蜂の巣の見つけ方を知りたい!蜂の種類ごとに場所を紹介│対策や予防
スズメバチやアシナガバチといった蜂は、市街地に進出して巣を作ることがあります。家の近くや敷地内でひんぱんに蜂を飛んでいるのを見かけたら、できるだけ早く巣の場所を確認して駆除することが大切です。
巣は春から夏にかけて大きくなり、蜂の個体数も増えていきます。そのまま放置していると駆除するのが難しくなり、蜂に刺されてしまうおそれがあるのです。
この記事では、蜂の巣の見つけ方と見つけたときにどうすればよいのか対処方法についてお伝えします。蜂の巣対策についてもご紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
蜂の巣の見つけ方│巣がよくある場所
蜂の巣は、蜂の種類によってさまざまな場所に作られます。蜂の巣の見つけ方は、それぞれの巣の形状や場所を知ることが重要です。
なお、もっとも攻撃性の高いとされているスズメバチの種類をより詳しく知りたい場合は、【スズメバチの種類|それぞれの危険性・活動時期・巣の特徴をご紹介】をご参照ください。
蜂は、甘い匂いや強い匂いに敏感です。巣を探す際は、香水や整髪料といった強い匂いのするものは身に着けないようにしましょう。蜂に刺されないように、できるだけ肌を露出しないようにすることも大切です。
スズメバチの巣
スズメバチは、蜂の中でもっとも大柄で強力な毒を持っており、なおかつ攻撃性が非常に高いのが特徴です。万が一刺されてしまうと、命にも関わってくるほどの危険性があります。
そんなスズメバチが作る巣は、初期段階は幼虫の住居となるハニカム構造(六角形)の巣穴が見えた状態になっています。その巣穴を取り囲むように壁が作られていき、徐々にマーブル模様となっていくのです。巣が完成する夏頃には、巨大な楕円状の巣ができており、わずかな穴から成虫は出入りします。
コガタスズメバチの巣は上記の巣とは異なり、楕円形ではなく壺をひっくり返したような形状になっています。下部が細長くなっているのが特徴です。
スズメバチの巣は、蜂の個体数を増やしていくことで60cm以上にまで成長します。その頃になると個人で駆除をおこなうのは非常に危険なため、業者に依頼しましょう。
【巣が作られやすい場所】
- 軒下
- 床下
- 土の中
- 雨戸の戸袋の中
- 生垣の中
- 屋根裏
キイロスズメバチやコガタスズメバチは都市部に進出してきており、住宅地にも巣を作ることがあります。雨風をしのげて、かつ人目に付きにくいところに作るため、気づいたら巣が大きくなっていたなんてこともあるのです。
アシナガバチの巣
アシナガバチは名前のとおり足が長く、立ったような状態でふわふわと飛ぶのが特徴です。スズメバチと比較すると温厚ですが、巣の近くで人が動き回れば攻撃されたと勘違いされて襲撃を受けることがあります。そのため、家の敷地内で巣を見つけた場合は駆除したほうがよいでしょう。
アシナガバチの巣は巣穴が下を向いた状態で露出しており、大きさは15cm~20cm前後と小さめなのが特徴です。スズメバチの巣と違い、外壁がなくお椀をひっくり返したような形状になっています。
【巣が作られやすい場所】
- 軒下
- 外壁
- ベランダ
- 庭木
- ガレージ
アシナガバチの巣は、敷地内の開放的な空間に作られることが多いです。また、巣が小さいため、物干し竿や外に置いてあるものにもいつの間にか巣を作られることがあります。
以上、2種類の蜂の巣についてご紹介しましたが、ハチの巣は床下など移動しづらい場所にあるかもしれないため、ご自身で探す際には蜂に刺される危険をともないます。少しでも不安を感じたら、業者に依頼することも検討しましょう。弊社では、蜂の巣駆除が可能な業者を紹介しています。巣が見つからなくてお困りの場合でもお気軽にご相談ください。
蜂の巣を見つけたときの対処方法
スズメバチやアシナガバチの巣を見つけても、あわてずにいったん距離を置きましょう。周囲を歩き回ると蜂に気づかれて、攻撃を仕掛けられるかもしれません。ご自身で駆除しようと考えている場合は、これからお伝えする判断基準を参考にしてみてください。
自力で駆除できるか確認しよう
個人で蜂の巣を駆除できるかどうかは、駆除する時期と蜂の種類、巣の大きさ、場所で判断しましょう。
まず、巣を見つけた時期が6月以降の場合は、蜂の個体数が増えてきているため自力での駆除は危険です。とくにスズメバチの場合は、刺されると命にも関わってくるため業者に依頼したほうがよいでしょう。比較的温厚なアシナガバチの巣の駆除なら、4月~5月上旬頃で巣が10cmにも満たない場合は、自力でも難しくはないでしょう。
次に、蜂の巣駆除に足場が必要かどうか確認してください。蜂の巣は、殺虫スプレーを使って駆除します。巣のある場所が手の届きにくいところだったり、三脚が必要だったりする場合は、足元が安定しないため、駆除が難しくなります。そういった場合も、業者に依頼することをおすすめします。
巣の駆除方法
蜂は日中、餌を求めて巣から離れており、日が沈む頃には戻ってきています。そのため、蜂の巣駆除は、夕方頃におこなうようにしましょう。
【蜂の巣駆除に必要なもの】
- 防護服
- 蜂用の殺虫剤(スプレー状のもの)
- ゴミ袋
- トング
- ホウキとチリトリ
- 新聞紙
防護服をご自身で購入する場合は、業者の駆除費用よりも高くついてきます。自治体によっては防護服を貸与してもらえることがあるため、一度ご相談ください。
普段着でおこなう場合は、肌を極力露出しないように厚着をして、軍手や長靴を着用します。さらにそのうえから白いレインコートを羽織ってフードもきちんと被りましょう。
レインコートの袖口や長靴とズボンの間にはテープを巻き付けて、隙間をなくします。首はタオルを巻いて服と隙間を作らないようにしましょう。
【蜂の巣の駆除方法】
1.日が沈む時間になったら働き蜂が巣に戻ってくるため、その前に必要なものを準備しておきましょう。暗くなると視界が悪く蜂の巣を見つけるのが難しくなるため、あらかじめ巣の場所を確認しておくことをおすすめします。
2.蜂用の殺虫スプレーを、蜂の巣から1~2m離れたところで噴射します。多くの蜂はこのときに巣から出てきますが、そのまま噴射を続けてください。アシナガバチは巣穴が露出しているため、まんべんなく噴射をしていきます。
3.巣の周囲に生きている蜂がいたら、同じように殺虫スプレーの噴射を続けていきます。巣穴から蜂が出てこなくなったら蜂の巣を片付けましょう。あらかじめ、ゴミ袋や新聞紙を地面に置いておくと蜂の死骸をまとめやすくなり、片付けが楽になります。
4.トングなどで巣をつついて落とします。ゴミ袋に入れたところで再度殺虫スプレーを噴射しておきましょう。蜂は死んでいても毒針に触れるのは大変危険です。トングで蜂をつまんだり、ほうきとちりとりなどを使ったりして素手で触らないようにして片付けましょう。
賃貸住宅の場合は注意が必要
蜂の巣が、お住まいのマンションやアパートなど賃貸住宅の敷地内にできていた場合は、勝手に駆除しないようにしましょう。基本的には、住宅の管理者側が蜂の駆除をすることになります。まずは、管理人や管理会社へご相談ください。
駆除方法の一連の流れを見て、「難しそう……」と感じた場合は、弊社にご連絡ください。弊社にご連絡いただければ、蜂駆除に対応した業者をご紹介します。日本全国の加盟店業者と提携しているため、迅速に対応することが可能です。お気軽にご相談をお待ちしています。
蜂の巣を作られないようにするために予防・対策しよう
蜂の巣の駆除が終わっても再び巣を作られたり、駆除した際にいなかった蜂がしばらく巣のあった場所にとどまったりすることがあります。
そのため、駆除後には、しっかりと予防しておくことが大切です。最後は、蜂の巣を再び作られないための対策方法についてお伝えしていきます。
殺虫剤を使用する
蜂用の殺虫剤には、忌避剤の効果も含まれています。蜂の巣を駆除したあとには、周辺に噴射しておくことで蜂を寄せ付けにくくすることができるのです。殺虫剤は、駆除用と忌避用を用意しておくとよいでしょう。雨風で匂いが消えるため、しばらくの間はこまめに使用することをオススメします。
蜂の嫌がる匂いを利用する
小さなお子さんがいる場合、殺虫剤の成分が気になってしまうかもしれません。その場合は、蜂が嫌な匂いのするものを使用してみるのもよいでしょう。蜂は、ハッカ油や木酢液といった匂いを苦手としています。
ハッカ油は、ミントの一種であるハッカからできた油です。薬局やホームセンターなどに原液が販売されているため、薄めてスプレー状にして噴射することで忌避効果が得られます。
木酢液は、炭を作る際に出た煙を蒸留した液体です。こちらもホームセンターやインターネット通販などで購入することができます。どちらも蜂以外の害虫の忌避剤としても用いられているため、虫を寄せ付けたくない場合に使用してみてはいかがでしょうか。
しかし上記の対策をおこなっても、再び巣を作られてしまったら早めに駆除しましょう。高所作業や床下などの狭い場所に巣がある場合は、業者に相談して駆除をおこなうことをおすすめします。弊社は、蜂の駆除はもちろんのこと、予防・対策にも対応した業者をご紹介しております。
「どんな種類の蜂がわからないけど、巣があるから駆除してほしい」「急ぎでお願いしたい」など、ご希望がございましたらお気軽にご相談ください。蜂の巣でお困りの方へ、最適な業者を派遣させていただきます。24時間お電話にて受け付けしておりますので、お気軽にご連絡お待ちしております。
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