小さいスズメバチの種類|見た目・危険性・巣・駆除費用の相場も解説
スズメバチに似ている小さな蜂をよく見かけるようでしたら、どのような種類の蜂なのか特定してみましょう。
蜂は種類によって危険性が異なるため、どのような種類の蜂を見かけたのか特定することで早めに危険を回避することができるからです。
この記事では小さいスズメバチの種類やスズメバチ以外の小さな蜂の種類についてご紹介します。見た目の特徴や危険性についても解説しますので、もし人を刺すような蜂だった場合は早めに駆除をおこなうようにしましょう。
自分での駆除が難しい場合は業者へ依頼するのがおすすめです、弊社ではお客様に代わり蜂の巣駆除の業者をお探しすることが可能ですので、お気軽にお電話ください。
目次
スズメバチの種類【小さい順】
人が普段の生活のなかで遭遇する確率の高いスズメバチを、小さいものから大きいものまで順番に紹介していきます。大きさは判別の手掛かりになりますので、スズメバチでお困りなら一度、確認してみましょう。
もちろん個体差は存在し、女王蜂は働き蜂より一回りほど大きくなっています。巣のつくりはじめに巣をつくっている蜂がいたらそれが女王蜂です。そのほかにも生育状況によっては大きく育つこともありますので、ひとつの参考としてください。
〇クロスズメバチ
・大きさ
女王蜂……約15mm
働き蜂……10~18mm
・特徴や危険性
全体的に黒い色をしているため一見すると蜂ではないように思いますが、スズメバチの一種です。攻撃性は高くなく、ハチ毒も強力ではありません。
・巣の大きさやつくる場所
主に土のなかに巣を作っており気づかれにくいため、知らぬ間に巣に近づいていたなんてこともあるようです。閉鎖的な空間に巣をつくる習性があるため、家の壁のなかに巣をつくってしまうこともあります。
〇キイロスズメバチ
・大きさ
女王蜂……25~28mm
働き蜂……17~24mm
・特徴や危険性
ほかのスズメバチに比べ黄色に発色しているのが特徴です。体は小さいですが攻撃性は高く、毒性も高いため遭遇したら刺されないように注意してください。
・巣の大きさやつくる場所
1000匹以上のコロニーをつくることもあり、巣はとても大きく直径が1mを超えることもあります。コロニーの数が少ないときは木の穴のなかや屋根裏といった閉鎖空間に巣をつくり、コロニーの数が増えると木の枝や軒下といった開放的な場所に巣の引っ越しをおこないます。
〇ヒメスズメバチ
・大きさ
女王蜂と働き蜂が同じ大きさをしています……24~37mm
・特徴や危険性
スズメバチのなかでは比較的大きく、威圧感がありますが攻撃性はさほど高くありません。頻繁に威嚇をしてきますので、遭遇したときはすぐに巣から離れるようにしてください。尾の部分が黒いのが特徴でほかのスズメバチと簡単に見分けることができます。
・巣の大きさやつくる場所
自然界では木にできた穴のなかに巣をつくります。家の周りでは床下や天井裏、壁の中などに巣をつくることが多いようです。
巣の形が独特なドーム型の外見で、底辺の部分から巣穴の六角形をみることができます。また、ヒメスズメバチはほかのスズメバチと比べ、小規模な数十匹程度の集団で動いています。そのため、出来上がった巣も比較的小さいのも特徴です。
〇モンスズメバチ
・大きさ
女王蜂……28~30mm
働き蜂……20~28mm
・特徴や危険性
お腹の部分の黄色と黒の縞模様が波打っているような形をしているのが特徴です。蝉やバッタといった大型の昆虫もエサとして捕まえるほど攻撃性は高いですが、ハチ毒の毒性はさほど強くありません。
ほかのスズメバチとは異なり、夜にも活動を続けますので暗くなってから姿を見かけたら、モンスズメバチでしょう。
・巣の大きさやつくる場所
天井裏や壁の間などの閉鎖空間に巣をつくる習性があります。コロニーの数が多くなると引っ越しをすることが知られており、引っ越しの際には軒下などの開放的な空間に巣をつくることもあるようです。
〇コガタスズメバチ
・大きさ
女王蜂……25~30mm
働き蜂……22~28mm
・特徴や危険性
オオスズメバチをそのまま小さくしたような外見をしているため、間違えられやすい蜂です。蜂の外見で見分けるのは大変難しいため、巣の場所で判断するのがいいでしょう。攻撃性はさほど高くなく巣に近づかない限りは攻撃してくることはないでしょう。
・巣の大きさやつくる場所
解放空間に巣をつくるのを好み、木の枝や軒下、物置などに巣をつくります。コロニーの規模が大きくなるにつれ、巣の形が丸型フラスコをひっくり返したような形から球体へと変化していきます。
〇オオスズメバチ
・大きさ
女王蜂……40~45mm
働き蜂……30~40mm
・特徴や危険性
ほかのスズメバチを攻撃しエサとして捕食するほどの、高い攻撃性を誇る大変危険なスズメバチです。縄張り意識も強く、巣を中心とした半径10m以内に入ったら警戒行動として周りを飛び始めます。
外見はオレンジ色の頭部に胸部は黒く、腹部は黄色と黒の縞模様をしています。ハチ毒の毒性も高いので、刺されないように見かけたらすぐにその場を離れるようにしてください。
・巣の大きさやつくる場所
巣は大きくなると直径1mを超えることもあります。また、土のなかや木の穴など閉鎖空間に巣をつくるため知らず知らずのうちに近寄って刺されてしまったというような被害も多いようです。
スズメバチの駆除は自分でできるの?
キイロスズメバチのように小さなスズメバチのなかにも、攻撃性や毒性の高いスズメバチは存在します。小さなスズメバチだと思って油断していると、刺されてしまい大変な思いをするかもしれません。
庭や住まいの近くで多くの蜂を見かけたら無理をせず、業者へ依頼してしまいましょう。プロならば蜂を駆除するだけでなく近くに巣がないかの調査もおこなってくれます。駆除後も安心して生活するためにもプロへのご依頼をおすすめします。
弊社では蜂の巣駆除をおこなっている業者をご紹介しています。日本全国に加盟店がいますので、どのような地域の方もお気軽にお電話ください。
スズメバチ以外の小さな蜂の種類
家の周りに巣をつくる蜂は、もちろんスズメバチ以外にも多くいます。たとえばミツバチや小型のアシナガバチは小さいスズメバチと同じような大きさなので、間違えてしまうこともあるでしょう。
以下のような特徴があればスズメバチ以外の種となりますので、確認してみてください。
〇ミツバチ
・大きさ
働き蜂と女王蜂の大きさは13mm程度で同じだが、女王蜂は腹部が太い傾向があります
・特徴や危険性
黄色地に黒い縞模様があり、体表や足に長い毛があるのが特徴です。ハチ毒は強くありませんが刺された針をそのままにしておくと集団に襲われることがあるため、すぐに取り除くようにしましょう。
・巣の大きさ・場所
屋根裏や床下、木の穴に板状の巣をつくります。
〇フタモンアシナガバチ
・大きさ
14~18mmほど
・特徴や危険性
アシナガバチのなかでも小型の種類になります。黒地に黄色い模様が入っており、背中に黄色い斑点があるのが特徴です。攻撃性は低く、巣に近づかない限り攻撃されることはありません。
・巣の大きさ・場所
木の枝や軒下など開放的な場所に巣をつくることが多く、大きさは最大でも10㎝ほどです。
蜂と見た目が似ている小さな虫
同じ蜂の種類以外にも、ほかの種類の昆虫を小さなスズメバチだと勘違いしてしまうことがあります。以下の昆虫はスズメバチに間違えられやすい種となりますので、確認しておきましょう。
・ハナアブ
ハナアブとは名前に「アブ」が入っていますがハエの仲間になります。ハナアブ科に属する昆虫はその外見がとても蜂に似ているため、ぱっとみではわかりづらいのが特徴です。
蜂の羽が4枚なのに対し、ハナアブは2枚なのがもっともわかりやすい違いですが、生きて飛んでいる虫を見分けるのはとても困難です。蜂の場合は付近に巣がある可能性も考えなくてはいけませんので、退治した後には一度、プロに相談することをおすすめします。
ご自身で確認する際には、直接触らず割り箸などを利用しましょう。蜂は死んでも体に触れると毒針をだすことがあります。ハナアブだった場合、その外見に反して人を刺すことがないため安全です。
人を刺す危険性のある蜂は早めに駆除しよう!
スズメバチ以外の蜂は攻撃性が低いといわれていますが、もちろん人を刺すこともあります。スズメバチ以外の蜂でも危険ですので、もし家の近くに人を刺すような種類の蜂がたくさんいるようだったら早めに巣を駆除してもらってください。
「忙しくて業者を探している暇がない……」
そんなときは弊社までご連絡ください。弊社にお電話していただければ、ご希望の業者をお探しさせていただきます。
蜂の巣駆除にかかる費用の相場
実際に蜂の巣の駆除を業者に頼んだら、どれぐらいの費用がかかるかは気になるところですよね。基本的に蜂の巣の駆除費用は、「蜂の種類+巣の大きさ+巣ができている場所」によって変わってきます。
蜂の種類による金額の違いは「オオスズメバチ」「オオスズメバチ以外のスズメバチ」「その他の蜂」にわけられます。費用の相場は以下の通りです
- オオスズメバチ……約2万6千円
- オオスズメバチ以外のスズメバチ……約2万円
- その他の蜂……約1万6千円
このように蜂の種類によって費用に差が出るのは危険性の違いがあるからです。攻撃性が格段に高く、毒も強いオオスズメバチは危険性が高く、その分料金も高くなりがちです。
この蜂の種類による金額の違いに加え、巣の大きさや巣ができている場所によって追加料金がかかることがあります。
費用が追加されるケース
蜂の巣が大きければ大きいほど中にいる蜂の数も多く、危険度も増します。そのため多くの業者では蜂の巣の大きさに応じて、追加料金が発生します。また軒下や高い位置の木の枝など手が届かない場所に巣がある場合、高所作業になるため追加料金が発生します。
まずは見積りを依頼するのがオススメ!
このように巣の大きさや場所によって費用が大きく異なってしまうため、業者に現地を確認して見積りをしてもらうことをおすすめします。
弊社では無料で現地調査の上で見積りをしてくれる業者をご紹介することが可能です。お電話いただければすぐにご紹介できますので、蜂の巣の被害でお困りならご活用ください。
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