スズメバチのカチカチ音は威嚇の意味!遭遇時の正しい行動・注意点
スズメバチが発する「カチカチ」という音を聞いたときは、スズメバチを刺激しないよう注意してください。
なぜなら、スズメバチがカチカチと音を鳴らすのは相手を威嚇しているからです。このときスズメバチを刺激してしまうと、スズメバチは威嚇から攻撃に切り替え、相手を刺してきます。
この記事では、スズメバチに遭遇したときの対処法や、業者に駆除を依頼する際のながれなどを解説していきます。スズメバチから身を守るために、ぜひ参考にしてください。
目次
スズメバチのカチカチ音は威嚇サイン!刺激しないよう注意が必要
スズメバチは敵と思われる相手をみたとき、相手の近くを飛び回り、敵かどうかを確認します。この時点ではまだ「警戒」の段階ですが、相手が敵だと判断すると、警戒から「威嚇」に移ります。
この威嚇行動のひとつが、スズメバチの「カチカチ」という音なのです。しかし、威嚇をしても敵がはなれなかったり攻撃してきたりする場合、いよいよスズメバチの「攻撃」がはじまります。
そのため、カチカチ音を聞いたときは、スズメバチを刺激しないよう落ち着いて行動する必要があるのです。巣を駆除するまでは、ふたたびスズメバチに遭遇することが考えます。遭遇してしまったとき、どう対処したらよいかを覚えておきましょう。
スズメバチに遭遇したときの適切な行動
スズメバチに遭遇したときの適切な行動とは、静かにゆっくりはなれることです。その際に、危険度の低い相手だとスズメバチに感じさせるために、姿勢を低くするとよいです。
そして、NGな行動も覚えておきましょう。それは、スズメバチを手や持ちものなどで追いはらう、はやい動きをする、大きな声を出すことです。このような行動はスズメバチを刺激するため、危険です。スズメバチに遭遇したときは、あわてず冷静に行動しましょう。
スズメバチを刺激する色は「黒」
黒色はスズメバチを刺激するといわれています。その理由はいくつかありますが、ある説では、黒色はスズメバチの敵である熊の毛色だからだそうです。
そのため、スズメバチに遭遇する可能性があるあいだは、黒い服を着たり黒いアイテムを身に着けたりしないよう心掛けてください。また、黒髪の方は帽子やスカーフなどで髪をおおうようにするのもよいでしょう。
巣は早めに駆除してスズメバチを撃退しよう!
スズメバチの巣はしだいに大きくなっていき、なかには80cm程度になるものもあります。発見した巣が小さくても、大きくなるまえに、はやめに駆除することをおすすめします。
なぜなら、巣が大きくなるにつれスズメバチの数は増えていき、駆除作業の危険度が高くなるからです。スズメバチの巣を発見したら、なるべくはやく業者に連絡し、駆除してもらいましょう。
スズメバチの巣の駆除は危険がともなうので業者に依頼しよう
さきほどは、スズメバチのカチカチ音の正体や、遭遇したときの対処法を解説してきました。ここからは、巣の駆除について考えていきましょう。
スズメバチに刺されると、患部の痛みやはれだけでなく、ときには呼吸困難や全身のアレルギー症状が発生することもあります。このように、スズメバチの巣の駆除には大きな危険がともないます。そのため、駆除は業者に依頼すると安心です。
ここでは、よりスムーズに業者に駆除を依頼できるよう、料金の相場や業者を選ぶ際に大切なポイントをお伝えしていきます。
巣の駆除にかかる料金の相場
スズメバチの巣の駆除は、料金の相場に大きい幅があります。安い場合は15,000円程度ですが、高い場合は数万円かかることもあります。
相場に大きな幅がある理由は、駆除作業の危険度や難易度によって大幅な変動があるからです。たとえば、巣が大きかったり巣が屋根裏のような閉鎖的な場所にあったりすると、作業時にスズメバチにおそわれる危険度が高くなります。また、高所や屋根裏のように作業がしにくい場所では、難易度が高くなります。
このように、巣の駆除の料金はケースによって異なります。実際の料金を知るには、現地で見積りをとってもらいましょう。
業者を選ぶ際のポイント
蜂の駆除業者は数多くあるため、どの業者がよいか悩んでしまうこともあるでしょう。そんなときは、以下のポイントに注目してみてください。
・現地調査をして見積りをとってくれるか
スズメバチの巣の駆除料金は、作業の難易度や危険度で変わってきます。そのため、あとになって想像より高い料金を請求されないよう、実際に現場を調査して、見積りを提示してくれる業者がおすすめです。
・対応がスピーディーか
スズメバチの巣ははやめに駆除する必要があります。そのため、業者の対応スピードは重要なポイントとなります。業者を選ぶ際には、問い合わせから何日で現地調査や作業をしてくれるかを確認しましょう。
弊社のサービスを利用する際のながれ
弊社のサービスでは、全国の蜂駆除業者をご紹介いたします。弊社のサービスをご利用の際は、まず、コールセンターへお電話ください。お電話は24時間、365日受け付けています。お電話ではお客様の状況やご要望をうかがい、スタッフが現地調査にうかがう日程をご相談いたします。
現地調査の日には、弊社の加盟店スタッフが作業についてご説明したり、見積りを提示したりします。そして、お客様にご納得いただけたら作業のご依頼となります。ご納得いただけない場合はキャンセルできるので、お気軽にご利用ください。
巣を駆除したあとふたたび巣ができないよう対策しておこう!
この記事では、スズメバチのカチカチ音の意味、遭遇したときの対処、駆除業者についてご説明してきました。巣の駆除ができたらスズメバチへの恐怖は解消されますが、スズメバチがふたたび巣をつくることもあります。そのため、巣を駆除したあとは、ふたたび巣をつくられないよう対策しておきましょう。
スズメバチに巣をつくらせないためには、巣をつくりにくい環境にすることが重要です。では、具体的にどんな対策をすればよいかみていきましょう。
【1】忌避剤を散布する
忌避剤(きひざい)とは、スズメバチが嫌うニオイや成分でつくられた薬剤です。忌避剤を散布するとスズメバチが寄り付きにくくなり、その場所には巣をつくらなくなります。
蜂用の忌避剤スプレーは、ホームセンターや通販サイトなどで販売されています。商品に記載されている使用方法や注意点を読み、巣がつくられそうな場所に定期的に散布しましょう。
【2】木の剪定をする
枝や葉が密集した木は、人目につきにくかったり、雨風の被害をうけにくかったりするため、蜂が巣をつくる場所にうってつけです。そのため、スズメバチが木に巣をつくりにくくするためには、定期的な剪定を心掛けましょう。
【3】水をまく
蜂は水が苦手で、湿っている場所に巣をつくろうとはしません。そのため、巣をつくらせないための対策として、こまめに水をまくことも効果的です。広い範囲や高い場所に水をまく場合には、散水ホースなどを使ってまんべんなく濡らしておきましょう。
【4】効果的に対策するためのポイント
今回ご紹介した対策方法を試すうえで、より効果的におこなえるポイントをふたつお伝えします。それは、スズメバチが巣をつくる場所と、巣をつくりはじめる時期です。
・スズメバチがよく巣をつくる場所
蜂は、人目につきにくい場所や、雨風の影響をうけにくい場所に巣をつくることが多いです。たとえば、伸びきった木、軒下、換気口の内側、屋根裏などがあげられます。建物や庭のすべての場所を対策するのはむずかしいため、このような場所を重点的に対策してみてはいかがでしょうか。
・巣をつくりはじめる時期
スズメバチは4月ごろから巣をつくりはじめます。そのため、4月より少し前から対策を始めると効果的です。しかし、7月から10月ごろはスズメバチがもっとも攻撃的になる時期なので、見かけてもむやみに殺虫スプレーや散水で追い払おうとするのはやめましょう。
また、このようなポイントをおさえて対策していても、スズメバチが巣をつくってしまうことがあるかもしれません。巣を発見したときは、小さくても業者に駆除を依頼しましょう。弊社は24時間お電話を受け付けているので、いつでもご連絡ください。
スズメバチ駆除の関連記事
- スズメバチの駆除は保健所でも対応可能?業者に依頼した際のメリット
- スズメバチの巣を駆除する方法!業者に依頼時の相場や殺虫剤について
- スズメバチの巣は初期が狙い目!自分で駆除する方法や時期を解説
- スズメバチの駆除|天井裏(屋根裏)にある蜂の巣はとても危険!
- スズメバチ駆除の服装|防護服はレンタル可能?NG服装や駆除の流れ
- スズメバチの最大種には日本のオオスズメバチも!生態・身を守る対策
- スズメバチトラップの誘引剤の作り方|ペットボトルで捕獲して駆除
- スズメバチ駆除の役所でのサービス内容|業者に依頼するポイントも
- スズメバチの威嚇行動は攻撃前の警告!正しい対処法で身を守ろう
- スズメバチ駆除は粘着シートが効果的!多くの蜂を捕獲するコツとは