クマバチのオスが刺さない理由!メスとの見分け方や危険性について
クマバチはとても温厚な性格ですが、身の危険を感じると人を刺すことがあります。このときに、人を刺すのはメスだけでクマバチのオスは人を刺しません。
このコラムでは、クマバチのオスが人を刺さない理由やオスとメスの見分け方などについてご紹介していきます。また、クマバチの危険性についても解説しているので、クマバチでお困りの際は参考にしてみてください。
クマバチって本当に安全?オスが人を「刺せない」理由
ハチといえば人を刺すイメージが強く、近くを飛び回っているだけでも怖いと思うかもしれません。とくにクマバチは身体や羽音が大きく威圧感があるため、ほかの蜂よりも恐怖心をあおられやすいです。
しかし、クマバチのオスは人を刺しません。厳密にいうと、人を刺すことができないのです。これは、ハチの身体の構造に理由があります。
一部例外こそありますが、ハチの針は基本的にメスのみが持つ産卵管が変形したものです。そのため、産卵管を持たないオスには針がなく、人を刺しません。クマバチのオスも産卵管および針を持たないので、人を刺すことはないです。
近くで飛び回っているクマバチがオスであれば刺されることはないので、落ち着いて対処するようにしましょう。しかし、クマバチのメスは針を持っており、人を刺すケースがあります。
そこで、次の章ではクマバチのオスとメスに見分け方についてご紹介していきます。近くで飛び回っているクマバチが、危険かどうかを判断する際の参考にしてみてください。
クマバチのオスとメスの見分け方!両方の特徴を知っておこう
クマバチのオスには針がなく、メスには針があります。しかし、針の有無だけでは実際に刺されるまでクマバチがオスかメスがわかりませんよね。そこで、ここではクマバチのオスとメスの特徴についてご紹介していきます。
【クマバチのオスの特徴】
- 動くものに反応して近寄り、ホバリングをする
- 複眼が大きい
- 複眼の間に黄色い模様がある
【クマバチのメスの特徴】
- 巣作りをする
- 複眼が小さい
- 顔が全体的に黒い
とくに顔の黄色い模様の有無は、クマバチのオスメスを見分けやすいポイントなのでよく観察してみましょう。また、巣作りや蜜集めは基本的にメスしかおこなわないため、これらをおこなっているクマバチを見かけた場合は刺されないように注意が必要です。
近くを飛び回っているクマバチがメスである場合は、駆除を検討する必要があるかもしれません。次の章では、クマバチの危険性について解説していきます。
大人しいからといって油断は禁物!?クマバチの危険性について
クマバチのオスは人を刺しませんが、メスは身の危険を感じると人を刺すことがあります。アシナガバチやスズメバチなどの危険なハチと比べるとクマバチの毒性は低く、刺されても軽く腫れる程度で済むことが多いです。しかし、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こす危険性もあるため油断は禁物です。
また、クマバチの危険性は人を刺す点だけではありません。クマバチは、木材をくりぬいて巣を作る性質があります。実は、この巣作りがとても危険なのです。家の柱などに巣を作られてしまうと、建材の中が空洞になり耐久性が著しく低下します。そうなってしまうと、最悪家が倒壊しかねません。
クマバチはひとつの巣を世代交代しながら長い間利用し続けるという性質があるので、放置していても自然にいなくなることはあまりないです。そのため、クマバチの巣を見かけたら柱などを穴だらけにされる前に業者へ駆除を依頼しましょう。クマバチの駆除をおこなえる業者をお探しの方は、弊社にご相談ください。
まとめ
クマバチのオスには針がないため、人を刺すことはありません。しかし、メスには針があるため場合によっては刺されることもあります。クマバチのオスとメスは、顔で見分けることができます。顔に黄色い模様があったらオス、黄色い模様がなく全体的に真っ黒であればメスです。
クマバチは毒性こそ低いですが、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあります。また、家の柱などに巣を作って中を穴だらけにする危険性があります。自分の身や大切な家を守るためにも、クマバチの巣はなるべく早く業者に駆除してもらいましょう。
弊社では、さまざまな加盟店の中からお客様のご要望に合わせた蜂駆除業者をご紹介しています。巣の駆除や再発防止などもおこなっているため、クマバチでお悩みの際は無料の相談窓口よりお電話ください。
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