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蜂の巣駆除は業者に任せるべき?スズメバチなどの危険な蜂の駆除法

蜂の巣駆除は業者に任せるべき?スズメバチなどの危険な蜂の駆除法

家の周りに、蜂の巣ができてしまってお困りでしょうか。蜂の巣の駆除はとても危険な作業なので、なるべく業者に依頼して安全に駆除することをおすすめします。また、蜂の巣がまだ小さい場合であっても、放置せず早めに駆除するようにしましょう。

このコラムでは、自分で蜂の巣を駆除する方法や業者に依頼した場合の費用相場などをご紹介していきます。家の周りの蜂の巣を駆除したい方は、参考にしてみてください。

自分で蜂の巣の駆除をしても大丈夫?危険なスズメバチやアシナガバチを見分ける方法

巣の駆除作業は蜂に刺される危険性があるため、可能な限り業者に依頼することをおすすめします。しかし、中には自分で駆除をしたいと考える方もいることでしょう。自分で蜂の巣を駆除したいという方は、蜂の種類を確認しましょう。

蜂の種類と見分け方

蜂の種類と見分け方

蜂は種類によって、駆除の難易度が大きく異なります。人の家の周りに巣を作る代表的な蜂は「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」「クマバチ」の4種類です。

【スズメバチ】

危険性 攻撃性が高く毒性も強いので非常に危険。
特徴 ・橙色に近い黄色
・腰が細くくびれている
・素早く飛ぶ
巣の特徴 ・外皮がある
・白/茶/ベージュ色のマーブル模様
・球状(フラスコ状)
・丸い巣穴が一か所だけある

【アシナガバチ】

危険性 スズメバチほど積極的に人を襲わないが、強い毒性がある。
特徴 ・明るい黄色
・腰が細くくびれている
・足が長い
・ふらふらと飛ぶ
・飛行中は足がダラリと垂れている
巣の特徴 ・外皮がなく、巣がむき出し
・白また灰色
・枯れた蓮を逆さまにしたような形状

【ミツバチ】

危険性 温厚な性格で毒性も低い。大規模なコロニーを形成するので、巣を刺激すると大群に襲われる危険性がある。
特徴 ・黄色
・小さい
・体毛がある
・花から蜜を吸う
巣の特徴 ・外皮がなく、巣がむき出し
・黄色っぽい
・板状の巣が複数枚連なって形成される。外周の形状は周囲の地形によって変動することがある。

スズメバチの駆除はとても危険なので、基本的には業者に依頼してください。また、「巣のサイズが10~15cm以上ある」「巣が高所/屋根裏/床下などの駆除しづらい場所にある」「自分で駆除する自信がない」などの場合も業者に依頼することをおすすめします。

場合によっては様子見するのもひとつの手?

アシナガバチやスズメバチは冬になると冬眠するため、駆除をおこないやすくなります。そのため、「巣が人通りの少ない場所にある」「もう少しで冬になる」という条件を満たす場合は無理に手を出さずに様子見するのもひとつの手です。様子見をする場合は、蜂に刺されてしまわないためにも次の点に注意しましょう。

・香料に注意する
香水/化粧水/制汗剤/整髪剤などの香料には、蜂が分泌する「警報フェロモン」に似た成分が含まれていることがあります。警報フェロモンとは、蜂が外敵に襲われた際に仲間を引き寄るために発する成分です。蜂に刺されないようにするためにも、これらの香料を身に着けた状態で巣に近づかないように注意してください。

・蜂を刺激しない
蜂を見かけると、人によってはパニックになってしまうかもしれません。しかし、蜂の近くで大声をあげたり走ったりすると刺されてしまうおそれがあります。蜂が近くを飛び回っていても、焦らずゆっくりとその場から立ち去りましょう。

・白い服を過信しない
一般的には「黒い服を着ていると蜂に刺される、白い服なら安全」といわれています。しかし、白い服を着ていれば絶対に刺されないという訳ではなく、一度蜂を刺激してしまったら服の色に関係なく刺される危険性があります。そのため、「白い服さえ着ていれば大丈夫」と油断しないようにしましょう。

蜂の巣の駆除を成功させるためのポイント

蜂の巣の駆除を成功させたいという方は、次の点を意識してみましょう。

・戻り蜂対策をしっかりする
蜂の巣駆除の際に逃げ出したり、たまたま外に出ていたりした蜂が、元々巣があった場所に戻ってくることがあります。このような、巣の駆除後に戻ってくる蜂を「戻り蜂」といいます。同じ場所に巣を再び作られてしまうケースもあるため、巣を撤去した場所に蜂の忌避剤をまいて戻り蜂対策をしましょう。

・巣の駆除は日が沈んでからおこなう
多くの蜂は昼行性なため、明るいうちは巣の外で活動している個体が多いです。そのため、日中に駆除をおこなうと駆除漏れが発生しやすくなり、巣を再度作られる危険性が高くなります。

・巣が小さいうちに駆除をする
蜂の巣は大きくなればなるほど、中にいる蜂の数も比例して増えていき駆除漏れが発生しやすくなります。そのため、巣がまだ小さいうちに駆除をおこないましょう。

アシナガバチやスズメバチなどは毎年新しい巣を作るため、巣作りをしはじめて間もない4~5月ころが駆除のチャンスです。6月以降は働き蜂がどんどん増え、完全に駆除しきるのが難しくなっていきます。

蜂の巣を駆除する方法

ここでは実際に蜂の巣を駆除するために必要な道具や、駆除のおおまかな手順についてご紹介していきます。自分で駆除をする際の参考にしてみてください。

蜂の巣駆除に必要な道具

蜂の巣駆除に必要な道具

安全に蜂の巣を駆除するためにも、事前の準備はしっかりとおこなっておきましょう。

・殺虫剤
蜂駆除用のものでかつ、長距離噴射ができるタイプを用意すると安全に作業をおこないやすくなります。駆除中に殺虫剤を切らしてしまわないよう、多めに用意しておきましょう。

殺虫剤は可能な限り蜂用のものを使用するのが望ましいですが、ピレスロイド系の成分が含まれていればハエやゴキブリ用のものでも代用可能です。

・防護服
蜂用の防護服はホームセンターやネット通販などで購入可能です。また、自治体によっては防護服のレンタルをおこなっているケースもあるため確認してみましょう。

・ゴミ袋
駆除した蜂の巣や死骸を処分する際に必要になってきます。多くの場合は燃えるゴミとして出せますが、自治体によってルールが異なるケースもあるのでしっかりと確認を取ったうえで処分しましょう。

・忌避剤
忌避剤は蜂の巣の駆除後に、巣の再発を防ぐために必要になってきます。市販の蜂の忌避剤を、巣があった場所にまいておきましょう。また、蜂は煙のニオイを嫌います。そのため、煙のニオイがする木酢液を散布すれば、忌避剤の代わりにすることも可能です。

・懐中電灯+赤のセロファン
日没後の暗い中で視界を確保するのは難しいため、周りや巣を照らせる懐中電灯が欠かせません。しかし、蜂は光に向かって飛ぶという性質があるため、暗い中でそのまま懐中電灯を使用するのはとても危険です。

そこで、利用するのが懐中電灯に赤のセロファンを張り付けて光を赤くする方法です。こうすることによって、蜂が光に向かって来るリスクを抑えることができます。この理由には諸説がありますが、蜂が暗闇の中では赤い光を上手く認識できないためとされています。

懐中電灯+赤のセロファン

蜂の巣駆除の手順

1.日が出ているうちに蜂の巣の場所を確認する。また、駆除作業中のケガを防止するために、周りの地形や障害物がないかなども確認しておきましょう。

2.日が落ちて暗くなるまで待つ。

3.巣から離れた位置から殺虫剤を噴射する。 巣から蜂が飛び出してくるので、落ち着いて殺虫剤を噴射し続けましょう。

4.巣から飛び出してくる蜂が少なくなってきたら、殺虫剤を噴射しつつ徐々に巣に近づく。

5.至近距離から巣に殺虫剤を噴射する。 スズメバチの巣の場合は、直接巣穴から巣の中へ殺虫剤を噴射する。

6.羽音や威嚇音がしなくなったら巣を撤去し、蜂の死骸と一緒にゴミ袋に入れる。 ゴミ袋は二重にしておくと、針が袋を貫通して刺さってしまう事態を防ぎやすくなります。

7.再発防止のため、巣があった場所に忌避剤をまいておく。 蜂の巣や死骸は、お住まいの市町村のルールに従ってゴミに出してください。

蜂の巣駆除はいくらでやってもらえる?スズメバチやアシナガバチなどの費用相場について

「自分で蜂の巣を駆除するのは難しい」という場合は、業者を利用することをおすすめします。業者に蜂の巣駆除を依頼する際に気になるのは「いくらかかるか」だと思います。

しかし、蜂駆除の料金をインターネットで調べるとさまざまな料金が出てくるため、結局いくらで駆除できるのか分からないという方もいることでしょう。そこで、ここでは蜂の種類ごとのおおまかな相場と、駆除料金が変動する要因について解説していきます。

蜂の巣の駆除料金はどうやって決まる?

蜂の巣の駆除料金はどうやって決まる?

「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」のおおまかな相場は次のとおりです。

スズメバチ 約1~4万円
アシナガバチ 約1~2万円
ミツバチ 約1~4万円

この相場を見たときに「なんでこんなに駆除料金に差があるのか」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。その理由は、蜂の巣の駆除料金が「蜂の危険度」「巣のサイズ」「巣の位置」「駆除をおこなう時期」によって大きく変動するためです。

蜂の危険度 攻撃性が高くて危険な蜂ほど駆除難易度が上がるため、費用も高くなります。
巣のサイズ サイズが大きくなるほど駆除の難易度も上がるため、駆除料金が高くなります。
巣の位置 高所や狭所は駆除の手間が増えるため、駆除料金が高くなります。
駆除をおこなう時期 どの蜂も繁殖期の間は攻撃性が高まって駆除が難しくなるため、その時期に駆除をすると料金が割り増しになります。

このことから「危険度が低い」「巣が小さい」「巣が駆除しやすい位置にある」「活動が消極的な時期の駆除である」などの条件を満たせば比較的安い料金で駆除が可能です。

逆に「危険度が高い」「巣が大きい」「高所または床下などの駆除しづらい場所に巣がある」「繁殖期中の駆除である」などの条件を満たしている場合は、駆除料金が高額になります。

蜂の巣の駆除料金はどうやって決まる?

実は高くなりやすい?ミツバチの駆除費用について

ミツバチの駆除費用の相場は、1~4万円ほどです。しかし、ミツバチといえば温厚で駆除も難しくなさそうなのに、なぜこんなに駆除費用が高くなるケースがあるのか不思議に思うかもしれません。

実際に、ミツバチはスズメバチやアシナガバチに比べると危険度が低く、駆除自体はそこまで難しくありません。その一方で、ミツバチの駆除は後処理が面倒になりやすいです。

ミツバチはひとつの巣に数千~数万匹単位の大規模な群れを作り、巣のサイズも大きくなりやすいです。そのため、駆除後は大量の死骸と巨大な巣を処分する必要があります。さらに、巣を撤去する際は大量の蜜の後処理もおこなわなければなりません。周囲に垂れた蜜も掃除する必要があるため、とても手間がかかります。このことから、ミツバチの駆除費用は高くなりやすいです。

蜂の巣駆除は市役所などが助けてくれるケースがある?

市役所によって異なりますが、蜂の巣の駆除をする際にサポートを受けられるケースがあります。サポートの一例をあげると、無料で駆除をおこなってくれたり、駆除費用の一部を負担してくれたりなどです。そのため、駆除費用を少しでも抑えたいという方は、市役所の窓口やホームページなどで、蜂の巣駆除のサポートがあるか確認してみることをおすすめします。

業者はどうやって選べばよい?

蜂駆除業者はあまり身近なものではないため、どのように選べばよいのか分からないという方もいることでしょう。しかし、よく考えずに業者を選んでしまうと、さまざまなトラブルの元になりかねません。

過去には、技術力の低い業者がスズメバチの巣を駆除した結果、火災が発生して家が全焼したという事例があります。ここまでの大事になるのは稀なケースですが、業者によっては対策が不十分で周囲に危険がおよぶおそれがあります。

トラブルを避けるためにも、業者選びは慎重におこないましょう。ここでは、よい駆除業者を選ぶコツについてご紹介していきます。

・事前に見積りを出してくれるか
正確な駆除費用を把握し、駆除作業後の料金トラブルを避けるためにも見積りは必要不可欠です。しかし、一部の業者は作業後に見積りを出して、作業前に口頭で提示した料金よりも高い額を請求するケースがあります。このような業者を選ばないようにするためにも、作業前に見積りを出してくれる業者を選ぶようにしましょう。

・安さだけで選ばない
業者に駆除を依頼するのであれば、少しでも安い費用で依頼したいですよね。しかし、相場よりも大幅に駆除費用が安い場合は注意が必要です。このようなケースでは、出張費や交渉作業料などの追加料金が含まれていなかったり、巣の再発予防をおこなっていなかったりする可能性があります。

・口コミサイトの評判はどうか
口コミサイトは、業者を実際に利用した方の意見を見ることができる貴重な場です。すべてを鵜呑みにするのはよくないですが、業者選びをする際の参考にするとよいでしょう。

「業者を探すのが面倒くさい」「すぐにでも蜂の巣を駆除してほしい」という方は、弊社の相談窓口をご利用ください。弊社では、数多くある加盟店の中からお客様のご要望に合わせた業者をご紹介しています。相談窓口は、通話料無料で24時間365日いつでもご利用できるため、蜂の巣でお困りの際はお電話ください。

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