スズメバチ駆除方法を状況別に解説!蜂の巣駆除や巣作り予防法まとめ
自分の家の周りでスズメバチを見かけると、近くに巣があるのではないかと不安にかられてしまうのではないでしょうか?スズメバチを駆除する際は、巣の有無、巣の大きさや場所など確認して被害状況にあわせて対策をとりましょう。
なぜなら、巣の有無や大きさによって、駆除の対処方法や難易度が違ってくるためです。万が一刺されてしまうと、最悪の場合、命を落とすリスクもあるため慎重に状況を確認する必要があります。
このコラムでは、スズメバチ駆除方法やスズメバチに巣を作らせないための予防法をご紹介いたします。ぜひ、駆除したい巣の状況に合わせて参考にしてみてください。
目次
まずは巣の有無を確認しよう!【状況別の対処方法】
スズメバチは非常に危険な昆虫です。刺されると、激しい痛みと腫れや痒みなどの症状が出ます。それだけでなく息苦しさや頭痛、嘔吐などの症状(アナフラキシーショック)が出ることもあり、最悪の場合死亡するケースもあるのです。
刺されないためにまずは、巣の有無を確認し対処しましょう。また、巣が作られやすい場所も解説いたします。
巣がまだないなら予防を【スプレータイプ・粘着シートなど便利グッズ紹介】
スズメバチは軒下や天井裏、垣根の中などに作ることが多く、土の中や木の根元など地面近くにも作るおそれがあります。巣がまだ作られていないなら、こうした場所にハチの巣を作らせないための忌避効果のあるスプレーをしておくと安心でしょう。
また、巣を作られやすい場所に粘着シートを設置しておくことで予防にもなります。粘着シートを設置しておくと、巣を作ろうと近寄ってきたスズメバチを作られる前に捕獲することができるからです。4月ごろから巣を作ることが多いので、暖かくなってきたら粘着シートを設置しておくとよいでしょう。
巣が作られていた【大きさや場所で難易度を判断する】
巣の大きさが15cm未満であれば自分で駆除することも可能です。それ以上の大きさであれば自分で駆除をするのは非常に危険です。巣が大きければ大きいほど、ハチの数は多くなるため、刺されるリスクが高くなります。
また、巣の大きさだけでなく作られた巣の場所によっては自分で駆除できないこともあります。巣の形がはっきり確認できないような天井裏や壁の断熱材の中など閉鎖された場所では、正確な巣の大きさが確認できません。
そのほか、7月以降の巣は働きバチの数が多いので非常に危険です。そのため自分で駆除するのであれば4月から6月前半で駆除しましょう。
自分でできるスズメバチ駆除方法の手順は、次章を参考におこなってください。スズメバチは非常に危険なため、少しでも難しいと判断した場合は業者に依頼したほうが安心です。
スズメバチの駆除業者であれば確実・スピーディに駆除してくれます。プロに依頼したときの費用相場やポイントについては、「スズメバチ駆除を業者に依頼する【料金相場を紹介】」で紹介していますので参考にしてください。
「どこの業者に依頼するか、まだ決めかねている!」という場合は、ぜひ弊社をご利用ください。弊社では、蜂駆除業者をご紹介するサービスをおこなっています。お電話かメールにて相談いただければ、すぐに対応させていただきます。
スズメバチの巣を駆除する手順と注意点
スズメバチを自分で駆除できると判断した場合のみ、駆除をおこないましょう。日中の間に巣の位置を確認しておき、駆除する時間帯は夕方から夜間にしてください。
暗くなるとスズメバチは活動がゆっくりになるうえ、昼間巣から離れて活動していた働きバチも巣に戻ってくるため一度に駆除できるからです。ここからは、駆除する流れをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
手順【1】駆除に必用な道具を準備
スズメバチの巣の駆除に取り掛かる前に駆除に必要なものを揃えましょう。
・防護服
ハチの巣専用の防護服を用意します。防護服はインターネットやホームセンターで購入することができます。しかしながら、5万円代から15万円代とかなりの高額です。防護服は、自治体で貸し出している場合があるので、ぜひ一度お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。自治体によっては手袋も貸してくれるところもあるようです。
防護服がどうしても用意できなかった場合は、防護服のかわりに首や手首、足首がしまっている厚手の長袖長ズボンを着て、その上からレインコートを着用することで代用することも可能です。
・長靴(+手袋)
防護服を着ていても足元を狙ってくる場合がありますので、必ず長靴を履きます。色は黒いものはできるだけさけたほうがよいです。ハチは黒に反応して狙ってくる習性があるためです。白い長靴のほうが安全でしょう。
手袋も分厚い白色のものを用意します。汗をかくので手袋の中にもう一つ手袋をしておくと作業しやすいです。
・長めの棒
ハチの巣を落とすために長めの棒が必要です。100円ショップで売っているつっぱり棒でもかまいません。
・ハチ専用の駆除スプレー
ハチ専用の駆除スプレーは、合成ピレスロイド系の成分が含まれているものを選びましょう。ハチの神経に作用するため駆除がしやすいからです。駆除の途中でなくなってしまうときちんと駆除できませんので、少し多めに用意してください。ホームセンターやドラックストア、インターネットで手に入ります。
・ゴミ袋と虫取り網
ハチの巣を捨てるときにゴミ袋と虫取り網をセットで使うと、捨てるときの処分が簡単です。虫取り網の内側にゴミ袋を被せておきましょう。
・懐中電灯(赤いセロハンを被せて)
懐中電灯は、必ず赤いセロハンを被せて使用してください。赤いセロハンを被せないでそのまま懐中電灯を使用すると、光に反応してハチが寄ってきてしまうためです。
手順【2】殺虫剤を使って駆除
準備が整ったら、殺虫剤を使って実際に駆除していきます。まず、巣から2~3メートル離れたところから、駆除スプレーを噴射してください。
このとき、ハチがびっくりして羽音を立てて威嚇してきますが、おそれず3分ほどスプレーを噴射し続けます。巣の中まで殺虫成分が届くようにするため、さらに近づいてハチの巣の入り口を目がけて駆除スプレーを噴射します。
このとき、ハチが飛び出してくることもありますが、殺虫成分が効いていて通常よりはもう弱っていますので、落ち着いて駆除スプレーを噴射し続けましょう。周りに飛んでいるハチにも駆除スプレーを噴射して、近くにハチがいなくなったら駆除は終了です。
手順【3】巣の処理
次はハチの巣を処理に取り掛かりましょう。ゴミ袋を被せた虫取り網を手に持ち、長い棒でスズメバチの巣をつついてその網の中へ落とします。
ゴミ袋を網から外して駆除スプレーをゴミ袋の中へ噴射します。まだ、巣の中でハチが生存していることがあると危険なためです。ゴミ袋を閉じたら、各自治体のルールに従って廃棄するようにしましょう。
駆除した後に死んだハチが落ちていても1日くらいは触らないようにします。針の部分だけは反射的に動く性質を持っていますので、刺されるおそれがあるためです。念のため数日経ってから掃除するようにしましょう。
巣があった場所には、駆除スプレーをかけておきます。再び作られるのを防ぐことができるからです。1週間くらい毎日駆除スプレーしておくとよりハチが近づかなくなり安心でしょう。
スズメバチ駆除を業者に依頼する【料金相場を紹介】
スズメバチの巣が15cm以上に大きくなり、もうすでに自分で駆除できる範囲を超えてしまっていた場合は、ハチの巣駆除業者へお願いしましょう。ただし、スズメバチは狂暴なため、小さなハチの巣でも危険は伴います。
大きさに関わらず、駆除をお願いしたほうが安全です。業者であれば、確実にハチの巣を駆除することができ、すぐに作られないように防除もしてくれます。巣の大きさがあまり大きくなりすぎると駆除時間もかかるため、なるべく早めに依頼しましょう。
スズメバチの駆除費用
スズメバチの駆除費用は、1万円~5万円くらいです。金額に差があるのは、スズメバチの巣の大きさや場所などによって金額が変わるからです。駆除費用は、場合によっては自治体が費用を一部負担してくれることもあります。一度、お住まいの自治体に確認してみましょう。
業者依頼先
スズメバチの巣を駆除してくれる、ハチの巣駆除業者は数多くあります。どこを選んだらよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは弊社をご利用ください。
弊社では、ハチの巣駆除業者の紹介をおこなっております。全国に加盟店が数多くあるため、複数の業者の中からお客様に見合った業者をご紹介することが可能です。ぜひ一度ご相談ください。
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