蜂の巣を殺虫剤で安全に駆除する方法|スプレー選びに必須の成分とは
蜂の巣は殺虫剤を使って自分で駆除することが可能です。ですが、自力で駆除するには危険なケースがありますので注意が必要です。
蜂は種類や時期によっては非常に攻撃性が高く、駆除の際に刺されてしまう可能性があります。刺されてしまうと腫れ上がり痛い思いをします。それだけでなく、命にかかわる症状が出てしまうこともあるのです。
殺虫剤で駆除をおこなう前に、まずは記事を読んで自分で駆除できるレベルかを判断しましょう。安全に駆除できそうな場合には、ここで紹介する方法を参考にして安全に蜂の巣を駆除してください。
危険だと感じたら無理せずにプロへ依頼をしましょう。弊社なら蜂の巣駆除ができる業者をお探しすることが可能です。
目次
蜂の巣に殺虫剤をスプレーする前に!危険な3つのケースに注意しよう
殺虫剤で駆除しようとする前に、本当に自分で駆除できるか判断しましょう。自分で駆除できるかどうかは蜂の種類や時期など、ある程度の目安があります。
もしも今から紹介する3つのケースにひとつでもあてはまるようなら、自力での駆除にはチャレンジせずプロに任せてしまいましょう。
【1】攻撃性が高まっている時期
蜂の攻撃性がもっとも高くなっているのが7月~9月です。
この期間は働き蜂が多く、巣に近づくと集団で襲い掛かってくるため大変危険です。ご自身で駆除することは諦め、業者に依頼するようにしましょう。
なお、その年の気候によっては攻撃性の高い時期が前後します。この時期から外れているからといって、安易に駆除をおこなわずプロに相談するようにしましょう。
【2】直径15cm以上の大きさの巣
巣の直径が15cm以上の場合はすでにたくさんの働き蜂が巣の中にいることが考えられます。働き蜂は女王蜂にくらべ攻撃性が高く、巣に近づくと一斉に警戒行動をとることもあります。巣の近くに寄るだけでも危険ですので、近寄らないようにしましょう。
【3】危険性が高いスズメバチの巣
蜂にはさまざまな種類が存在しています。その中でももっとも危険性が高いといわれているのが、スズメバチです。スズメバチは攻撃性が高いだけでなく、体内にもっている蜂毒もほかの蜂にくらべて強いのが特徴です。
このほかにもアシナガバチやミツバチなどのさまざまな種類の蜂がいますので、駆除しようとしている蜂がどのような種類なのか、確認してみましょう。
【スズメバチの特徴】
スズメバチは体長20~40mmほどと大きく、頭と腹がオレンジ色をしているものが多いのが特徴です。巣の形は初期にはフラスコを逆にしたような姿をしていますが、大きくなるにつれ丸型になり、直径80cmにもなることがあります。
【アシナガバチの特徴】
体長は1.5~2.5mmほどで細身の体をしています。体表は黒地に黄色や橙色がかかった黄色の縞模様をしています。ほかの蜂にくらべ足が長いのが特徴です。巣はシャワーヘッドのような形をしています。
【ミツバチの特徴】
スズメバチやアシナガバチにくらべて小さく体長は10~20mm程度です。胸部にふわふわとした黄色い毛があるのが特徴となります。巣の形は平らな板が垂れ下がったような形をしています。
もし、駆除しようとしている巣がスズメバチであったり、15cm以上の大きさだったりした場合は、刺される危険が高いため、ご自身での駆除はおこなわずプロへのご依頼をおすすめします。
弊社ではハチ駆除業者を紹介するサービスをおこなっています。24時間365日電話受付しておりますので、遠慮なくご相談ください。"
蜂の巣に効く殺虫剤の選び方
蜂の巣を見つけたときに、手元に蜂専用の殺虫剤があるとはかぎりません。しかし、蜂は薬剤が効きやすいため蜂専用の殺虫剤でなくても蜂を退治することは可能なのです。
蜂の駆除に有効な成分を知っておけば、急に家の中に蜂が入ってきた場合などに自信をもって使用できますので、一度目を通してみてください。
蜂の駆除に必須な成分
蜂を退治するためには即効性のあるピレスロイド系の成分が入った殺虫剤を利用するようにしましょう。ピレスロイド系はすばやく蜂の神経系にダメージを与え、忌避効果も高いため新しい蜂を寄せ付けない効果も期待できます。
スズメバチ専用のスプレーに使われているピレスロイド系の成分には以下のようなものがあります。
・トラロメトリン
神経系に効く殺虫成分。幅広い虫を寄せ付けない効果があり、野菜の育成などにも使われるほど安全性が高い。
・プラレトリン
蜂専用の駆除剤には入っていることが多い成分です。薬剤に触れた蜂をすぐに動けなくし、確実に殺虫する効果があります。
・モンフルオロトリン
少ない薬剤の量で確実に蜂に作用するように開発された成分です。使用する量が少なく済めば、環境への影響も最小限に食い止められます。
スズメバチには強力な殺虫剤が必要
このように蜂専用の殺虫剤でなくても蜂を殺すことは可能です。しかし、蜂専用以外の殺虫剤で蜂を退治しようとすると、動かなくなるまでに時間がかかってしまうことがあります。
とくにスズメバチは攻撃的な性格で、自分に害をなす敵にはすぐ襲い掛かってきます。そのため、動かなくなるまでに時間がかかると、その間にスズメバチに刺されてしまう可能性があり大変危険です。
そのため、蜂の巣を駆除する際に使用する殺虫剤には3つのポイントを満たすものを選ぶ必要があります。それが「即効性・射程距離・残留性」です。
スズメバチ専用の殺虫剤はこのすべてのポイントをカバーしていますので、より素早く確実に蜂の巣を駆除するには、専用の殺虫剤を使うのがよいでしょう。
スズメバチの巣の周りに複数の蜂がウロウロし始めた時期にはもう危険性が高まっています。刺激を与えると集団で攻撃される可能性がありますので、無理せず駆除をプロに任せましょう。
弊社ではお客様に代わりスズメバチの巣を駆除する業者をお探しするお手伝いをさせていただいていますので、お気軽にお電話ください。
蜂の巣を殺虫剤で安全に駆除するための5つのポイント
蜂の巣を殺虫剤で駆除するにはとても危険がともないます。その危険を少しでも減らせるように以下のようなポイントを抑えて駆除をおこなうようにしましょう。
【1】蜂が大人しくなる時間帯をねらおう
働き蜂は日中にはとても活発に活動しています。巣を離れて餌を取りに出ているため、日中に駆除をおこなってもすべての蜂を完全に駆除することはできません。
そのため駆除をおこなうのは働き蜂が巣に戻り、身体を休めている日没から数時間後か、日の出前がおすすめです。この時間帯であれば巣にいるほとんどの蜂をまとめて駆除することができます。
【2】刺されない服装で作業をしよう
蜂の巣を駆除する際には「防護服」という専用の服装でいどむようにしましょう。「防護服」とは蜂に刺されないように設計された白いナイロン製のつなぎの服になります。頭から足元までをおおってくれるので、つなぎ目がなく服の隙間から蜂が入る心配がありません。
市町村によっては貸し出しをおこなってくれるところもあるので、一度確認してみてはいかがでしょう。
また、駆除の際には香水などの匂いがするものは身につけないでください。香水の匂いの中には蜂が発する警戒フェロモンと似た成分が含まれることがあります。蜂を刺激しないためにも、匂いは極力ないようにしましょう。
【3】離れたところから順に殺虫剤をスプレーしていこう
防護服を着たからといって巣の近くで殺虫剤を噴射するのは大変危険です。殺虫剤に驚いた蜂が飛び出して攻撃してきますので、まずは2~3mほど離れた位置から殺虫剤を噴射しましょう。
巣から飛び出てくる蜂がいなくなるのを確認できたら近づき、今度は巣の入り口側から殺虫剤を噴射し巣の中にいる蜂を駆除します。
【4】駆除した巣は素手で触らず処理しよう
蜂は死んだあとでも刺激すると針が飛び出てきます。死骸を片付ける際には素手では触らずに、トングなどで掴むようにしてください。
【5】戻りバチ対策にしっかり噴射しておこう
駆除の際に逃げ延びた蜂や巣を留守にしていた蜂がいた場合、これらの蜂が巣のあった場所に戻ってくることがあります。このように駆除後に戻ってくる蜂は「戻りバチ」とよばれています。
この戻りバチは巣がないことを確認すると、とても攻撃的になることが知られています。そのため巣の駆除の後、1週間ほどは巣の周りに殺虫剤を噴射し、戻りバチが近寄れないようにしておきましょう。
蜂の巣を駆除したあとも巣があった場所の近くでは、戻りバチによる蜂刺されの危険があります。戻りバチによる被害を防ぎ、蜂の巣を完璧に駆除するためにはプロの手を借りたほうがよいでしょう。。
自力での駆除が上手くいかないときには、早めにプロに相談しましょう。プロならご自身に代わって蜂の巣を駆除してくれるだけでなく、戻りバチへの対策もしてくれます。被害を大きくしないためにも蜂の巣の駆除は業者に任せてしまいましょう。
弊社ではそんな蜂の巣の駆除をおこなう業者を客様に代わりお探ししています。お電話をいただければ、その場でお探しすることができますので、お気軽にお電話ください。
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