蜂の巣の駆除に適した時間帯は?自力でおこなう手順を解説します
家の近くに蜂の巣があると、いつ刺されるかわからなくて怖いですよね。そんな蜂の巣を、一刻も早く駆除したいという方もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。蜂の巣は駆除する時間帯によって、駆除の難易度が変わってきます。
自分で駆除をする場合は、安全に駆除を終えるためにも時間帯を意識しておこなうようにしましょう。このコラムでは、蜂の巣を駆除する時間帯や自分で駆除をする場合の手順などについてご紹介していきます。蜂の巣でお悩みの方は、参考にしてみてください。
目次
- 蜂の巣の駆除に適した時間帯|そもそも自分でできる?
- 蜂の巣を駆除するなら「夜」がおすすめ
- こんな条件に当てはまったら自力駆除は危険!
- 蜂の活動シーズン中も自力駆除は危険
- 蜂の巣の駆除はプロに依頼するほうが安全
- 蜂の巣を自分で駆除したい場合の手順
- 準備:昼間のうちに巣の位置を確認しておく
- 準備:必要なものを揃える
- 【手順1】巣がある場所まで近づく
- 【手順2】巣に殺虫剤をかける
- 【手順3】巣を回収する
- 自分で蜂の巣を駆除することはリスクを伴う
- 再び巣をつくられないようにするには?
- 【1】防虫ネットを活用する
- 【2】蜂が寄ってきにくい環境に整える
- 【3】殺虫剤をこまめに散布する
- 【4】木酢液を活用する
- それでも再び巣ができてしまった場合は?
蜂の巣の駆除に適した時間帯|そもそも自分でできる?
蜂の巣を自分で駆除する場合「自分で駆除しても大丈夫なのか」と不安に思う方もいるでしょう。そこで、蜂の巣を駆除する時間帯や自分で駆除できるかどうかの目安についてご紹介していきます。
蜂の巣を駆除するなら「夜」がおすすめ
国内に生息する蜂の多くは、日が暮れると活動が弱まります。そのため、安全に蜂の巣を駆除したいのであれば、夜間に駆除をおこなうとよいでしょう。しかし、モンスズメバチなどの暗所に好んで巣をつくる種類の蜂は、暗い夜でも活動できるので注意が必要です。安全のためにも自分で蜂の巣を駆除する場合は、事前に蜂の種類をしっかり確認してください。
こんな条件に当てはまったら自力駆除は危険!
次の条件に当てはまる場合は、自分で駆除をおこなうのが危険なため、なるべく業者に依頼するようにしましょう。
1.蜂の種類がスズメバチ
蜂にはさまざまな種類がいますが、中でもスズメバチは凶暴な性格の種類が多く、駆除が難しいです。また、毒性も強いため種類によっては刺されると命にかかわるケースもあり、素人が駆除するのは非常に危険です。
2.蜂の巣の大きさが15cm以上
巣が大きければ大きいほど中にいる蜂も増えるため、駆除の難易度が上がります。巣のサイズが15cmを超えると、中にいる蜂の数が数百匹単位になるケースもあるため、自分で駆除をするのは避けましょう。
3.蜂の巣が手の届かない場所にある
蜂は種類ごとにさまざまな場所に巣をつくりますが、中には駆除が難しい場所に巣をつくるケースがあります。例をあげると、高所・天井裏・壁の隙間・床下・地中などです。これらの手が届かない場所に巣をつくられてしまうと駆除しきるのが難しいため、無理に自分で駆除をしようとせずに業者に相談することをおすすめします。
蜂の活動シーズン中も自力駆除は危険
蜂の駆除をおこなう際は、時期にも気をつける必要があります。活動が活発になる時期は蜂の種類ごとに異なるので、いくつか見ていきましょう。
・スズメバチ
スズメバチにはオオスズメバチやキイロスズメバチ、モンスズメバチ、コガタスズメバチなどと多くの種類がいるため若干の差はありますが、7~10月ころが活動シーズンです。
・アシナガバチ
アシナガバチにはセグロアシナガバチやキアシナガバチ、コアシナガバチなどが存在しています。活動シーズンは、6~9月ころとスズメバチに比べて、シーズンの始まりと終わりが早いです。
・ミツバチ
ミツバチはおとなしい性格であり、あまり人を襲うイメージがないという方もいるかもしれません。じつは、そんなミツバチにも活動シーズンがあります。スズメバチやアシナガバチは冬眠で春まで活動をしないのに対して、ミツバチは越冬期間が短く寒い時期に活動を再開します。そのため、女王バチの産卵から働きバチが繁殖し始める2~4月ころは攻撃性が増しやすいです。
蜂の巣の駆除はプロに依頼するほうが安全
蜂の巣の駆除は一歩間違えると刺されてしまう危険性もあるため、可能な限り駆除依頼をだすことをおすすめします。蜂の巣の駆除依頼をだす場合は大きく分けて「市役所や保健所」と「駆除業者」の2種類の選択肢があります。
・市役所や保健所
一定の条件を満たせば、蜂の巣を無料で駆除してもらえるケースがあります。条件は市役所や保健所によって異なりますが、多くの場合は「駆除する巣がスズメバチのものであること」と「巣が公共の場所につくられていること」が条件です。
また、無料とまではいかなくても業者に蜂の巣を駆除してもらう場合に補助金がでるケースもあるため、市役所や保健所に確認をとりましょう。
・駆除業者
「駆除する巣がスズメバチ以外のものである場合」や「巣が私有地につくられている場合」は基本的に業者に駆除を依頼することになります。しかし、一口に蜂駆除業者といっても多くの業者が存在するためどの業者を選べばいいかわからないという方もいるかもしれません。
そのようなときは、蜂の巣駆除業者にご相談いただければお客様のご要望に合わせた業者をご紹介します。相談窓口の利用は無料なため、駆除業者をお探しの際はお気軽にご相談ください。
蜂の巣を自分で駆除したい場合の手順
ここでは自分で蜂の巣を駆除する手順についてご紹介していきますが、蜂の巣の駆除は危険を伴います。そのため、少しでも不安を感じた場合は無理をせずに業者に駆除を依頼しましょう。
準備:昼間のうちに巣の位置を確認しておく
蜂の巣を駆除するのに適した時間帯は夜間ですが、周りが暗いと視界が悪く思わぬケガをしてしまう危険性があります。そのため、明るい昼間のうちに巣の位置や周りの地形などを把握しておきましょう。
準備:必要なものを揃える
蜂の巣の駆除に備えて必要なものを揃えていきましょう。巣の駆除に必要なものは、次のとおりです。
・防護服
レインコートや厚手の服に軍手、長靴、ゴーグル、帽子などを身につけて代用することも可能ですが、安全に駆除をおこないたいのであれば防護服を用意しましょう。自治体によっては蜂の巣駆除の際に防護服の貸し出しをしていることもあるので、駆除費用を抑えたい場合は確認をとることをおすすめします。
・殺虫剤
蜂に有効なピレスロイド系のものを用意しましょう。蜂用の殺虫剤を用意することをおすすめしますが、ハエやゴキブリ用の殺虫剤にもピレスロイド系の成分が含まれていることがあるためそちらでも代用可能です。
・ゴミ袋
駆除した蜂の巣や死骸を処分するために用意しましょう。蜂の巣は燃えるゴミ扱いであるため、市指定のゴミ袋がある場合は可燃ゴミ用のものに入れると後処理が楽になります。
・ライト+赤いセロファン
暗い中で作業をするのであれば、ライトは必要不可欠です。しかし、蜂は明かりに向かって飛ぶ習性があるため、暗闇で巣をライトで照らすのは大変危険です。
そこで活躍するのが赤いセロファンです。多くの昆虫は目の構造上、赤い光をうまく認識できず蜂も例外ではありません。そのため、ライトに赤いセロファンを被せて光を赤くすれば、蜂がライトに向かって飛んでくるリスクを減らせます。
【手順1】巣がある場所まで近づく
夜になったら防護服をしっかり着用して巣に近づきましょう。このときに、大きな音を立てて蜂を刺激してしまわないように気をつけてください。
【手順2】巣に殺虫剤をかける
殺虫剤はまず、少し離れた位置から巣に向けて噴射してください。そうすると巣の中から蜂が飛び出してくるので、でてきた蜂にも殺虫剤をかけて対処しましょう。でてくる蜂の勢いが弱まってきたら、巣に近づき中に直接殺虫剤をかけてください。
【手順3】巣を回収する
羽音が聞こえなくなったら巣を回収して、ゴミ袋に入れましょう。蜂の針は死後も毒があるため、死骸の針が刺さってしまわないように気をつけてください。
自分で蜂の巣を駆除することはリスクを伴う
蜂の巣の駆除はプロの方でも刺されるケースがあるため、自分でやるのはとても危険です。また、しっかりと対策をとらないとせっかく巣を駆除しても、再度同じ場所に巣をつくられてしまうこともあります。そのため、安全かつ確実に巣を駆除したいのであれば駆除業者に依頼しましょう。
蜂の巣の駆除を業者に依頼する場合は「蜂の種類」「巣の大きさ」「巣がある場所」などによって料金が異なるため、相場も1~5万円ほどと非常に幅が広いです。正確な駆除費用を知りたい場合は、まずは見積もりをとることをおすすめします。蜂の巣駆除お助け隊では見積もりを無料でおこなえるため、まずはご相談ください。
再び巣をつくられないようにするには?
蜂の巣は一度駆除したあとも、予防策をとらないと同じ場所に巣をつくられてしまうケースがあります。そこで、ここでは再び巣をつくられないようにするための予防策をご紹介していきます。
【1】防虫ネットを活用する
蜂の中には、家の壁の隙間や天井裏などに侵入して巣作りをおこなう種類がいます。それらの蜂の侵入口をふさぐように防虫ネットを設置すると、巣作りを予防しやすいです。
【2】蜂が寄ってきにくい環境に整える
蜂は基本的に、雨風をしのげる場所に好んで巣をつくります。そのため、枝葉が伸び放題な庭木やしげみは風雨をしのぎやすく、蜂にとっての絶好の営巣ポイントになってしまいます。蜂にとって巣つくりしやすい環境をつくらないためにも、剪定などのお手入れをおこないましょう。
【3】殺虫剤をこまめに散布する
蜂といえば花の蜜が主食と思う方もいるかもしれませんが、昆虫などを食べる雑食なものが多いです。そのため、家の周りにエサとなる虫が多いと蜂も寄ってきやすくなります。虫が寄りつかないように、こまめに殺虫剤を散布して蜂が住みにくい環境づくりをしましょう。
【4】木酢液を活用する
蜂は煙のニオイを嫌います。そのため、木酢液をまいておくと忌避剤の代わりとなって蜂が寄ってきづらくなります。木酢液は、蜂以外のさまざまな害虫にも効果的です。木酢液は原液で使用せずに、水で薄めて霧吹きなどで吹きかけるようにして使いましょう。
それでも再び巣ができてしまった場合は?
巣作りの予防をしていても、完全に巣をつくることを防ぐのは難しいです。もしも、再び巣をつくられてしまった場合は業者に依頼をして駆除と予防をおこなってもらいましょう。
蜂の巣駆除お助け隊では、蜂の巣の駆除から巣の再発予防までおこなっています。最短即日での駆除も可能なので、蜂の巣でお悩みの際はすぐにお電話ください。
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