ヤミスズメバチは危険!毒性・攻撃性とは?スズメバチの種類と対処法
ヤミスズメバチとは、夜間の活動を得意とする夜行性のスズメバチの一種です。攻撃性が高く危険な蜂ではありますが、生息地は東南アジアとなっているため、基本的に日本で見かけることはありません。
しかし、ヤミスズメバチのように夜行性で攻撃性の高いモンスズメバチという蜂が日本にも生息しているのです。日本に生息している危険なスズメバチについての理解を深めて、安全に対処することが大切です。
この記事では、ヤミスズメバチの生態や日本に生息するスズメバチの種類などについてご紹介します。また、日本に生息するスズメバチの危険性と対処法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ヤミスズメバチの生態
日本では、基本的に見かけることのないヤミスズメバチですが、夜間に活動するスズメバチのため、生息地の東南アジアでは駆除が困難な蜂として知られています。この項目では、ヤミスズメバチの生態についてご紹介します。
ヤミスズメバチは夜も攻撃的!
ヤミスズメバチは、その名のとおり夜間での活動を得意とする、夜行性のスズメバチです。基本的に多くのスズメバチは、日中での活動を得意としているため、夜行性のスズメバチは珍しいといえるでしょう。
しかし、ほかの種類のスズメバチと同様に攻撃性が高く、危険な蜂であることに変わりありません。また、ヤミスズメバチはミツバチのように集団で行動するという習性があるため、一度に数匹から襲われるおそれもあります。
ヤミスズメバチに刺されたらどうなるの?
ヤミスズメバチに刺された場合、刺された箇所に激しい腫れや痛みが起こることがあります。また、場合によっては嘔吐や下痢といった症状のほかに、アナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー症状によって、死に至るおそれもあるでしょう。
【注意】日本にも夜行性のスズメバチがいる!
ヤミスズメバチは、東南アジアを生息地としているため、基本的に日本で見かけることはありません。しかし、日本にもヤミスズメバチのように夜行性のスズメバチが存在しています。
日本に生息している代表的な夜行性のスズメバチとしては、モンスズメバチが挙げられます。モンスズメバチは、攻撃性が高く毒を持っているため、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすおそれのある危険な蜂です。モンスズメバチに限らず、スズメバチを見かけた場合は、できるだけ早く駆除することが大切です。
弊社にご連絡いただければ、モンスズメバチやそのほかのスズメバチを駆除することが可能な業者をご紹介いたします。お電話によるお問い合わせは、24時間365日受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
日本に生息するスズメバチの種類
スズメバチの種類は、おもに「スズメバチ属」「クロスズメバチ属」「ホオナガスズメバチ属」「ヤミスズメバチ属」の4属に分類されています。この中で、ヤミスズメバチ属のみ日本には生息していません。
この項目では、残りの3属から日本に生息しているスズメバチの種類についてご紹介します。
【大型】スズメバチ属
スズメバチ属に分類されているスズメバチは、基本的に大型となっています。日本に生息しているスズメバチ属のスズメバチは、おもに以下のとおりです。
・オオスズメバチ
オオスズメバチは、すべての蜂の中で最も毒性が強いスズメバチです。体長も女王蜂が40mm前後、働き蜂で35mm前後と、すべての蜂の中で最大となっています。縄張り意識が強く攻撃性も高いため、非常に危険な蜂として知られています。
・モンスズメバチ
モンスズメバチは、日中だけではなく夜間にも活動することのできるスズメバチです。体長は女王蜂が30mm前後、働き蜂で25mm前後となっています。ヤミスズメバチ同様に夜間に活動をおこなうことができる、珍しい習性を持ったスズメバチだと言えるでしょう。
【中型】クロスズメバチ属
クロスズメバチ属に分類されているスズメバチは、平均的な大きさである中型となっています。日本に生息しているクロスズメバチ属のスズメバチは、おもに以下のとおりです。
・クロスズメバチ
クロスズメバチは、その名のとおり黒色に細い白色のしま模様が特徴的なスズメバチです。攻撃性・毒性ともにそれほど強くはありませんが、人を襲うこともあるため、油断はできません。体長は女王蜂が15mm前後、働き蜂で14mm前後となっています。
・シダクロスズメバチ
シダクロスズメバチは、全体が黒色で細いしま模様と、クロスズメバチとよく似た見た目をしているスズメバチです。体長は女王蜂が17mm前後、働き蜂で13mm前後となっています。見た目だけでなく、攻撃性や毒性といった生態に関してもクロスズメバチと類似しています。
【小型】ホオナガスズメバチ属
ホオナガスズメバチ属に分類されているスズメバチは、クロスズメバチ属と同等かそれ以下の小型である種類が多いです。日本に生息しているホオナガスズメバチ属のスズメバチは、以下のとおりです。
・キオビホオナガスズメバチ
キオビホオナガスズメバチは、ホオナガスズメバチ属の中でも、攻撃性の高いスズメバチとなっています。体長は女王蜂が20mm前後、働き蜂で15mm程度です。北海道に生息しているものと本州に生息しているもので、体長や斑紋の色が少し異なっていることがあります。
・シロオビホオナガスズメバチ
シロオビホオナガスズメバチは、おもに山岳地帯に生息しているスズメバチです。キオビホオナガスズメバチほど攻撃性は高くありませんが、巣を刺激されると激しく攻撃してきます。体長は女王蜂が17mm前後、働き蜂で12mm程度となっています。
スズメバチの巣はあっという間に巨大化!
基本的にスズメバチは、女王蜂だけで巣を作っている間にそれほど巨大化することはありません。しかし、働き蜂が巣を作るようになると、女王蜂だけのときと比べてあっという間に巨大化してしまうおそれがあります。
巨大化したスズメバチの巣は、巣の中にいるスズメバチの数が多いことから、駆除することが困難です。そのため、スズメバチの巣を見つけたら、できるだけ早く業者に駆除してもらうのがよいでしょう。
弊社にご連絡いただければ、スズメバチの種類や巣の大きさに関わらず、駆除することが可能な業者をご紹介いたします。そのため、「どの種類の蜂の巣かわからない」「いつ作られた蜂の巣なのかわからない」といった場合でも、安心してご依頼いただけます。蜂の巣の駆除でお困りの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
スズメバチの危険性と対処法
オオスズメバチやヤミスズメバチといった種類に関わらず、スズメバチに刺されると、アナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあります。そのため、スズメバチと遭遇した場合に備えて、正しい対処法を知っておくことが大切です。
ここからは、スズメバチに遭遇した場合の正しい対処法と、危険性が高まる季節についてご紹介します。
【1】野外で遭遇した場合の対処法
野外でスズメバチに遭遇した場合、姿勢を低くした状態で静かにその場から離れてください。大きな声を出したり、慌てて逃げようとしたりすると、スズメバチを刺激してしまうためです。
【2】車の中に入ってきた場合の対処法
車の中にスズメバチが入ってきた場合、まずは慌てずに車を安全な場所に停車させてください。スズメバチが車内にいるまま運転を続けると、慌てて事故につながってしまうおそれがあるためです。
車を安全な場所に停車させることができたら、車の窓をすべて開けて、スズメバチが出ていくのを待ってください。
【3】家の中に入ってきた場合の対処法
家の中にスズメバチが入ってきた場合、スズメバチを刺激しないように静かに部屋の電気を消して窓を開けます。スズメバチは、ほかの虫と同様に明るい場所へと移動する習性があります。そのため、しばらくの間部屋の電気を消して窓を開けておくことで、外の明かりに釣られて窓から出ていくでしょう。
とくに危険性が高まる季節に注意!
スズメバチは、巣作りや繁殖をおこなう夏ごろの時期になると、非常に攻撃的になります。一般的に8月前後は、スズメバチが巣作りや繁殖をおこなう時期となっているため、この時期はスズメバチの危険性が非常に高くなるでしょう。
そのため、巣の駆除も非常に困難になります。しかし、そのままスズメバチの巣を放置すると、刺されてケガをしてしまうおそれがあるため、業者に依頼して駆除してもらうのがよいでしょう。
弊社にご連絡いただければ、時期に関わらずスズメバチの巣を駆除することが可能な業者をご紹介いたします。また、現地調査による見積りを無料で承っておりますので、見積りを希望される方は、遠慮なくお申しつけください。蜂の巣駆除でお困りの方は、ぜひ弊社へのご連絡をお待ちしております。
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