの自治体に相談をすると、蜂の巣駆除にかかる費用の一部を負担してくれるところもあるので確認してみるとよいでしょう。
たとえば、駆除費用の2分の1を費用してくれるところや(限度額があります)、自治体の指定する駆除業者に依頼をすると、費用の一部を自治体が補助してくれるところもあるのです。
しかし、こうした補助金制度を実施している自治体もあれば、実施していない自治体もあります。自治体によって対応が異なりますので、詳しいことは自治体に問い合わせてみましょう。
スズメバチ駆除の依頼先
スズメバチの駆除をおこなってもらいたいといった場合は、蜂駆除業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼をするメリットは安全におこなってもらえる点と、アフターフォローなどのサービスがあるところを選べるという点があります。
業者を選ぶ際には費用が安いからという理由だけで選ぶと、巣がちゃんと撤去できていなかった、作業の途中で蜂がでてきてしまって危険といったことが起こるかもしれません。安全ですばやく駆除作業をおこなってもらうためには、費用の安さだけを考えるのではなく、蜂駆除に対する正しい知識や実績をもつ業者に依頼するほうがよいでしょう。
費用やサービスは業者によって異なりますので、3社ほどの会社から見積りをとり比較して選びましょう。弊社では、スズメバチ駆除に関するご相談を受け付けております。スズメバチ駆除で、わからないことがありましたらお電話またはメールにて受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
巣を作られないためには【予防が大事】
まだ蜂の巣がない場合や、駆除をしてもらった後でも、巣を作られることがあります。今後安心して暮らすために、巣を作られないように予防することが大切だといえます。この章では、巣を作られないようにするためのポイントについて解説しています。
巣作りの予防は時期が大切
スズメバチの巣は4~5月頃に女王蜂が単独で作り始めます。この時期の女王蜂は攻撃性も低いので危険が少ないといえます。ただし、巣ができてしまい働きバチが生まれると、蜂の攻撃性も強くなってきます。なので、4~5月に蜂の巣が作られないように対策をしましょう。
巣作りしやすい場所
スズメバチが巣を作りやすい場所を知っておくことが、対策するときには大切です。スズメバチがよく巣作りをする場所は、以下のようなところがあります。
- 軒下(屋根の下)
- 屋根裏
- 壁のなか(壁のひび割れから侵入する)
- 庭の木
蜂によって巣を作る場所は異なります。たとえばキイロスズメバチは、はじめは屋根裏などの閉鎖的で安全な空間に巣を作って仲間を増やしていきます。仲間が大勢増えると、やがて屋根の軒下のような広い場所で大きな巣を作るのが特徴です。
またオオスズメバチは、土のなかや木の根っこといた見つかりにくい場所にも巣を作るので、巣の場所の特定が難しいことがあります。巣があることに気づかず近づくと攻撃されるおそれがあります。
蜂を付近に寄せ付けない
蜂の巣を作りにくくするために、蜂の巣予防のスプレーを噴射しておくことも有効です。蜂の巣が作られやすい軒下などに噴射することで、蜂の巣が作られるのを予防する効果があります。使用環境にもよりますが予防効果は1ヶ月ほど持続します。
ほかにも、粘着シートでスズメバチを捕まえるという方法もあります。強い粘着シートにスズメバチがくっつくことで、スズメバチは衰弱し死んでしまうのです。粘着シートを使う方法は殺虫剤を使用しないので、人体への影響を気にせず安心して使えます。粘着シートは蜂の巣の近くにある木や吊るして使ったり、蜂をよく見かける場所の周りに設置したりといった使い方ができます。
また、業者に相談すれば蜂を寄せ付けにくくする方法について、アドバイスをもらえるかもしれません。蜂の対策でお困りの際には、弊社までお気軽にご相談ください。
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