アカバチってどんな蜂?生態を知ってしっかり対策・駆除をしよう
アカバチと呼ばれる蜂は、非常に危険な蜂です。見つけても近寄ることは決しておすすめできません。
アカバチとは「キイロスズメバチ」の通称のことです。アカバチという名前にピンとこなくても、スズメバチと聞くと、その危険性がなんとなく理解できるのではないでしょうか。そんなキイロスズメバチ、もといアカバチは、私たちの住む家屋に巣を作ってしまうことがあります。
巣を見つけた場合は、すぐ業者に駆除を依頼しましょう。今回はアカバチの特徴や、巣の見分け方、巣を作らせないための対策などをご紹介いたします。
目次
アカバチについて知ろう!
蜂と一口にいっても、種類ごとにこまかな生態の違いがあるものです。まずは、アカバチがどのような特徴を持つ蜂なのかをご紹介していきます。
【アカバチの特徴1】アカバチだけど赤くない!
さきほども述べた通り、アカバチとはキイロスズメバチという蜂の通称です。長野県などの一部の地域で、彼らはアカバチという名前で呼ばれているのです。
ほかの種の蜂に比べて、体が全体的により黄色っぽく、その色味が非常に明るく目立っているのが特徴です。体長はオオスズメバチなどに比べると小ぶりで、17mm~24mmほどです。全国に分布しており、都心部でも見かけることが多いでしょう。
【アカバチの特徴2】アカバチには毒がある
アカバチは非常に気性が荒く、攻撃的な性格をしています。毒性も強く、刺されるとアナフィラキシーショックというアレルギー反応を起こして、死に至る危険もあります。
また、針で刺してくる以外にも、こちらに対して毒液を吹き掛けてくることもあります。決して不用意に近づいてはいけません。その攻撃性を証明するかのように、アカバチは日本でもっとも刺傷被害が多いスズメバチとなっています。
【アカバチの特徴3】アカバチの巣の見分け方
アカバチの巣は、茶色いマーブル模様の球体となっています。くわえて珍しい特徴としてあげられるのが、巣を引越しすることでしょう。
アカバチは作り始めの小さい巣を、まず天井裏や木の穴などの閉鎖的な空間に作ります。その後、群れがある程度大きな規模になると引越しをして、軒下や木の枝など、より開放的な空間に巣を作り直すのです。
開放的な場所にある巨大な巣には、1,000匹を超えるアカバチが棲んでいるといわれます。下手に巣に手を出して一斉に襲われれば、大きなケガを負うことになるでしょう。
【アカバチの特徴4】アカバチの活動時期は春から秋
アカバチが活動をするのは、5月~11月の時期です。5月はまだ女王蜂が冬眠から覚めて1匹で巣を作っている段階で、比較的おとなしい時期といえます。その時期でも決して油断はできませんが、とくに気をつけるべきなのは夏です。
夏は働き蜂が一気に増え、産卵に勤しむ女王を守るために非常に凶暴になっています。巣に少しでも近寄れば、瞬く間に攻撃されてしまうことでしょう。
もしアカバチの巣を見つけてしまったら、決して近寄ることなく、業者に駆除の相談をしましょう。弊社では24時間365日、蜂駆除の相談を承っています。迅速にお近くの業者を派遣いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
アカバチに巣を作らせないために
アカバチに巣を作られると非常に危険で厄介なものですが、そもそも巣を作らせないためにはどう対処すればよいのでしょうか。ここでは、アカバチに巣を作らせないための対策をいくつかご紹介いたします。
アカバチが巣を作りそうな場所を探そう
まずは対策をとるために、アカバチが巣を作りそうな場所を探してみましょう。アカバチに限らず多くの蜂は、直射日光や雨風に当たらない、乾燥した場所に巣を作ります。そして、アカバチは時期に応じて巣の引越しをおこなう蜂です。
アカバチが最初に巣を作り始める5月~6月の時期は、せまい屋根裏や床下、生い茂った庭木の中など、閉鎖的な場所に注意しましょう。そして、アカバチが引越しをおこなう7月~8月は、軒下やベランダなど、開放的な場所に目を向けるようにしてください。
巣を作りにくい環境づくりーお庭を掃除しよう
アカバチが巣を作りそうな場所に目星がついたら、その場所を中心に、お庭全体のお掃除をしていきましょう。生い茂ってしまっている木は剪定して日の通りをよくして、死角を作っているような置物などは片づけてください。
アカバチは外敵の目に入らないと判断した場所に巣を作ります。お庭を掃除して、整理整頓するだけでも、巣作りを予防する効果がねらえるのです。
巣を作りにくい環境づくりーさまざまなアイテムを使おう
掃除をすることで蜂予防ができるとはいえ、それだけでは不十分です。どうしても日陰になってしまう屋根裏や軒下などは、蜂予防のアイテムを使って予防しましょう。
ホームセンターや通販などでは、蜂の侵入を予防する忌避スプレーが販売されています。また、炭を作る際に発生する水蒸気を利用して作る、木酢液という液は、蜂が嫌がるニオイを出して蜂を遠ざけます。
屋外に撒くスプレーなどは、雨が降ると流れてしまい、効果が薄れてしまうこともあります。アカバチが活発に動くシーズン中は、こまめに撒き直しておくとよいでしょう。また、スプレーなどの対策のほかには、通気口などを網でふさいで、侵入を物理的に防ぐのも効果的です。
もしアカバチに巣を作られてしまったら……
対策をしていたとしても、残念ながら、絶対に巣作りを防げるわけではありません。もし巣を作られてしまった場合は、不用意に近づかず、業者に駆除を依頼するようにしましょう。
駆除費用はいくらかかる?
業者に依頼することになった際、気になるのは駆除の費用ですよね。業者によって違いはありますが、アカバチの駆除にかかる費用の相場は、13,000円~20,000円ほどです。
アカバチを含むスズメバチの駆除は、ほかの蜂よりも危険がともなうぶん、料金が高めに設定されていることがほとんどです。また、巣を駆除する時期や、巣を作られた場所によっても、料金が変動することがあるでしょう。
自治体によっては補助があることも!
スズメバチの駆除に関しては、自治体が補助している場合もあります。補助の内容は条件付きで費用の一部を負担するものから、駆除自体を代行してくれるものまで、自治体によってさまざまです。
どのような補助をおこなっているのかは、各自治体のホームページなどで確認ができます。補助の有無も含めて、一度見てみるとよいでしょう。
業者に駆除を依頼することを決めたら、ぜひ弊社にご連絡ください。お近くの業者を派遣し、まずはお見積りから対応させていただきます。
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