蜂の巣の探し方を解説!探すポイントは作りやすい場所を知ること
「窓から蜂が飛んでいる姿が見えた。自宅に巣が作られているかもしれない。でも、どうやって探せばよいのか……」
蜂の巣を探すときは、まず蜂の種類を特定しましょう。蜂の巣が作られる場所は、種類ごとに異なるからです。蜂の種類や巣の大きさなどによっては、自力で駆除するのは危険な場合があります。その場合は、業者に依頼することをおすすめします。
このコラムでは、蜂の巣の探し方をわかりやすく解説しています。ぜひ、蜂の巣を探すときに、お役立てください。
目次
蜂の巣の探し方!まずは蜂の種類を特定しよう
蜂の巣が作られやすい場所は、種類ごとに異なります。そのため、蜂の姿を見かけたらその特徴から種類を特定することで、蜂の巣も発見しやすくなります。
ここでは、蜂のなかでも被害の多いスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ、それぞれの特徴をご紹介いたします。ぜひ、蜂の種類を特定するときの参考にしてください。
・スズメバチの特徴
スズメバチにはたくさんの種類がいますが、その主な特徴は、以下のとおりになります。
〇見た目
- 体長約10~40mmほど、蜂のなかで最大クラス
- 体形は腰がくびれている
- 体色はオレンジ色のものが多いが、なかには黄色や黒色のものもいる
〇性格
- 基本的に巣に近づくと、あごをカチカチ鳴らして攻撃してくる
- 何度も針を刺してくる
- なかには、ほかの蜂を襲うほど凶暴なものもいる
- 警報フェロモンを出したり、毒をまき散らしたりして仲間を呼び、集団で人を襲う
〇毒性
- 非常に強力な種が多い
- 刺されると、アナフィラキシーショック(呼吸困難・意識障害などの症状)を引き起こすおそれもある
- 針から毒液を飛ばし、それが目に入ると失明するおそれがある
〇その他
- 直線的に飛び、そのスピードは時速40㎞ほど
- 夜に活動するものもいる
・アシナガバチの特徴
アシナガバチもスズメバチと同様に、さまざまな種類がいます。その特徴を以下にまとめました。
〇見た目
- 体長は11~26mmくらい
- 腰がくびれた体形をしている
- ほとんどの種類は細身である
- 体色は基本的に黄色と黒色で構成されている
〇性格
- 攻撃性はスズメバチほど高くないが、巣に近づくと攻撃してくる
〇毒性
- 種類によっては、アナフィラキシーショックを引き起こすほど強い毒をもつものもいる
- 刺されると激痛がはしる
〇その他
- 足をだらりと下げて、ふらふらとゆっくり飛ぶ
・ミツバチの特徴
ミツバチは、基本的に日本ミツバチと西洋ミツバチの2種類が日本に生息しています。その特徴を、順にみていきましょう。
〇見た目
- 体長は12mm前後
- ずんぐりしている
- 全身に毛がびっしり生えている
〇性格
- 基本的に穏やかな性格だが、刺激すると攻撃してくる
〇毒性
- 量こそ少ないが、毒はある
- 大群に刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすことも
- 刺されると毒針が抜けて皮ふに残り、毒の匂いで仲間の蜂を呼びよせる
〇その他
- 時速30㎞ほどの速さで飛ぶ
- 冬になると攻撃性が高くなる傾向がある
【種類別】蜂が巣を作りやすい場所
蜂は閉鎖的な場所に巣を作ることが多いですが、なかには開放的な場所に作る種類もいます。ここでは、中でもスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチ、それぞれ種類ごとに巣を作りやすい場所について解説いたします。同時に巣の外観についても解説いたしますので、あわせてご覧ください。
・スズメバチの巣の特徴
スズメバチは数百匹から数千匹の幼虫を育てるために、たくさんのエサが必要です。そのため、オオスズメバチなどは基本的に昆虫が多い山林に巣を作る傾向があります。
しかし、なかにはキイロスズメバチのように民家の屋根裏や床下などに、巣を作る種類もいます。そんなスズメバチの巣の形は、主に次のような特徴をしています。
- だ円形の球体が多い(作り始めのころは、とっくりをひっくり返したような形のものもある)
- 大きさは20~80cmほど
- 巣穴が外から見えない
- 薄い茶色と濃い茶色のマーブル模様
・アシナガバチの巣の特徴
アシナガバチは、人が多く生活している住宅地に巣を作る傾向があります。人の住居には軒下や屋根など、アシナガバチの巣が雨風や直射日光の影響を受けにくい場所がたくさんあるからです。
また、人の住居の周辺には木や畑などもあります。そこにはアシナガバチのエサとなる虫がたくさんいることも、巣を作りやすい理由であるといえます。そんなアシナガバチの巣は、以下のような特徴があります。
- シャワーヘッドのような形をしている
- 六角形の巣穴が露出している
- 色は、白っぽいグレー
- スズメバチの巣よりも頑丈
・ミツバチの巣の特徴
ミツバチは、民家の天井裏や壁のすき間といった閉鎖的な空間に巣を作ることが多いです。閉鎖的な空間は、雨風の影響を受けにくいからです。そんなミツバチの巣には、次の4つの特徴があります。
- 巣は平べったい板の形をしたものが、数枚垂れ下がっている
- 巣穴が露出している
- 大きさは最大1mになる
- 巣はもともと白色だが、蜜が集まると金色になる
上記であげた作られやすい場所と特徴をもとに、巣を発見したら、安全を確保するためにも早めに駆除をしましょう。
「自分で駆除する自信がない……」
「刺されるのが怖い」
そのような方は、蜂駆除の業者に依頼することをおすすめします。どの業者に依頼すればよいかわからないという方は、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社に加盟する多くの蜂駆除業者のなかから、お近くの業者をすぐにご紹介いたします。ぜひ、一度お電話ください。
巣を発見したら駆除をしよう
ここまでは、蜂の巣の探し方について説明してきました。巣を発見したら、自力で駆除できるかどうかを見極めましょう。
ここでは、自力で駆除できる条件・道具・駆除方法などをご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
1.自力で駆除する
自力で駆除できる条件は、次の3つです。
- スズメバチではない
- 巣の大きさが15cm未満である
- 巣が作られた場所が軒下などの開放的な空間である
この3つの条件を満たさない場合、難易度やリスクが高くなりますので、蜂駆除業者に依頼して駆除してもらうことをおすすめします。
自力で駆除する場合は、以下の道具が必要です。
〇蜂を駆除する場合の道具
- 体が刺されるのを防ぐもの(防護服、ヘルメット、ゴーグル、手袋、長靴)
- 殺虫剤(合成ピレスロイド系の成分を含むもの)
- 長い棒(離れた所から蜂の巣を落とすため)
- ゴミ袋(落とした巣を入れて処分するため)
〇駆除の手順
1.蜂がすべて巣に戻ってくる日没になったところで、駆除開始
2.3mほど離れたところから、巣にめがけて殺虫剤をスプレーする
3.殺虫剤で蜂の数が減ってきたら、近づいて巣のなかにスプレーする
4.飛び回っている蜂がいなくなったら、長い棒で巣を落とす
5.巣をゴミ袋に回収して、駆除完了
2.業者に駆除をしてもらう
上記のように自力で駆除できる条件であっても、次のような方は業者に依頼することをおすすめします。
- 蜂を駆除するのが怖い
- 確実に駆除する自信がない
- 自分で駆除するのが面倒
事実、自分での駆除は蜂に刺されてしまうリスクがどうしても付きまといます。安全に、すばやく蜂の恐怖から抜け出したい、という方は、やはりプロに相談するのが得策です。
業者選びに迷ったら、ぜひ弊社にご相談ください。弊社に加盟する業者は、スズメバチの巣でも、閉鎖的な空間にある巣でも適切に対応し、駆除いたします。ぜひ一度ご連絡ください。
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