スズメバチの被害が多い時期は夏!被害を減らすための対策方法を解説
スズメバチの被害に遭わないためには、まずスズメバチの生態をしっかり理解することが重要です。スズメバチの生態を理解していれば、どのような点に気をつけるべきかが見えてくるでしょう。そうすれば不用意に刺激して襲われたり、刺されたりするリスクを減らすことができます。
当記事ではスズメバチの生態から、被害が多い時期、被害に遭わないための対策方法まで解説します。ぜひ、スズメバチ被害を減らすための対策にお役立てください。
目次
スズメバチの被害が多い時期は「夏」
まずはスズメバチの生態から見ていきましょう。スズメバチは春から秋にかけて活動しますが、とくに7月~9月は、春に生まれた幼虫が成虫(働きバチ)になり、活発に飛び回ります。さらに、この期間の働きバチは巣を守るために攻撃性が高くなっているので、スズメバチが人に被害を与える事例も多くなります。
しかし、活発になる時期は、スズメバチの種類によって少しずつ異なります。以下ではスズメバチの中でもとくに攻撃性の高い3種類をご紹介しますので、特徴とともに詳しく見ていきましょう。
オオスズメバチ
オオスズメバチの活動時期は5月~11月頃で、とくに8月~10月は活発になります。市街地よりも山間部などに多く生息し、土の中や木の根元など人が気づきにくいところに巣を作る特徴があるので、ハイキングや登山などの野外活動中に被害に遭うケースも少なくありません。
キイロスズメバチ
キイロスズメバチの活動時期は5月~11月頃で、とくに7月~10月は活発になります。都市部や市街地にも生息していて、人家の近くに巣を作ることもあるので、活動時期に入る前にしっかりと対策しておくことが大切です。
モンスズメバチ
モンスズメバチの活動時期は4月~10月頃で、とくに7月~8月は活発になります。また、モンスズメバチはほかのスズメバチと異なり、日中だけでなく夜間も活動する珍しいスズメバチでもあります。
都市部でもスズメバチ被害が増加中!
近年、これまで山間部に多く生息していたスズメバチが都市部でも見られるようになり、都市部でのスズメバチの被害が増えています。その理由は、都市部ではスズメバチの天敵が少ないことや、家の軒下など営巣にちょうどよい場所が多くあることなど、さまざまな理由があるといわれています。
このようなことから、スズメバチの巣が住宅地のすぐそばにあることも珍しくありません。もしスズメバチの巣を見つけたら、被害に遭う前に、蜂駆除業者に駆除してもらいましょう。
蜂駆除業者をお探しの際は、ぜひ弊社にご相談ください。ご相談は24時間365日承っておりますので、急を要する蜂駆除でも、迅速に業者をご紹介いたします。
スズメバチの被害に遭わないための対策方法
前述したように、スズメバチは「夏」に攻撃性が高まります。そのため、夏の時期に野外にでかける場合は、スズメバチの被害に遭わないためにしっかりと対策することが大切です。対策では、とくに以下のようなことを意識するとよいでしょう。
・黒色のものを身につけない
蜂は攻撃するターゲットの色の濃い部分を狙うといわれています。そのため、人間であれば頭や黒い服などが攻撃されやすくなるのです。このようなことから、野外にでかけるときは白色の服を着るようにしましょう。また、頭には帽子を被っておくと安心です。
・素肌を出さない
当然ですが、素肌を出していると、万が一刺されてしまったときの被害が大きくなります。また、素肌を出していると、蜂だけでなくほかの虫に刺されるおそれもあるので、野外では長袖長ズボンを着用して肌を守りましょう。
・強い香りのするものを使用しない
香水や整髪料、化粧品などに含まれている香りの中には、スズメバチを興奮させてしまう成分が入っているものもあります。そのため、野外活動の前にはこのようなものの使用を避けるようにしましょう。
しかし、対策をしていても、ばったりスズメバチに遭遇してしまうことがあるかもしれません。もし遭遇してしまったら以下のような行動をとりましょう。
スズメバチに遭遇したらゆっくり後ずさり
スズメバチは確かに攻撃性の高い種類ですが、こちらから攻撃しない限り、向こうから攻撃してくることはありません。もしばったり遭遇してしまったら、姿勢を低くして、静かにゆっくり後ずさりしましょう。間違っても、走って逃げたり、手で振り払ったりしてはいけません。
スズメバチの威嚇サインに要注意
スズメバチは攻撃する前にあごを鳴らしてカチカチという音を出します。このカチカチという音が聞こえたら、スズメバチが臨戦態勢に入っているサインなので、静かにゆっくり後ずさりしてその場を離れましょう。
スズメバチに巣を作らせないために点検が大切
前述したように、近年は都市部でもスズメバチが生息するようになり、人家の近くに巣を作ることも少なくありません。そのため、スズメバチの被害に遭わないためには、春になる前に、巣が作られやすい場所を点検することが大切です。たとえば以下のような場所を重点的に点検するとよいでしょう。
- 屋根裏
- 換気口
- 軒下
- 庭木
- 床の下
- 土の中
- 倒木の中
など
点検したあとは、倒木を撤去する、庭木を剪定するなどの対策をしましょう。さらに、侵入口になりやすい換気口にネットを張ったり、壁の隙間を補修したりするのもよいです。それでも蜂の巣ができているのを見つけた場合は、すみやかに駆除するようにしましょう。詳しくは以下でご紹介しますので、引き続きご覧ください。
蜂の巣ができたら小さいうちに駆除しよう
スズメバチの巣はでき始めのまだ小さいうちで、女王蜂1匹のみの状態なら、個人で駆除することも可能です。ただし、巣が15cm以上と大きくなり、あたりに働きバチが飛び回っている場合は個人での駆除作業は大変危険です。
スズメバチは人目が届きにくい場所に巣を作るので、いくら点検や対策をしていても気づかないうちに巣ができて、そのまま大きくなってしまっていることがあります。このような場合、スズメバチの被害に遭わないためにも、蜂の巣の駆除は業者に依頼することをおすすめします。
蜂駆除業者に依頼すれば、駆除だけでなく、その後の予防や対策についての相談にも乗ってくれることでしょう。弊社ではさまざまな蜂駆除業者をご紹介していますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。
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