蜂に木酢液は本当に効果がある!でも仕掛けるなら時期に注意して…!
蜂は人に危害を与えるおそれのある昆虫で、多くの方は蜂が身の回りを飛んでいるだけでも怖いと思うのではないでしょうか。そんな困った蜂の対策に効果的なのは木酢液です。木酢液は用意がしやすい上にコストも安いため、お手軽な対策法として紹介されるケースが多いです。
しかし、本当に木酢液で蜂対策ができるか不安に思う方もいるかもしれません。そこで、このコラムでは「蜂対策に木酢液は効果があるか」についてご紹介していきます。また、木酢液の使い方についても解説するので、蜂のトラブルでお悩みの方は参考にしてみてください。
目次
蜂に木酢液が効くのは本当なの?
結論からいうと、蜂に木酢液の効果があるのは本当です。しかし、効果があるといっても蜂を駆除する効果はありません。あくまで、木酢液には蜂を忌避する効果があるだけです。
なぜ木酢液に蜂の忌避効果があるのか?
木酢液には蜂の駆除効果こそありませんが、蜂を寄せ付けない効果があります。しかし、なぜ木酢液には蜂の忌避効果があるのでしょうか。その理由は、木酢液のニオイにあります。
嗅いだことがある方は分かるかもしれませんが、木酢液は煙のニオイがします。煙のニオイがするのは、木酢液自体が炭を焼いた際に発生した煙を冷やして液体にしたものだからです。
実は、蜂は人間に比べて視力があまりよくない反面、嗅覚が優れているのです。その嗅覚を活用して、エサや敵を察知したり、仲間のフェロモンを嗅いで連携を取ったりします。嗅覚の鋭さから、かいた汗や身に着けている香料のニオイを感じ取って私たちに襲いかかることもあります。
そんな嗅覚の鋭い蜂にとって煙のニオイはひどい悪臭のようなものであり、このことから木酢液には蜂の忌避効果があるとされています。
木酢液は【仕掛ける時期】を間違えると逆に危険!
木酢液は「蜂の嫌う煙のニオイがする」という理由から蜂対策に効果的です。しかし、仕掛けるタイミングを間違えると、逆に蜂を刺激して襲われてしまうおそれがあります。蜂対策に木酢液を利用する場合は、蜂が攻撃的になる時期を避けましょう。
蜂の攻撃性が高くなる時期について
一口に蜂といってもいくつかの種類に分けられ、それぞれ攻撃性が高まる時期も異なります。蜂は大きく分けると次の三種類があります。
【スズメバチ】
危険な時期:7~10月
主に雑木林や山間部に生息する、凶暴で毒性が強い蜂です。その毒性は非常に高く、刺されると激しい痛みを伴い、最悪命を落とす危険性があります。また、捕食目的にアシナガバチやミツバチなどの巣を襲撃するケースがあるため、近くにほかの蜂の巣がある場合は要注意です。
【アシナガバチ】
危険な時期:6~8月
スズメバチに比べると攻撃性や毒性は若干低いですが、都市部に適応して巣を作るため遭遇する危険性の高い蜂です。周囲の害虫を食べてくれることから、益虫として扱われるケースもあります。
【ミツバチ】
危険な時期:10~11月/2~3月
ミツバチは蜂の中でもかなり温厚な部類ですが、攻撃性が高まる時期が存在します。スズメバチやアシナガバチが寒くなると活動を停止するのに対して、ミツバチは寒い時期に活発になり攻撃性が高くなります。
木酢液を仕掛ける時期について
蜂が攻撃的になる危険な時期を避けるとなると、木酢液は4~5月の間に仕掛けるのがベストといえるでしょう。この時期は、危険度の高いスズメバチやアシナガバチが巣作りの場所を探す時期でもあります。そのため、4~5月にしっかりと木酢液を仕掛けておけば、巣作りを予防しやすくなります。
木酢液を効果的に使う方法
蜂対策に木酢液を使う場合は、水と木酢液を1:1に割合に混ぜあわせたものを霧吹きなどで散布しましょう。木酢液スプレーを効果的に使いたい場合は、蜂が巣を作りそうな場所に直接散布するのが効果的です。蜂が巣を作りやすい場所は、次のとおりです。
【蜂が巣を作りやすい場所】
- 軒下
- 床下
- 壁の隙間
- 天井裏
- 戸袋(雨戸を収納するスペース)
- 生垣
- 庭木
- 樹洞(樹木の中が腐ってできた空洞)
多くの蜂は、風雨をしのげる場所に好んで巣を作ります。そのため、風雨がしのげそうな場所に木酢液スプレーを散布しておくおことで、より効果的に蜂の巣作りを予防できます。
また、散布した木酢液は降雨や時間の経過で効果が薄れてしまいます。ニオイが薄くなったら、再度木酢液スプレーを散布し直しましょう。
蜂の巣があるなら早めに駆除して根本解決を!
お話ししたとおり、蜂は木酢液で駆除することはできません。木酢液でできるのは、蜂の予防のみです。巣が近くにある状況で木酢液を仕掛けてしまうと、逆に蜂を怒らせてしまうおそれがあるため、無理に手を出さず業者に駆除を依頼しましょう。
蜂の駆除は、すばやさがカギです。巣が小さい段階であれば駆除の手間も少なく、費用も安く済みます。しかし、時間が経つにつれ巣はどんどん大きくなっていき、駆除の危険度や費用も上がってしまいます。
すぐにでも対応できる蜂駆除業者をお探しの際は、弊社の相談窓口にご相談ください。最短即日で対応できる業者をご紹介します。
まとめ
蜂対策に木酢液が効果的です。しかし、木酢液にあるのはあくまで忌避効果だけで、蜂を駆除する効果がない点には注意しましょう。木酢液の使い方は、水と1:1に割って霧吹きで散布するという形になります。蜂の危険度が低い4~5月に軒下や庭木、戸袋などの風雨をしのぎやすい箇所に散布すると予防に効果的です。
蜂の巣がすでにできている状態で木酢液を仕掛けると、ニオイで蜂を怒らせて刺されてしまうおそれがあります。そのため、巣ができたらなるべく早く業者に駆除を依頼しましょう。弊社では、蜂駆除のプロをご紹介しています。見積り無料な上、見積り後のキャンセル料および追加料金はないため、安心してご利用ください。
蜂の巣駆除の関連記事
- 蜂の巣は放置せずに駆除を!巣の形や場所から蜂の種類をつきとめよう
- 蜂の巣は初期(作り始め)の駆除が重要!種類ごとの巣の特徴を解説
- お墓の蜂の巣駆除は早急に!駆除依頼した際の費用や予防方法まとめ
- 蜂の巣駆除|掃除機で駆除する方法・自力でできるかの条件と手順
- 蜂の巣駆除は賃貸の場合責任は?管理会社・自力駆除での各対応方法
- 【蜂の巣退治】自分でできる!蜂を駆除する方法・時期などのポイント
- 蜂の巣を見つけたら?場所別の対処方法・スズメバチ以外は自力駆除も
- 【蜂の巣駆除】スプレーを使った駆除方法や業者の費用相場をご紹介
- 蜂の巣駆除業者の口コミは信用できる?失敗しない選び方や費用の相場
- 蜂の巣駆除の格安料金に潜む危険!費用相場以下で依頼するときのコツ