ミツバチ駆除の方法4選!蜂の巣撤去・退治法・養蜂についてのまとめ
ミツバチは、私たちの生活に恩恵をあたえてくれる益虫であり、比較的におとなしくて被害も少ないと思われているところもあります。しかし、生活圏にミツバチの巣ができている場合は適切に駆除する必要があります。
なぜならミツバチは、条件次第では攻撃的になり、刺される危険性が充分にあるからです。また、蜂の巣のなかにある蜜が壁や屋根裏に染み込むことで、害虫が寄ってくるなどの二次被害が起こることもあるのです。
当記事では、ミツバチを見つけたときの4つの駆除方法についてご紹介しています。安全に駆除できる方法を選んで適切にミツバチの駆除をしてください。
目次
ミツバチは益虫……しかし駆除も必要!
ミツバチははちみつを生産することができるので、人間にとって役に立つ益虫だといえます。また、ミツバチが巣を作るために分泌する蜜蝋(みつろう)は、石鹸やろうそくを作るときに役立つ材料でもあります。
女王蜂だけが食べる特別な食料として作られるローヤルゼリーは、女王蜂が産卵などのエネルギー源とするため非常に栄養価が高い特徴があります。そのため、健康食品として多く利用されているのです。
そしてミツバチは、野菜や果物が受粉をする手助けもおこなっています。植物が繁殖していくのには、ほかの個体から花粉を受け取る受粉が欠かせません。ミツバチが幼虫のエサになる花粉を集めるときに体に花粉がつくことで、人間が育てているさまざまな野菜や果実も効率的に受粉をすることができるのです。
しかし、ミツバチは巣を壊されそうになったり、自分の身に危険が及んだりするときには集団で攻撃してくることがあるので注意しなければいけません。万が一ミツバチに刺されてしまうと、痛みが走り赤く腫れます。
また、蜂の毒にアレルギーをもっている人がミツバチに刺されてしまうと、アナフィラキシーショックといって、じんましんや呼吸困難などの全身症状があらわれ、最悪の場合は死にいたることがあります。
もしミツバチを見つけたら、益虫だからといって放置せずに攻撃してくる可能性もあるので駆除することを視野に入れましょう。
ミツバチの巣を駆除する4つの方法【メリット・デメリットを紹介】
この章ではミツバチの巣を駆除する方法を4つご紹介していきます。殺虫スプレーを使って自分で駆除するという方法も含まれていますが、巣の大きさや場所によっては自分で駆除することが危険な場合があります。なので、その場合はほかの方法でミツバチの駆除をしていきましょう。
方法【1】自分で駆除する
自分で駆除をおこなうときに必要なものや、駆除方法について解説していきます。
・巣を作りやすい場所
ミツバチは基本的に、屋根の軒下やベランダや屋根裏などに巣を作ることが多いです。自分で駆除をおこなう場合は、屋根の軒下やベランダなどの開放的な場所のほうが安全に駆除をおこなうことができるでしょう。
・業者に依頼したほうがいい場合
屋根裏などの狭い場所の駆除は、蜂に刺される危険性があるので業者に依頼するほうがいいでしょう。また、ミツバチはひとつの巣に対して数万匹の働き蜂がいるといわれており巣の大きさも大きくなる傾向があります。巣の大きさが15cm以上ある場合は、素人での駆除は危険なので業者に依頼をして駆除してもらいましょう。
・準備するもの
ミツバチが数匹いる場合は、ホームセンターなどで販売されている、合成ピレスロイド系の成分が入ったスプレーを使って駆除をすることができます。合成ピレスロイド系はゴキブリやハエなどの殺虫剤にもよく使われている成分で蜂の駆除にも有効です。
自分で駆除をおこなうときには、蜂に刺される危険性があるため、皮膚が露出しないように防護服・手袋・ゴーグルを用意しましょう。
・駆除をおこなう時間帯
蜂の駆除をおこなう時間帯は、明るい時間に巣の場所を確認しておき、蜂たちが休んでいる夕方から夜におこなうほうがよいでしょう。
・駆除方法
1.スプレーを使うときは、巣から約2~3m離れたところから噴射しましょう。そのときに巣からミツバチが襲いかかってくることがありますが、蜂に注意しながら2~3分ほどスプレーを噴射しましょう。
2.ゴミ袋を巣の下に置き、棒でゴミ袋のなかに巣を落とします。念のため、ごみ袋のなかにも殺虫剤をかけてから袋を閉めましょう。
3.蜂の巣は、燃えるごみとして処分します。このときも、蜂の針には注意をし、ごみ袋を二重にして破れないようにしておくことが大切です。
方法【2】養蜂場に相談する
ミツバチは益虫ともいわれているので、駆除するのがかわいそうだと思うかもしれません。そんなときは、養蜂場に相談をして引き取ってもらえる場合もありますので、自分で引き取ってくれる養蜂場を探してみましょう。もし探しても見つからなかったときは、自治体に相談すると養蜂場に連絡をして引き取ってくれる場合もあります。
しかし、養蜂場の方は巣の駆除を専門にしているわけではないので、屋根裏に巣があるなど、作業が困難な場合は対応できないことがあります。また、養蜂場の方がボランティアでおこなっていることも多いので、忙しい場合などすぐに対応ができないこともあります。
方法【3】自治体に相談する
自治体に相談することもできます。しかし、自治体で直接ミツバチの巣の駆除をおこなっているところは少ないのが現状です。駆除をおこなっていなくても、防護服の貸し出しや業者の紹介などをおこなってくれる自治体もあります。自治体によって対応が異なりますので、お住まいの自治体の公式サイトなどで確認をしてください。
方法【4】業者に相談する
「自分で駆除することが難しい」「自治体で相談してみたが、蜂の駆除はしてもらえなかった」といった場合は、業者に相談することをおすすめします。
業者に相談するメリットは、安全に駆除をしてもらえるという点です。たとえば、巣の場所が高いところにある場合や、狭くて見つけにくいといった場合でも対応することが可能です。また、業者に駆除を依頼することで、迅速に対応してもらえるという点もメリットだといえます。
業者に相談するときはまず、電話やメールで被害の状況を伝えます。このときのポイントは、「蜂の種類・蜂の巣の大きさ・巣のある場所」をわかる範囲で伝えることです。相談をして現地調査をご希望の場合は、現地調査の日にちを決めていきます。
現地調査では、蜂の種類や巣の場所などを確認しながら駆除の方法を考えていきます。そ見積りが出たら、予算と比較して検討していきましょう。見積りの金額に納得することができたら、業者は駆除作業に入ります。駆除作業が終わったら、蜂の巣がなくなったことを確認し、料金の支払いをします。
ミツバチの巣の駆除をお困りの際は、弊社までご相談ください。弊社では、蜂駆除のプロをご紹介することができます、またお見積りは無料となっておりますのでお気軽にご相談ください。弊社は24時間365日お電話またはメールにて受け付けて蜂駆除に関するご相談を受け付けております。
もしもスズメバチが飛んでいたらプロに相談を
ミツバチだと思っていたらスズメバチだったといった場合は、絶対に近寄らないようにしましょう。スズメバチは大きさが4cm以内で、ほかの蜂よりも比較的に体は大きいのが特徴です。また、身体はオレンジの色をしているものが多いです。一方、ミツバチの特徴は体長が1~2cmほどで、黄色と黒色のしま模様をしています。
スズメバチはアシナガバチやミツバチに比べて、攻撃性が高く強い毒をもっています。スズメバチの攻撃性は、巣に近づいただけでも攻撃をしてくるほどです。もしスズメバチが発生しているといった場合は、けっして自分で駆除することはせずに、業者に依頼することをおすすめします。
業者に駆除依頼する流れ【依頼先や料金の相場】
最後に、ミツバチの駆除を業者に依頼したときの料金の相場や、依頼先についてご紹介していきますので参考にしてみてください。
駆除にかかる料金目安
ミツバチの駆除費用の相場は約1万6千円~2万5千円になります。また、スズメバチの駆除費用の相場は、約1万3千円~3万円になります。巣の場所が3m以上の高い場所や、屋根裏や床下などの狭い場所にある場合は、高額になることがあります。ほかにも、駆除する巣の数によっても追加費用が発生しますので必ず見積りを確認してから、駆除の依頼をしましょう。
害虫駆除業者の依頼先
ミツバチの駆除をしたいときは、蜂の巣駆除業者に依頼をして駆除をしてもらいましょう。業者に依頼をする際は、3社ほどの業者から見積りをとることをおすすめします。駆除費用やサービスの内容などを比較することで、よいサービスを適正な料金で提供している業者を選んでいきましょう。
しかし、自宅の周辺に蜂の巣ができてしまっているときには、危険なので一刻も早く駆除したいところですよね。じっくりと業者を選んでいられないということもあるでしょう。そんなときには、ぜひ弊社のサービスをご利用ください。
弊社では、ミツバチの駆除をおこなうことが可能な業者のご紹介をしています。ご相談の際は、ご予算や、現地調査のご希望の日にちなどをお聞かせください。そうしましたら、お客様にご希望にそった最適な業者を手配してまいります。
ご相談やご紹介は一切無料ですし、加盟業者による調査、見積りも基本的に無料で、見積り後のキャンセルも可能です。蜂に関してお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にお電話ください。
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