【黒い蜂の種類】じつはたくさんいた!危険性の違いやそれぞれの特徴
一般的に「蜂は黄色の虫」というイメージをもっている方が多いですが、黒色をメインとした蜂も複数存在しています。また、黒い蜂は黄色の蜂とは異なった性質をもっていることが多いのです。
この記事では、黒い蜂の種類から黒い蜂の危険性、黒い蜂を見かけたときの対処法に加えて蜂トラブルを放置する危険性などについてご紹介します。
目次
黒い蜂を6種類ご紹介!
ひとくちに「黒い蜂」といっても、さまざまな種類が存在しています。以下に、黒い蜂として日本で見かけることの多い6種類をご紹介します。
【1】トックリバチ
トックリバチは、体長13mm前後のスズメバチ科の蜂です。黒色の体に黄色の班模様が入った見た目をしています。トックリバチが作る巣は、お酒を注ぐための容器として使われる徳利(トックリ)を逆さにしたような形となっており、トックリバチの名前の由来になったといわれています。おだやかな性質であり、人間を襲うことはほとんどありません。
【2】オオハキリバチ
オオハギリバチは、体長20mm前後のハキリバチ科の蜂です。全体的に黒色の体をしており、黄色の毛が胸部から生えています。おだやかな性質であるため、巣を刺激しない限り襲ってくることはありません。
【3】クロアナバチ
クロアナバチは、体長22mm前後のアナバチ科の蜂です。黒色の体に白色の毛が頭部から生えています。おだやかな性質をしているため、直接触れようとしない限り襲われる心配はほとんどないでしょう。
【4】クマバチ
クマバチは、体長20mm前後のミツバチ科の蜂です。全身が黒く、胸部に黄色の毛が生えています。単独生活をするという特徴があるため、基本的に集団で見かけることはありません。また、刺針をもっているのがメスだけとなっており、毒性もなくおだやかな性質のため、危険性が非常に低い蜂です。
【5】クロマルハナバチ
クロマルハナバチは、体長20mm前後のミツバチ科の蜂です。メスは全身が黒色となっていますが、オスは頭部と体の一部が黄色の毛に覆われています。全体的に丸みを帯びた見た目をしていることから、同じミツバチ科のクマバチと間違いやすい種類です。性質も同じくおだやかで、危険性が低い蜂となっています。
【6】クロスズメバチ
クロスズメバチは、15mm前後のスズメバチ科の蜂です。黒色の体に白色の細い縞模様が入った見た目をしています。攻撃性・毒性はそれほど高くありませんが、刺されたときの痛みが強いため、近づいたり刺激したりしないようにしましょう。
危ないの?黒い蜂の危険性
黄色い蜂には、スズメバチやアシナガバチといった攻撃性・毒性ともに強力な種類の蜂が多数存在しています。一方で黒い蜂の場合、基本的におだやかな性質で毒も弱い種類が多いため、危険性は黄色い蜂よりも低いといえるでしょう。
しかし、黄色い蜂・黒い蜂に関わらず人間が刺されてしまうと、アナフィラキシーショックというアレルギー症状を引き起こすおそれがあります。アナフィラキシーショックは、血圧の低下や意識障害を引き起こし、最悪の場合死亡することもある非常に危険な症状です。
そのため、黒い蜂であってもむやみに近づいたり、刺激しないようにしましょう。
黒い蜂との付き合い方
自宅や近所で黒い蜂を見かけたときは、自分でも駆除することは可能ですが、刺されてしまうおそれがあるため非常に危険です。また、巣の位置によっては高所や閉所での作業となることも考えられます。
そうなると、作業中に高所から落下したり、閉所で蜂に刺されたりするおそれもあります。そのため、蜂を見かけたときは、自分で駆除をおこなわず業者に相談してみましょう。
また、事前に蜂を寄せ付けないようにしておくことも大切です。玄関やベランダに吊るすタイプの忌避剤を設置することで、ハチが寄り付くのを防ぐことができます。
ほかにも、蜂が巣を作りそうな場所に蜂用の殺虫スプレーを散布しておくことで、蜂が巣を作るのを防ぐことも可能です。
蜂トラブルは放置しないようにしよう!
「自宅に蜂の巣が作られてしまった」「近所で蜂を見かけることが多い」といった蜂トラブルは、できるだけ早く解決することが大切です。
蜂トラブルを放置すると、蜂に刺されてケガをしたり、自宅に作られた巣から隣の敷地内へと蜂が侵入して、ご近所トラブルに発展したりするおそれがあります。そのため、蜂や蜂の巣を見かけたら、蜂の巣駆除の業者に相談しましょう。
業者であれば、蜂の種類にあわせて効果的な駆除方法で、しっかりと蜂を駆除してもらうことが可能です。また、蜂の巣が高所や閉所といった駆除が難しい場所に作られていたとしても、スタッフが状況に合わせて対応してくれるでしょう。
弊社にご連絡いただければ、24時間の電話対応で、依頼者のご要望にあった業者を手配させていただくことが可能です。また、現地調査による見積りも無料で承っておりますので、費用や作業内容が気になるという方でも安心してご依頼いただけます。蜂に関してお困りの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ
黒い蜂は、基本的におだやかな性質で、毒性が弱い種類の蜂がほとんどです。しかし、クロスズメバチのように、刺されることで強い痛みをともなう種類も存在しています。
また、黒い蜂に関わらず、蜂に人間が刺されてしまうと、アナフィラキシーショックを引き起こすおそれがあります。そのため、事前に忌避剤や蜂専用の殺虫スプレーを使って蜂を寄せ付けないようにすることが大切です。
もし、自宅や近所で蜂を見かけた場合は、放置してしまうとさまざまなトラブルに発展するおそれがあるため、蜂の巣駆除業者に依頼して対処してもらうようにしましょう。
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