蜂の巣は放置せずに駆除を!巣の形や場所から蜂の種類をつきとめよう
蜂の巣を家などの敷地内で発見したら放置せずに早めに駆除をしましょう。蜂を刺激しなければいきなり襲われるということはありませんが、刺されないという保証もありません。とくにスズメバチといった危険性の高い蜂に刺されてしまうと最悪の場合、命に関わることもあります。
まずは蜂の巣を放置することでどんなことが起こるかをみていきましょう。また、巣の形から蜂の種類を判断することもできるので、危険度が高いかどうかを判断する材料として参考にしてみてください。
目次
蜂の巣は放置してもいいの?
蜂の巣を駆除するのはお金もかかるし、今のところ実害がないからとそのままにしていませんか?ですが放置しても問題はないのでしょうか。結論から言うと蜂の巣を放置することはやめておいたほうがいいです。
蜂の巣がある状態というのは少なからずリスクがあります。万が一刺されてしまっては元も子もありません。また、自分以外の誰かが刺されてしまう可能性もあります。ここでは蜂の巣を放置する危険性について紹介していきます。
蜂の巣の放置は危険!
蜂の巣を放置することでまず考えられるのが蜂の増加。女王蜂は毎日のように卵を産み続けます。日が経てば経つほど群れの規模が大きくなって蜂の巣も大きくなってしまうのです。
蜂の数は、数十匹、数百匹とどんどん増えてしまうでしょう。蜂の種類や場所にもよりますが、一つの蜂の巣に対し数千匹の蜂が暮らすこともあるのです。蜂が増えると刺されてしまうリスクも増えるので注意が必要です。
また、蜂が多いということは駆除のリスクも高くなります。蜂の巣が大きくなってから業者に頼む場合、費用が高額になってしまう可能性があることも注意しておきましょう。
ご近所トラブルになることも
自分には関係ないと蜂の放置をしてしまうと、思わぬところでトラブルが発生する可能性があります。それは近隣の住民や通行人といった別の方が刺されてしまうことです。場合によっては管理責任を問われる可能性もあります。
また、蜂の巣を放置している家の住民と蜂の巣を駆除して欲しい近隣住民とでトラブルになることもあるようです。近隣住民からすればいくら危険だと思っていても勝手に人の家の蜂の巣を駆除することはできません。
駆除に対する意識の違いから仲違いをしてしまうこともあるのです。
蜂の巣から危険度を判断しよう!蜂の正体について
蜂は種類によっても巣の形が変わります。そのため、実際に蜂の姿をみていない状態でもどんな蜂が巣を作ったのか見当をつけることができるのです。ここでは普段からよくみられる蜂の種類について危険度別にみていきます。とくにスズメバチの巣の特徴がある場合、危険なので近づかないように注意しましょう。
危険度:高!スズメバチ
スズメバチの巣は作り始めはフラスコを逆さまにしたような形をしています。そこから大きくなるにつれて球体の丸い蜂の巣へと成長していくのです。蜂の巣は何層も積み重なりマーブル柄が特徴で、巣の大きさが80cm程度になることもあります。
「丸い形」「マーブル柄」の場合はスズメバチの可能性が高いと覚えておきましょう。
スズメバチは動きが早く凶暴で、毒性も強いのが特徴です。スズメバチの巣の近くを通っただけでも襲われることがあるので注意してください。
危険度:中!アシナガバチ
アシナガバチの巣は灰色でお椀を逆さまにしたような形をしています。巣穴がむき出しの状態で作られていて10~15cm程度の大きさになります。
「おわん型」の場合はアシナガバチの可能性が高いと覚えておきましょう。
アシナガバチはスズメバチと比べると比較的おとなしい蜂です。攻撃されるのは巣に近づくなど蜂を刺激した場合がほとんどです。ただし、6~8月は攻撃性が高くなるので注意しましょう。スズメバチほどではありませんが毒性もあるので刺されることは危険です。
危険度:低!ミツバチ
ミツバチの巣は平らな蜂の巣が垂れ下がったような形をしています。両面に対し巣穴がむき出しの状態で作られ、群れが大きくなるにつれて蜂の巣が何枚も並んで作られていきます。
ミツバチはおとなしく、毒性も弱いので危険度は低いです。しかし、ミツバチの毒針には釣り針のようにかえしがついています。刺されてしまうと身体に毒針が残ってしまうので注意しましょう。また、ミツバチはフェロモンによって集団で攻撃することがあるので注意が必要です。
蜂の巣駆除は大変危険な作業です。弊社では蜂の巣駆除の業者をお住まいの地域で紹介することができます。お気軽にご相談ください。
蜂の巣が作られやすい場所はどこ?
蜂の巣はさまざまな場所で見かけます。どこにでも蜂の巣は作られているのではと思ってしまいますが、じつは蜂の巣には、作られやすい条件があります。蜂の巣があるということはその条件を満たしている可能性が高いのです。条件がよいことから去年と同じ場所に蜂の巣を作られるなんてことも少なくありません。どんな場所に蜂の巣が作られやすいかみていきましょう。
蜂が好む巣作りに適した条件
蜂は安全で条件のよい場所を好んで巣を作ります。ここで紹介する条件に該当する場合、蜂の巣を作られる可能性が高くなります。
- 雨風や直射日光を防ぐことができる場所
- 外敵から身を守ることができる閉鎖されている場所
- 蜂にとって餌が捕まえやすく餌の豊富な場所
巣がよく作られる場所
家の至る場所に蜂の巣作りに適した場所があります。それぞれみていきましょう。
【軒下・屋根】
雨風や直射日光の影響も少ないことから蜂の巣を作られやすい場所です。
【戸袋・換気口・屋根裏・床下】
閉鎖された空間で鳥などの外敵からも身を守ることができる場所です。
【庭木】
木の蜜を求めて集まる虫など餌が豊富です。また、天候の影響も受けにくい場所です。
普段からここで紹介した場所を気にするようにしましょう。蜂の巣の早期発見をすることができるかもしれません。蜂の巣を見つけたらすぐに駆除などの対処をすることをおすすめします。
弊社では蜂の巣駆除ができる業者を紹介することができます。確実で安全に駆除したい場合はぜひお任せください。
蜂の巣を駆除しよう!
蜂の巣が作られていたら実際に駆除をしなければいけません。蜂の巣を駆除するには自分で駆除するか蜂駆除の業者に依頼する必要があります。自分で駆除する場合は、危険なので絶対に無理はしないでください。自分で駆除する場合の注意点からみていきます。
自分で蜂の巣を駆除する場合の注意点
蜂の巣の駆除を自分でするかどうかは危険かどうかで判断しましょう。まずは自分で蜂の巣の駆除ができる基準を紹介していきます。
【自分で蜂の巣を駆除できる基準】
- スズメバチ以外の蜂の巣
- 蜂の巣の大きさが15cm以下
スズメバチは攻撃性が高く危険なため自分で蜂の巣を駆除することはおすすめできません。また、蜂の種類に限らず蜂の巣が15cmよりも大きい場合は、蜂の数が多い・攻撃性が高いことからで蜂の巣駆除のプロに任せるようにしましょう。
また危険度が比較的低いからと言っても蜂に刺されない保証はありません。防護服など毒針を通さないものを準備するようにしましょう。
蜂の巣を駆除する方法
自力で蜂の巣を駆除するときにおすすめなのがスプレーを使った駆除方法です。スプレーはピレスロイド系の成分の入ったものを購入するようにしましょう。
スプレーには噴射距離が設定されています。距離が短ければそれだけ蜂に近づかなくてはいけません。また容量が足りなくならないように400ml以上のものを用意してください。
【駆除の手順】
1.蜂の活動していない日没や日の出を待ちます
2.風上の離れた位置から蜂の巣に向けて20秒以上噴射します
3.噴射後は安全のためその場から離れます
4.しばらく時間を置いて周りに蜂がいないことを確認します
5.蜂の巣の下にゴミ袋を用意し、ハサミを使って落とします
6.生きている蜂がいるかもしれないので、ゴミ袋を素早く閉じます
蜂は死んでいても毒針をだすことがあります。直接触らないようにしてください。
蜂の巣の駆除後は予防しよう
蜂の巣を駆除したあとに、蜂の巣にいなかった蜂が戻ってくることがあります。必ず予防をするようにしましょう。予防方法は巣のあった場所にスプレーを吹きかけるだけです。ただし、効果は長続きしないので定期的にスプレーをするようにしてください。
また、換気口などの隙間は蜂が通れないようにネットなどで塞いでおくと安心です。
ここまで蜂の巣を駆除する方法を紹介してきました。自分で蜂の巣を駆除することが難しい場合は無理せず業者に依頼するようにしましょう。弊社では蜂の巣駆除ができる業者を紹介することができます。24時間365日いつでも受付が可能です。蜂の巣を発見したときはお気軽にご相談ください。
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