蜂の巣駆除後に戻ってくる「戻り蜂」の正体を解明!対処予防法も解説
蜂の巣駆除後に戻ってくる蜂は「戻り蜂」とよばれます。蜂の巣駆除時に駆除しきれなかった蜂や、駆除時に巣にいなかった蜂が、元の巣があった場所に戻ってくるのです。
元の巣があった場所に戻ってくる理由は、蜂に帰巣本能があるためです。戻り蜂の中には帰る巣を失い気が立っている蜂もいるので、できるだけ近づかない方がよいでしょう。
当記事では戻り蜂の対処法や予防法を解説しますので、ぜひ参考にしてください。しかし、明らかに戻り蜂の数が多い場合は業者に依頼して駆除してもらいましょう。
目次
蜂が蜂の巣駆除後に戻ってくる理由
前述したように、蜂の巣駆除後に戻ってくる蜂は「戻り蜂」とよばれます。この戻り蜂が発生する理由は、蜂に帰巣本能があるためです。
蜂の巣駆除後に戻ってくる戻り蜂は、しばらく巣があった場所を飛び回ります。そして、戻る巣がないことを悟ると、自然に別の場所へ飛んでいくことが多いです。しかし、蜂の巣駆除時に女王蜂を駆除し損ねた場合、その女王蜂が戻ってくることもあります。
もし、戻ってきた蜂が女王蜂であった場合は少し厄介です。というのも、女王蜂は元の巣があった環境が巣作りに好条件であった場合、再び同じ場所に巣を作ることがあるからです。このようなリスクも考えると、蜂の巣駆除後にはしっかりと戻り蜂の対策をしておかなければなりません。
次からは具体的な戻り蜂の対処法についてご紹介していきますので、引き続きご覧ください。
蜂の巣駆除後に戻ってくる戻り蜂の対処法
前述したように、蜂の巣駆除後に戻ってくる戻り蜂は、しばらく巣があった場所を飛び回り、戻る巣がないことを悟ると別の場所へ飛んでいきます。そのため、基本的にはこちらから攻撃しない限り、戻り蜂も人に攻撃をしてくることはありません。しかし、戻り蜂の中には帰る巣を失い気が立っているものもいます。
このような点を考えると、戻り蜂が自分から飛び去るまでは近づかずにそっとしておくのが安全といえるでしょう。ただし、戻り蜂を見かけた場所によっては、最初に取るべき対処法が決まっている場合があります。以下を参考に適切な対処を心がけてください。
・賃貸の場合
賃貸物件の場合は、まず大家さんや管理会社に相談してください。
・公共施設の場合
公園や街路樹のような公共施設で戻り蜂を見かけた場合は、その場所を管理している自治体の役所に相談しましょう。
・持ち家の場合
戸建てなどの持ち家で戻り蜂を見かけた場合、何が何でも駆除する必要はありません。戻り蜂は巣を失ってふらふらと飛んでいるだけなので、放っておけばいつの間にかいなくなっていることがほとんどだからです。しかし、以下のようなケースでは早めに業者に相談することをおすすめします。
持ち家では業者に相談した方がよいケースもある
たとえば、いつまでも飛んでいく気配が見られない場合や、巣作りされそうな気配がある場合は、業者に相談して駆除してもらうことをおすすめします。また、戻り蜂が1匹2匹ではなくたくさん飛んでいる場合も、安易に近づかず、業者に相談するのがよいでしょう。
弊社ではさまざまな蜂駆除業者をご紹介していますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。
戻り蜂に再び巣作りされないための対策方法
前述したとおり、戻り蜂が女王蜂であった場合、再び巣作りされるおそれがあります。それを防ぐためには、蜂の巣駆除後にしっかりと対策しておくことが大切です。ここでは2つの対策方法をご紹介しますので、以下をご覧ください。
・蜂用スプレーを撒く
蜂用スプレーには蜂の忌避効果があるので、戻り蜂にも効果的です。戻り蜂が戻ってきて飛び回るとされる期間は約1週間とされているので、その間は蜂の巣があった場所に定期的にスプレーを撒いておきましょう。ただし、雨が降ると効果が薄れてしまうので、雨上がりには必ず撒き直すようにしてください。
・フェイクネスト(偽の巣)を設置する
フェイクネスト(偽物の蜂の巣)を設置しておくと、蜂はその場所に先客がいると思い、別の場所を探しに行くといわれています。フェイクネストの作り方は、ぐしゃぐしゃに丸めた茶色の紙をもう一枚の紙で包み、先端をヒモで縛るだけです。この巣を、元の巣があった場所にくくりつけておきましょう。
さらに、庭や家のまわりの環境整備もおこなっておくと、より効果的です。詳しくは以下でご紹介しますので、引き続きご覧ください。
蜂の巣を作らせない環境整備も大切
蜂の巣を作らせないためには、蜂が巣作りしづらい環境に整備することが大切です。整備のポイントは以下の3つがあります。
・蜂が巣作りする場所を定期的に点検する
蜂は人目が届きにくい屋根裏や庭木まわり、倒木の中などに巣を作ります。ときには物置の使われていない不要品が利用されることもあるので、そのような場所を定期的に点検し、掃除するようにしましょう。
・水を撒く
蜂は乾燥した場所を好むので、巣作りされやすい場所で水を撒ける場所には、水を撒いておくと効果的です。屋根裏など水を撒けない場所は、前述した点検を重視しておこなうとよいでしょう。
・通気口を塞ぐ
蜂は小さなすき間からも侵入するので、換気口や通気口など侵入口になりやすい場所には、ネットやフィルターをかけるなどして塞いでおきましょう。また、エアコンの室外機からパイプを通って家に侵入することもあるので、室外機にはカバーをかけておくと安心です。
再び蜂の巣ができてしまったら早期駆除が大切
ここまで戻り蜂の対処方法についてご紹介してきました。しかし、それでも再び巣ができてしまった場合、巣作りの初期段階で駆除することが大切です。蜂の巣は女王蜂1匹で作り始めるので、初期段階であれば中には女王蜂しかおらず、駆除作業も簡単にすみます。
とはいっても、蜂の巣は人目が届きにくい場所にできるので気づくのは難しく、いつの間にか大きくなっていることも少なくありません。大きくなった巣は蜂の数も増えて危険なので、必ず業者に依頼して駆除してもらうようにしましょう。
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