蜂の巣は初期(作り始め)の駆除が重要!種類ごとの巣の特徴を解説
蜂の巣は初期(作り始め)であれば自分でも駆除することができます。
作り始めの蜂の巣は女王蜂1匹だけで作っていることが多いものです。そのため、集団で襲い掛かられる心配がなく、女王蜂は大人しいため攻撃される可能性も低くなります。
ただし、蜂の種類によっては巣が小さくても危険な場合があります。駆除の際には蜂の種類を確かめることから始めましょう。当記事では蜂の種類ごとに巣の特徴や、初期の巣の駆除方法まで解説していますので参考にしてみてください。
自力での駆除が難しいと感じたら、無理をせずプロに頼みましょう。弊社にお電話いただければ、お客様に代わり全国の加盟店の中から、対応可能な業者をお探しいたします。
目次
初期の蜂の巣の特徴【ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチ】
蜂の種類を見分けるポイントは蜂の巣の形を見ることです。蜂の巣の形は蜂の種類によって違い、それぞれ特徴的な形をしています。特徴の違いからどのような種類の蜂が巣を作っているのか確かめてみましょう。
蜂の巣は初期の段階なら自分で駆除することもできます。ただし、スズメバチはとても危険な蜂です。もしスズメバチの巣ができているようであれば無理をせず、業者に依頼してみてください。
作り始めの蜂の巣を放っておくとどんどんと大きくなり、刺される危険性も高くなります。蜂の巣を見かけたら放置せず、早めに駆除をおこなうようにしましょう。
ミツバチの初期の巣の特徴
ミツバチの蜂の巣は平べったい板のような形をしています。最初は1枚だけですが大きくなるにつれ、板のような蜂の巣の枚数が増えていきます。
ミツバチが新しく巣を作り始めるのは6月頃です。この頃はミツバチの数がもっとも多くなり、新しい女王蜂が働き蜂の半数を引き連れて巣別れをおこないます。そのため、巣の作り始めでも多くの働き蜂がいますので、注意が必要です。
アシナガバチの初期の巣の特徴
アシナガバチの巣はシャワーヘッド型やお椀をひっくり返したような形をしています。4月~5月頃に女王蜂が巣作りを始め、6月頃には働き蜂が活動し始めます。
アシナガバチの巣は最大でも20cmほどの大きさにしかなりません。15cmほどの大きさであれば巣は完成しているといってもよいでしょう。
スズメバチの初期の巣の特徴
スズメバチの巣は時間経過によってその形が変わってきます。初期の巣はシャワーヘッドのような形で巣の六角形が見えていますが、だんだんと外側が覆われフラスコのような形になります。自力での駆除はこのフラスコ型までの間におこないましょう。
働き蜂が増えてくる7月頃になると巣の外観は球体となり、秋頃にかけて大きくなります。巣の大きさは最大直径が1メートル近くまでになります。
判断に迷ったらプロに調査してもらおう
蜂の巣には種類によって特徴があるといっても、素人では判断に迷ってしまうこともあります。近づいて確認するのは危険ですので、判断に迷ったらプロに相談してみましょう。
蜂駆除業者では無料で現地調査をしてくれるところも多いため、駆除の見積りを取るのと合わせて依頼してみてはいかがでしょう。
弊社では全国の加盟店の中から無料で現地調査をおこなう業者をお探しすることが可能です。お電話いただければその場でお探しいたしますので、お気軽にご連絡ください。
初期の蜂の巣を自分で駆除する方法
ミツバチやアシナガバチの場合、作り始めの巣なら比較的安全に駆除することができます。ここでは自力駆除に必要なものと手順を解説しますので、以下を参考に実践してみてください。
自力駆除に必要なもの
自力で駆除する際に必ず用意しておいた方がよいのが蜂専用の防護服です。
防護服は表面がつるつるしており、蜂がつかまりにくい作りになっています。また、固い生地で作られているので、蜂の針を通しにくいのです。また、頭の先から足首まで覆うので、服の隙間から蜂が入り込む心配が少なくなります。
蜂の巣の駆除は怒った蜂が一斉に攻撃を仕掛けてくる、大変危険な作業です。刺されないためにも、しっかりと準備をおこないましょう。
防護服はホームセンターで売っているほかにも、インターネットを通じて販売店からレンタルすることもできます。防護服にはミツバチ用やアシナガバチ用など種類がありますので、駆除する蜂に合ったものを使うようにしましょう。
防護服以外にも駆除には以下の品を準備するようにしてください。
【準備物】
- ハチ専用のエアゾール式殺虫剤(ミツバチは殺虫剤に強いため)
- 懐中電灯
- 巣を取り除くための枝切りハサミ
- 巣が入る大きさの丈夫なビニール袋
自力駆除の手順
蜂は昼間に活動し、夜になると巣に戻り体を休める習性があります。そのため、巣を駆除するなら日没から2時間後が最適だといわれています。
この時間帯であれば外で活動していた働き蜂も巣に戻ってきており、休んでいる時間帯のため刺される危険が少なくなるのです。作りかけの小さな巣なら昼間に駆除しても危険は少ないとされていますが、安全のためにも夜に駆除することをオススメします。
【自力駆除の方法】
1.防護服を着用し巣の2~3m離れた場所から巣に向かって殺虫剤を2~3分吹きかけます。
2.巣から出てくる蜂がいなくなったら近づき、巣の穴に向かって殺虫剤を吹きかけます。巣の付近で生きている蜂がいたら、殺虫剤を吹きかけ駆除しましょう。
3.蜂が動かなくなったら巣の撤去にうつります。
4.巣にビニール袋をかぶせ、ハサミで巣の根元を切り離します。
5.ビニール袋の中にも殺虫剤を吹きかけ確実に蜂を駆除するようにしましょう。
撤去した蜂の巣は燃えるゴミで処分が可能です。なおミツバチは益虫のため、養蜂家に連絡をすれば引き取ってくれることもあります。駆除することに抵抗がある人は一度、相談してみましょう。
定期的に点検して蜂の巣を予防しよう
蜂の巣を駆除したあとは、再び蜂の巣を作らせないために予防をしましょう。
そこで重要になるのが定期的な点検です。蜂の巣は初期の段階であれば安全に駆除することができますので、早めに見つけ駆除していく必要があります。
家の周辺で蜂の巣が作られやすい場所は以下になります。重点的に点検をして蜂の巣ができていないか確認するようにしましょう。
【蜂の巣が作られやすい場所】
- 屋根裏
- 換気口
- 戸袋
- 室外機の中
- 倒木の中
- 庭木
- 物置の中
など
蜂は茂った庭木の奥や物と物の隙間などに巣を作ります。必要に応じて片付けや剪定などをおこない、殺虫剤を撒いておくと効果的です。
また、屋根裏や室外機などは蜂が侵入して巣を作ります。換気扇にカバーをしたり、排気口にネットを貼るなどの対策をおこなっておきましょう。
さらにフェイクネスト(偽物の蜂の巣)の設置も効果的です。詳しくは以下で解説しますのでご覧ください。
フェイクネストも効果的
フェイクネストとは人工的に作られた蜂の巣のことです。アシナガバチは縄張り意識が強いため、すでにほかの蜂の巣がある場所には巣を作らないといわれています。
この習性を利用して偽物の巣を吊るしておくことで、アシナガバチに巣を作らせないようにするためのトラップです。簡単に作ることができますので、ぜひ試してみてください。
【作り方】
1.紙を丸めます。
2.てるてる坊主を作るように、丸めた紙を新しい紙で包みます。
3.根元をヒモなので縛れば完成です。
吊るす時にはてるてる坊主とは反対になるように吊るします。この方法は女王蜂が巣作りを始める3月下旬ごろに使えるトラップとなります。それ以外の時期では意味がありませんので、設置時期には注意しましょう。
蜂の巣駆除から予防までプロにお任せ!
ミツバチやアシナガバチの作りかけの巣ならば自力での駆除が可能ですが、スズメバチだった場合は自力での駆除はオススメできません。スズメバチは攻撃性が高く、毒も強いため駆除には危険が伴います。
スズメバチの巣の駆除はプロの蜂駆除業者にお願いしてしまいましょう。蜂駆除業者なら、駆除はもちろん、その後の予防対策についての相談にも乗ってくれるはずです。
また、予防対策はプロの目で提案し施工してくれるので大きな効果が期待できるのも魅力のひとつです。
業者へのご依頼をお考えなら弊社までご連絡ください。弊社ではさまざまな蜂駆除業者の中からお客様のご要望に応じた業者をお探しいたします。24時間365日いつでもお電話を受けておりますので、お困りの際はご相談ください。
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