クマバチって針で人を刺すの?メス・オスの危険度や駆除の必要性
クマバチは黒くてずんぐりとした形から、家の周りを飛んでいると、襲い掛かってくるかどうか不安に思う方も多いでしょう。
クマバチは、ハチのなかでも温厚で穏やかな性格をしているハチです。しかし、オスにはないものの、メスのクマバチには針があり、ときに人を刺すことがあるため、注意を払う必要があります。
本コラムでは、クマバチに刺される危険性や、オスとメスの見分け方について解説しています。もしも、クマバチを家の近くで見かけたら警戒しましょう。
目次
クマバチって針で人を刺すことはあるの?
ご自宅の周りを飛んでいるのがオスのクマバチであれば、とく心配はいらないでしょう。しかし、メスは針をもっているので、刺されてしまうおそれがあります。そのため、オスとメスの見分け方を知っておくことが、クマバチから身を守るためには大切です。ここからは、クマバチのオスとメスの違いなどについてご説明しましょう。
オスとメスの違いについて
オスとメスを見分ける簡単な方法は、毒針があるかどうかです。
クマバチのオスは毒針をもっていません。お尻の部分に毒針がついておらず、お尻の部分が丸くなっている場合はクマバチのオスです。反対に、お尻の部分に毒針がついているのはクマバチのメスです。
基本的に外で見かけるクマバチは、蜜を探しにいくオスが中心といえます。危険性としては、オスは人間に対して攻撃手段をもっていないものの、メスは毒針で攻撃することがあります。
クマバチは仲間を大事にするハチなので、自分の巣や仲間の危険を察知したときには捨て身の覚悟で攻撃してくるので注意しましょう。
どんなときに刺されることがあるのか
クマバチをはじめ、基本的にハチは「自分、もしくは仲間が危険だ」というときに攻撃してきます。わざと刺激したり、挑発したりすると、クマバチは「自分や仲間を守ろう」と人間を攻撃するのです。
ちなみに、オスは、春になると求愛行動が激しくなり、外を飛び回ります。このとき、クマバチのオスはメスを探すため、動くものすべてに近づくのです。
このとき、人間にも近づくことがありますが、「クマバチのメスではない」と判断すると自然に離れていきます。オスは針をもっていないので、近づいてこられても問題ないでしょう。
クマバチに関する不安はすぐに相談
「自宅の周りのクマバチがオスかメスかわからない……」「自分で駆除をするのは心もとない……」という場合は、業者へ相談するのもよいでしょう。メスのクマバチには針があるので、思いがけぬケガにつながるかもしれません。
弊社では、ハチの巣駆除のほかに、業者によるご相談や対策などもしていただけます。クマバチに対する不安が少しでもございましたら、弊社の加盟店スタッフによって心配ごとを解消していただけるよう努めます。
クマバチの見た目の特徴と性格
これまで、クマバチのオスとメスによる違いなどについてご紹介してまいりました。ここからは、クマバチの見た目や特徴、正確について解説します。クマバチのことをよく知らないという方や、見かけるハチが本当にクマバチかどうか確かめたいという方はぜひお読みください。
クマバチの特徴
クマバチは、その名のとおりクマのような見た目をしています。具体的にいうと、真っ黒でがっしりとした体格をしており、迫力のあるハチです。大きな羽音を鳴らしながら飛び回ります。
しかし、おそろしい見た目とは裏腹に、クマバチの性格は優しく温厚です。こちらから刺激しない限り、クマバチが人に襲い掛かることはほとんどありません。しかし、自分の身体や巣に被害が及びそうであれば、穏やかなクマバチであっても攻撃することがあります。
夏が終わっても要注意!
ハチと聞くと夏を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、クマバチの活動時期は4月から10月ごろと、初夏から秋の終わりにかけてです。「夏が終わったからクマバチは来ないだろう」と思っていても、まだ家の周りを飛んでいるということもあるかもしれません。
「クマバチがうろうろしていて困っている」「今はいないがまたクマバチが来ないようにしてほしい」といったお悩みも、弊社では承っております。ご遠慮なくお申し付けください。
クマバチの巣は意外と身近にあるかもしれません
これまで、クマバチの具体的な特徴などについてご紹介してまいりました。ここからは、クマバチの生息する「巣」に着目してご説明していきます。
クマバチの巣作りは他のハチに比べて少し変わっており、木材を使っておこないます。また、巣を作られやすい場所についてもご紹介しておりますので、ご参考ください。
クマバチの巣の特徴
ハチの巣と聞くと、軒下などに泥や蜜を使って作られるイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。クマバチの巣は、よく見かけるハチの巣とは違い、木材に穴をあけて作るのです。
クマバチは強靭なあごを使って、木材に穴をあけます。その巣作りの仕方は「大工」といわれているようです。
巣を作られやすい場所
クマバチは柔らかい枯れ木や竹垣を好みます。柔らかい枯れ木はクマバチにとって穴をあけやすく、巣作りをしやすいのです。また、竹垣はクマバチにとってちょうどよいサイズの空洞があるからです。
ご自宅のお庭などに枯れ木や竹垣がある場合は、クマバチの巣になっていないかどうか確認してみましょう。
クマバチの巣を駆除した方がよい理由
「クマバチは穏やかなハチなら、巣を見つけても放置しておいてよいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、要注意です。もし、クマバチが巣を住宅に作った場合、木材などに穴が開いてしまうため、耐震性に欠けてしまいます。
また、クマバチは毎年同じ巣穴を利用する習性があります。そのため、ご自宅のどこかに巣を作った場合、クマバチが毎年家の周りを飛び回ることになるでしょう。
クマバチの巣を駆除するなら弊社がおすすめ
ご自宅に作られたクマバチの巣の駆除を、自分でおこなおうとしている人もいるかもしれません。たしかに、クマバチは人に危害を加えることが少ないハチです。しかし、必ず危害を加えないとはいいきれません。
たとえば、自分で駆除をおこなおうと巣に手をかけたとします。こちらとしては刺激しているつもりがなくても、クマバチは「攻撃してきた!」と判断するかもしれません。もし、刺激されたと判断された場合、メスのクマバチが毒針で刺してくることがあります。
クマバチの巣の駆除は、安全を確保するためにも業者への依頼がおすすめです。弊社では現地調査から見積りのご依頼、駆除作業、さらにはアフターサービスとして再発防止対策までおこなっています。現地調査と見積りのご依頼は無料ですので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。
まとめ
これまで、クマバチは人を針で刺すのか、駆除の必要性などについてご紹介してまいりました。
クマバチのなかでも、毒針をもっているのはメスだけです。オスであれば、ほとんど襲い掛かってくることがありません。しかし、オスとメスの判断を見誤り、クマバチに刺されてしまうこともあるでしょう。
また、クマバチは自分のあごを使って、巣作りの際に木に穴をあけるという特徴をもつハチです。ご自宅への被害が広がりますし、巣の付近にはメスがいるおそれもあります。
クマバチは毎年、同じ巣穴を利用するため、一度巣を作られてしまうと、なかなか被害は減りません。もしもクマバチを見かけたときは、早めに駆除をしておくことで、被害の拡大を防ぐことができるでしょう。
クマバチ駆除の関連記事